マイナンバーカード発行で25%還元がいまいち盛り上がらない理由

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2020年9月より、マイナンバーカードを利用したポイント制度「マイナポイント」がスタートする。

クレジットカードや電子マネー、スマホ決済サービスなどと紐づけることで利用でき、キャッシュレス決済のポイントとは別に「プレミアム分」として付与する予定。

現時点(2019/12/10)では20,000円の前払いに対し5,000ポイントの付与が決定しているが、その他ポイントの購入条件、購入対象者、ポイントの使い道や有効期限は検討中だ。

またマイナポイント導入時期の2020年9月については、キャッシュレス・消費者還元事業、東京オリンピック後の景気低迷を回避する意図がうかがえる。

25%還元されるには

マイナポイントは20,000円の前払いに対して5,000ポイント付与すると発表している。

例)スマホ決済サービスとマイナポイントを連携させた場合、20,000円の支払いで25,000円分の買い物が可能+スマホ決済サービス分のポイント付与(還元率25%+α)

ただ25%の還元率以外の情報は判明しておらず、毎月の付与上限など不明。

唯一マイナンバーカードの発行と、専用のIDである「マイキーID」の設定が必要なのは確実だ。

マイキーIDとは、マイナンバーカード取得時に設定する「利用者証明用電子証明書暗証番号(4ケタ)」のこと。

今後マイキーIDを簡単に設定できるアプリをリリースするとのことなので、あまり難しく考える必要はない。

マイキーIDの設定方法

マイキーIDの設定方法は下記の通り。

  1. 「Google Pay」からマイキーマイページアプリをインストール
  2. マイナンバーカードをスマホで読み取る
  3. 4ケタの暗証番号を入力
  4. マイキーIDが自動で生成

手順自体はシンプルだが、マイナンバーカードをスマホで読み取ることに抵抗を感じる人は多いだろう。

また上記の方法はAndroidのスマホの場合で、パソコンの場合はICカードリーダライタが必要。

iPhoneの場合は設定できないことも覚えておこう。

キャッシュレス決済との連携が必須の可能性

詳しい情報は判明していないが、マイナポイントを利用するためにはキャッシュレス決済との連携が必須になる可能性が高い。

マイナポイントの公式サイトにも、キャッシュレス決済との連携必須をにおわせる証拠として「利用イメージ例」が掲載されている。

またキャッシュレス決済ごとに、マイナポイントとの連携方法が異なることも考えられるので要注意。

ユーザーの反応はいまいち? 盛り上がらない理由とは

還元率25%という大盤振る舞いのマイナポイントだが、キャッシュレスユーザーの間ではいまいち反応が悪い。

あまり盛り上がらない理由としては下記の3つが考えられる。

  • マイナンバーカード発行までの期間や設定の煩雑さ
  • 昨今の手軽に参加できるスマホ決済アプリの還元キャンペーンに慣れてしまっている
  • マイナンバーカードを作るメリットが他に見当たらない

そもそもマイナポイントに必要となるマイナンバーカードの発行だが、現状で約1か月必要としている。

また他のスマホ決済サービスなどのキャンペーンと比較して簡単に参加できず、利用設定等を考慮するとお世辞にも手軽とはいいがたい。

またマイナンバーカードとは個人情報の集大成のようなカードなので、取り扱いには慎重になりたいところ。

しかしマイナポイント以外のメリットがマイナンバーカードには見当たらず、リスクを背負ってまで発行するメリットが感じられないのだ。

今後マイナポイントの続報が公開されれば状況が好転するかもしれない。

ただ厳格なセキュリティが求められるキャッシュレス決済において、マイナポイントが盛り上がりを見せるのは難しいだろう。

 

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執筆・編集:ニュース編集部

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