JCBとマネックス証券が2021年2月15日付で業務提携を結び、新たな投資体験サービスのリリースを目指すことを発表した。
専用アプリを介して、加盟店でJCBカードを利用することでポイントが貯まり、それを株式と交換できる仕組みだ。
本記事では、現段階で予定されている、マネックス証券×JCBの投資体験サービスの利用方法などを解説している。
すでにリリースされている他のポイント投資サービスもいくつか紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。
サービスの仕組み
今回発表された、株式投資体験サービスの利用方法は下記の通り。
- JCB会員が専用アプリをダウンロードする
- アプリ内でJCBカードと加盟店を登録する
- 登録した加盟店でJCBのクレジットカードを利用する
- 仮想株式ポイントが付与される
登録した加盟店でJCBカードを利用すると「仮想株式ポイント」が付与される。
「仮想株式ポイント」の残高が一定以上になった後、株式に交換できる仕組みだ。
JCBのポイント制度であるOki Dokiポイントは、本サービスと関係ないので覚えておこう。
マネックス証券とは
マネックス証券とは、株式をはじめFXや暗号資産などを取り扱う証券会社。ロボアドバイザーやNISA、iDeCoもカバーしている。
本サービスで付与された「仮想株式ポイント」を株式に交換するためには、マネックス証券の口座が必要なので要チェックだ。
対象のJCBカードは?
本サービスの対象となるJCBカードはまだ発表されていない。
今後JCBカードへの申込を考えていて、今回のサービスを利用したいという方は、続報を待とう。
また、申し込んでおいて損のない年会費無料のカードで、まずはJCBカードを体験してみるのも良いだろう。
ポイントを投資できるサービスが増加中
今回のJCBの株式投資体験サービス以外にも、ポイントを利用した投資サービスは増加中だ。
たとえば、下記のようなサービスがある。
- StockPoint for CONNECT
- 楽天証券
- SBI証券
それぞれ取り扱っているポイントの種類が異なるので要注意。順を追って解説する。
StockPoint for CONNECT
StockPoint for CONNECTは、スマホアプリ上で利用可能なポイント運用サービス。
ポイントが銘柄の値動きに連動する形で増減し、本物の株と交換することもできる。
以下のように、取り扱っているポイントの種類が豊富なのも特徴的。
- Pontaポイント
- 永久不滅ポイント
- ドットマネー
- ストックポイント
ポイントの交換レートもそれぞれ異なる。
たとえば永久不滅ポイントの場合、100ポイント=450キャッシュポイントに交換可能。
Pontaポイントは、1ポイント=1キャッシュポイントだ。
StockPoint for CONNECTを利用する前に各交換レートをチェックしておこう。
楽天証券
楽天証券では楽天ポイントを利用した投資サービスを提供している。具体的には下記の種類がある。
- 投資信託
- 国内株式(現物)
- バイナリーオプション
どれも1ポイント=1円で利用でき、貯まった楽天ポイントを有効活用することが可能だ。
また、楽天証券の投資信託はSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象。
下記の条件を満たすことで、楽天市場でのポイント還元率が+0.5%~1.0%になる。
- 楽天ポイントコースに設定する
- マネーブリッジを設定する
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託/米国株式 円貨決済)
当月合計30,000円以上の条件は、複数回に分けてのポイント投資も対象。投資信託で+0.5%、米国株式 円貨決済で+0.5%となり、合計1.0%となる。
また、ポイント投資の条件は、1ポイント以上のポイント利用があればSPUの対象となる。
SBI証券
SBI証券では、三井住友カードのVポイントを利用した投資サービスを提供予定。
1ポイント=1円で、SBI証券が取り扱う投資信託の買付が可能になる。
また、SBI証券はTポイントを利用した投資サービスを提供中。
Vポイント投資と同様に1ポイント=1円となっている。
マックス証券×JCBがどこまでお得になるか
現時点の情報では、マックス証券×JCBカードの投資サービスにおけるポイント還元率は発表されていない。
1ポイントがいくらになるのか、どれだけ貯めれば株式と交換できるのかによって、お得度が大幅に変動するはずだ。
今後の続報に期待したい。
最終更新日:2022/04/08