これまで高還元率カードが多かったJACCS(ジャックス)発行のカードにおいて、2020年11月以降、主要な高還元率カードのポイント付与基準が変更になる。
これによりJACCSでは突出した高還元率カードがなくなる。特にポイント重視で該当カードを利用してきた方は注意してほしい。
本記事では、変更となるポイント付与基準についてまとめると共に、他におすすめの高還元率カードを紹介する。
2020年11月以降のポイント還元変更一覧
2020年11月以降、ポイント付与基準が変更となるジャックスの主要なカードは下表の通り。
2020年10月請求分まで | 2020年11月請求分より | |
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REX CARD | 2,000円(税込)で25ポイント(1.5%) | 2,000円(税込)で20ポイント(1%) |
インヴァストカード | 100円(税込)で1ポイント(1%) | 200円(税込)で1ポイント(0.5%) |
インヴァストゴールドカード | 200円(税込)で3ポイント(1.5%) | 400円(税込)で3ポイント(0.75%) |
Reader’s Card | 1,000円(税込)で11ポイント(1.1%) | 1,250円(税込)で11ポイント(0.88%) |
MATSUI SECURITIES CARD | 100円(税込)で1ポイント(1%) | 200円(税込)で1ポイント(0.5%) |
なお、REX CARDは、2020年11月よりカード名称およびポイント名称も変更となる。
還元率1%未満となるカードは再検討を
一般的に、クレジットカードの標準的なポイント還元率は0.5%で、還元率が1.0%以上あると高還元率カードと呼ばれる。
上表のうちREX CARD以外は、ポイント付与基準変更後、還元率1.0%未満となり高還元率カードとはいえなくなる。
また、REX CARDはポイント付与基準が2,000円(税込)ごとなので、100円/200円ごとにポイントが付与される他の還元率1%のカードに比べるとポイントの貯まりやすさは劣る。
これまで高還元率を目当てにカードを利用してきた場合は、使い方の見直しや、他のカードも検討してみることをおすすめする。
なお、カードを退会する場合はポイントを使い切ってから退会するよう気をつけよう。
また、REX CARDは2020年11月よりカード名称およびポイント名称が変更となるため、それ以降にさらなる変更がないか要注意だ。
他におすすめの高還元率カード
ここでは、ポイントを重視してカードを選ぶ場合に、ジャックス以外の発行でおすすめのクレジットカードを紹介する。
楽天カード
年会費無料、通常還元率1%、お得なカードの代表格といえるカード。100円利用ごとに楽天ポイントが1ポイント貯まる。
楽天ポイントは、楽天グループのサービスの他、楽天ポイント加盟店で幅広く使える使い勝手の良い共通ポイントだ。
楽天ではSPUというポイントアッププログラムがあり、楽天関連サービスを利用することで楽天市場での買い物で獲得できるポイントがアップする。
楽天カードもSPUの対象となっているので、楽天市場をよく使う人には楽天カードの利用を強くおすすめする。
JCB CARD W
年会費無料、通常還元率1%、JCBオリジナルシリーズのなかでお得さに焦点を当てたカード。1,000円利用ごとにOki Dokiポイントが2ポイント貯まる。
JCB ORIGINAL SERIESパートナーの利用やOki Dokiモール経由でのネットショッピングでさらなるポイントアップが可能。特にAmazonで還元率2%となるのが大きい。
ポイントの使い道として、ディズニーリゾートチケットへの交換も可能で、ディズニー好きにも注目のカード。
申し込みがWeb限定、39歳以下限定となっているので、若い世代にぜひ活用してほしい。
リクルートカード
年会費無料、通常還元率1.2%という高還元率カードのなかでもさらに還元率の高いカード。毎月の利用額合計に対して1.2%のリクルートポイントが貯まる。
ポンパレモールなど、リクルート関連サービスでさらにポイントアップが可能。
貯まったポイントはリクルート関連サービスで利用できる。また、Pontaポイントと1:1のレートで交換できるため、ポイントの使い勝手が良い。
最終更新日:2020/09/28