クレディセゾンは1月22日、永久不滅ポイントをゆうちょ銀行発行のVisaプリペイドカード「mijika(ミヂカ)」にチャージできるサービスを開始した。
これにより、クレジットカードの利用で貯まった永久不滅ポイントを、ネット上でmijicaの永久不滅ポイントへ交換できるようになった。
mijicaは、「永久不滅ポイントが貯まるVisaプリペイドカード」として2017年1月に発行されたカードだ。
mijicaの発行にあたっては、クレディセゾンがシステム開発・運営を業務受託し、サポートするとともに、永久不滅ポイントプログラムを提供している。
クレディセゾンでは、950億円を超える永久不滅ポイント資産活用への取り組みとして、地域経済活性への貢献を目標としている。
「mijica」はその一環として、地域に馴染み深いゆうちょ銀行と提携し、仙台市・熊本市を中心に発行されている「地域密着型カード」だ。
今回のサービス追加で、セゾンカードユーザーの永久不滅ポイントの用途はさらに拡大すると考えられる。
「永久不滅ポイント」を現金化可能
上記以外にmijicaでは1月22日に以下の3つの機能が同時に追加された。
・ゆうちょATMでの現金チャージ、mijica残高からの出金機能
・スマホからmijica間でチャージ残高の送金機能
・会員向けアプリの「Lite版」をiOS、Androidで提供
注目したいのは、「mijica残高から出金」という機能だ。
今回追加された永久不滅ポイントをmijicaにチャージする機能と組み合わせることで、クレジットカードの利用で貯めた永久不滅ポイントの現金化が可能である。
具体的な手順は以下のとおりだ。
- 「セゾンカード」から永久不滅ポイントを「mijica」にチャージ(100ポイント=500円から)
- 「mijica」のポイント交換チャージで、永久不滅ポイントを残高に変換
- 残高をゆうちょATMから出金する
上記の方法は、クレディセゾン側の意図したものなのかは定かではないが、mijicaを使って永久不滅ポイントが現金化できることは、覚えておいて損はないだろう。
ポイント優遇店でmijicaが輝く
mijicaの利用で貯まる永久不滅ポイントは、2000円につき1ポイント(1ポイント=5円)付与、通常の還元率は0.25%だ。
加えて、仙台市・熊本市にある「mijicaポイント優遇店」や、「セゾンポイントモール」経由のネットショッピングでは、ポイント還元率が2~3倍になる。
単純な還元率でいえばLine Payなどのプリペイドカードが上回っているが、「地域密着型カード」の名の通り、仙台市・熊本市では「mijicaポイント優遇店」が多数存在する。
ポイント優遇店の情報は、以下のページを参考にしてほしい。
mijica公式ページ
全国では、ショッピングセンターのPARCOがポイント3倍、ファミリーマートやサークルKサンクスがポイント2倍。仙台市では仙台ロフトもポイント3倍となっている。
ポイント優遇店の存在と先述した永久不滅ポイントの現金化などを考慮すると、クレジットカードに抵抗がある方や、未成年でもVisaブランドのカードが使えるなどメリットは大きいカードといえる。
「mijica」を発行するには?
現在「mijica」が発行できる郵便局・ゆうちょ銀行窓口は、仙台市・熊本市・札幌市の該当店舗のみ。
それ以外の地域に住むユーザーには、2月1日(木)から可能となった、ゆうちょ銀行Webサイト経由で申し込む方法がある。
パソコンやスマートフォンから、mijicaの公式ページにアクセスし、案内に従って申込みを済ませよう。カードは申込みから約1週間で郵送される。
なお、申し込みにはゆうちょの通常預金口座のキャッシュカードを持っており、満12歳以上であることが条件となる。発行料・年会費は無料だ。
最終更新日:2021/09/10