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国際ブランド「Discover Card(ディスカバーカード)」の特徴まとめ!7大国際ブランドのシェア率も!

アメリカ

クレジットカードの国際ブランド「Discover Card(ディスカバーカード)」をご存知だろうか。

VISAやMastercardを始めとする5大国際ブランドと比較すると日本での知名度は低いが、7大国際ブランドのひとつに数えられる存在だ。

ディスカバーカードはアメリカを中心に入会者は約5,000万人にも上り、加盟店も400万店舗以上ある。

他の国際ブランドとの提携も行っており、利用可能な店舗は増え続けている。

とはいえ、現状では日本で発行することはできないため、あまり馴染みがないのも無理はない。

日本に住んでいる限り利用する可能性は低いが、世界的には知名度が高く、入会者も多い国際ブランドのため、知っておいて損はないだろう。

本記事では、ディスカバーカードの歴史や特徴、7大国際ブランドについて紹介する。

ディスカバーカードの特徴と歴史

ディスカバーカードはアメリカを中心に普及しているクレジットカードの国際ブランドだ。

7大国際ブランドのひとつとして知られており、ディスカバー・フィナンシャル・サービスによって発行されている。

アメリカを中心に会員数は5,000万人以上、加盟店舗は400万店以上ある。

日本発の国際ブランドJCBや中国でシェア率の高い国際ブランド「銀聯(ぎんれん)」と提携しており、日本国内のJCB・銀聯加盟店でも利用できる

ディスカバーカードの特徴

ディスカバーブランドのほとんどのクレジットカードは、ディスカバー・バンクから発行されており、銀行系カードに分類される。

キャッシュバック特典つきのカード、マイルが貯まりやすいトラベルカード、学生向けカードなどを幅広く展開。

年会費無料でポイント還元率の高いカードが多数ラインナップしている。

例えば、「ディスカバーイットカード」は年会費無料で、通常1%のキャッシュバック特典が魅力。

ガソリンスタンドやレストラン、食料品店、アマゾン・ドット・コムなど一部店舗では四半期ごとに最大5%のボーナスキャッシュバックも行っている。

ディスカバーカードの歴史

  • 1985年:アメリカの小売業者・シアーズによって設立。年会費が無料で、ショッピング利用限度額がVISAやMastercardに比べて高かったことから、瞬く間に顧客数が拡大。
  • 1993年:事業を売却し、モルガン・スタンレーに吸収される。
  • 2005年:銀行間ネットワークの「Puls」に加入すると、国際ブランドとして広く認められるようになる。同時に、デビットカードやATMカードの発行もスタートし、利便性が飛躍的に向上。
  • 2006年:JCBと提携し、加盟店舗を相互開放。現在では銀聯(ぎんれん)とも提携し、利用可能店舗が広がっている。
  • 2008年:ダイナースクラブ・インターナショナルを買収し、注目を集めた。

使える国と地域

ディスカバーカードが使える店舗は、北アメリカ、東南アジア、大洋州周辺に広がっている。

マーシャル諸島、メキシコ、ミクロネシア、コスタ・リカにも店舗は拡大している。

2005年に銀聯と加盟店を相互開放してからは、中国でも使えるようになった。

銀聯の加盟店はシンガポール韓国、タイにもあり、広い地域でカード利用できる。

2006年にはJCBとも相互開放し、日本グアム、台湾、ブルガリア、エジプト、スペインにあるJCB加盟店でも利用可能になった。

2011年にはJCBがアメリカに本店を置く銀行「シティバンク、エヌ・エイ」とライセンス契約を締結し、利用地域がさらに拡大した。

現在ではマレーシア香港、ベトナム、インドネシア、フィリピンでも利用が可能だ。

日本では発行できない?

残念ながら、日本ではディスカバーカードを発行することができない

どうしてもディスカバーカードがほしい場合は、海外でディスカバー・バンクの口座を開設して申請することになる。

ただし、審査もあるため、簡単に開設というわけにはいかない。

ディスカバーカードを持ちたいなら、日本でカード発行できる日が来るのを待つしかなさそうだ。

日本で使うならば、VISA、Mastercard、JCBブランドのカードがおすすめだ。

ディスカバーは日本でも使える

ディスカバーカードは、日本国内を含む世界中のJCB加盟店で利用できる

つまり、日本でディスカバーカードを発行することはできないが、外国人が日本に来てJCB加盟店で利用することは可能だ。

基本的に端末が設置されているすべてのJCB加盟店でショッピングでき、JCBのATMネットワークでは日本円の引き出しもできる

また、JCBカード保有者にもメリットがある。

JCBカードを使って世界中のディスカバーカード加盟店で買い物ができるという点だ。

これにより、主にアメリカへの旅行や出張時、特にディスカバーカード加盟店が多い地域では、クレジットカード決済ができる可能性が上がる。

スーパー、ファストフード店、ガソリンスタンドの利用など、さまざまなシーンでJCBカードを役立てられるだろう。

7大国際ブランドとは

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クレジットカードの7大国際ブランドに名を連ねるのは以下の国際ブランドだ。

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • アメリカン・エキスプレス
  • ダイナースクラブ
  • 銀聯(ぎんれん)
  • ディスカバーカード

ディスカバーカード以外の国際ブランドの概要は以下の通り。

VISA

VISAはアメリカの銀行が設立した国際ブランドで、世界シェア率1位を誇る。

自社ではクレジットカードを発行しておらず、各国のクレジットカード会社と提携してVISAブランドのカードを提供している。

日本国内でのシェア率も高い。

Mastercard

Mastercardは取引件数が世界2位で、VISAとともに2大国際ブランドとして知られている。

自社でクレジットカードを発行しない点はVISAと同じだが、Mastercard共通の優待サービスがあり、加盟店舗も多い。

JCB

JCBは唯一の日本発国際ブランドで、日本人向けのサービスやサポートが充実している。

VISAやMastercardに比べると世界的なシェア率は低いが、国内での加盟店舗数は1,000万店以上にのぼる。

世界60ヶ国にあるJCBプラザラウンジJCBプラザが利用できるなど、サービスが手厚い。

アメリカン・エキスプレス

アメリカン・エキスプレスはステータス性のあるカードで、年会費は高めに設定されているが特典やサービスの質が高く、人気があるのが特徴。

日本ではJCBと提携したことにより、利用可能店舗が拡大した。

ダイナースクラブ

世界初のクレジットカードブランドであるダイナースクラブは、富裕層向けのカードが多く、アメリカン・エキスプレス同様、高いステータスが特徴だ。

シェア率は低いが、JCBと提携したことにより、JCB加盟店でも利用できるようになった。

銀聯

中国発の国際ブランド・銀聯は「ユニオンペイ」とも呼ばれ、中国国内や中国人観光客が多い地域を中心に利用店舗が増加中。

ディスカバーと提携しており、世界各国のディスカバーカード加盟店でもショッピングができる。

日本での保有者は少ないが、三井住友カード三菱UFJニコスが銀聯ブランドのカードを発行している。

7大国際ブランドのシェア率

カード・モバイル事業の専門誌「ザ・ニルソン・レポート」によると、2015年のクレジット・デビットカードの総購入取引件数では、シェア率は以下の通りとなった。

ブランドシェア率
VISA55.52%
Mastercard26.27%
銀聯6.0%
アメリカン・エキスプレス3.21%
JCB1.23%
ダイナースクラブ/ディスカバー0.98%

ディスカバーはダイナースクラブと同じくシェア率は低いが、それでも2015年のダイナースクラブ/ディスカバーの取引件数は約22億件と、一定の利用がされている。

他のブランドとの提携によって利用可能な店舗も増えていることから、今後さらなる利便性の向上が期待されている。

アメリカで人気の高いディスカバー

7大国際ブランドのひとつであるDiscover Card(ディスカバーカード)。

年会費無料、キャッシュバック特典などの魅力があり、主にアメリカで高い人気を誇る。

利用可能店舗はアメリカ、東南アジアを中心に広がっており、JCBや銀聯と提携したことにより加盟店の相互利用が可能になった。

つまり、ディスカバーカードがあればJCB加盟店で、JCBカードがあればディスカバーカード加盟店で利用できるということ。

ディスカバーカードを日本で発行することはできないが、JCBカードユーザーは恩恵を受けられる。

海外旅行へ行った際には、VISAやMasterCardだけでなく、ディスカバーカード加盟店も安心して選択肢に加えるといい。

今後、利用できる地域や店舗はさらに広がっていくと考えられるため、利便性はますます向上するだろう。

なお、国際ブランドについてさらに詳しく知りたいという人は、以下の記事を参考にしてほしい。

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執筆・編集

オトクレ編集部

オトクレ編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカード情報をチェックし、記事を更新し続けています。

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