2019年3月19日(木)より、スマホ決済サービスのLINE Payは、全LINEユーザーが銀行振込サービスを利用できるようになったと発表した。
以前は「Android版のLINE」または「LINE Payアプリ」が必要があったが、今後は「iOS版のLINE」でも利用可能になる。
また、LINE Payの銀行振込サービスの認知度を上昇させるために、手数料無料キャンペーンも実施予定。
2020年3月25日(水)~3月31日(火)までの1週間「口座に振込」を選択すると、通常176円かかる手数料が無料になる。
銀行口座への振込機能とは
LINE Payの銀行口座振込サービスは、法人・個人口座問わず、残高を24時間265日いつでもダイレクトに銀行口座へと振込できる仕組みになっている。
相手の口座情報が分からなくても、名前と電話番号・メールアドレスさえ把握していれば問題ない。
国内の決済サービスでは初となる試みで、スマホ決済サービスの利点を活かしたサービスといえる。
また、振込手数料は176円/回(税込)に設定されており、一般的な金融機関よりもリーズナブル。
- 三井住友銀行:440円
- みずほ銀行:440円
- 三菱UFJ銀行:440円
しかし、上記の例は「他行あて」「現金」の場合。
キャッシュカードを利用したり、振込先が同じ金融機関だったりすると手数料も安くなる点は注意が必要だ。
※LINE Payアカウントへの送金自体はこれまで通り手数料無料
また、送金・振込サービス共にLINE Money(本人確認済)ユーザー利用できるサービス、LINE Cashユーザーは対象外という点は覚えておこう。
手軽で簡単な振込方法
LINE Payの振込方法は非常にシンプル。
- 「LINE Pay」アプリ、もしくはLINEのウォレットから「口座に振込」を選択
- 口座番号、またはSMS・Eメールを利用して必要情報を入力
- 振込額の設定
- 口座情報と振込手数料を確認
- LINE Pay専用パスワードの入力
- 完了
上記のように、一般的なネットバンキングと同様の仕組みになっており、メールアドレスが活用できるので他の金融機関よりも利便性が高い。
ただ、振込上限金額は10万円までなので、一度に何十万円も振り込むことはできない。
利用限度額も最大100万円までUPしより使いやすく
以前は1日10万円までしか利用できなかったLINE Payも、2020年1月14日(火)から1日最大100万円までになった。
送金機能以外も充実しており、クレジットカードや電子マネーなど、他のキャッシュレス決済と肩を並べる存在になりつつある。
実際にLINE Payに生活費を入金しておく人も増えてきており、新しい財布の形と捉えることもできる。
しかしLINE Payのようなキャッシュレス決済の場合、お金を使っているという感覚を覚えづらい。
現金払いと比較して買い物は便利になるが、使いすぎてしまう可能性があるのは事実だ。
またLINE Payは電子サービスなので、セキュリティや不正利用に関しては最新の注意を払う必要性もある。
「使いやすくなったからLINE Payに支払いを統一させる」よりも「一部の支払をLINE Payに統一させる」方が、利便性と安全性のバランスが取りやすい。
ポイント還元など経済的な一面もLINE Payにはあるが、クレジットカードにもあるので、他のキャッシュレス決済と組み合わせながら活用するのがおすすめだ。
最終更新日:2020/06/23