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ワンバンク ペアカード、振込入金と同月決済で0.5%還元、月またぎは対象外

2026年5〜6月の期間限定キャンペーンが毎月の制度になったもので、エントリーは不要である。ただし、ペアカードで払えば自動的に0.5%還元されるわけではなく、入金の経路と時期に条件がある。

還元の対象は「入金用口座への振込額」と「同月の決済額」の小さいほう

ワンバンク ペアカードは、カップルや夫婦が共有の残高にチャージし、2枚のVisaプリペイドカードで支払う共同口座の機能である。今回の制度では、毎月1日から末日までに入金用口座へ振り込んだ金額を上限として、同じ月にペアカードで決済した金額の0.5%分のワンバンクポイントが還元される。

つまり計算のもとになるのは、振込額と決済額のどちらか小さいほうだ。振込額より多く使っても、超えた分は還元されない。逆に振込額より使った額が少なければ、使った額までしか対象にならない。

入金 同じ月の決済 還元の対象額 還元
入金用口座に10万円、クレジットカードで5万円 15万円 10万円 500円分(50,000pt)
入金用口座に5万円 3万円 3万円 150円分(15,000pt)
ふたりで入金用口座に8万円と7万円 15万円 15万円 750円分
11月30日に入金用口座へ10万円 12月に10万円 なし 対象外

1つ目の例では15万円を決済しているものの、還元は500円分で、決済額全体に対しては約0.33%にとどまる。ペアカードの支払いがすべて0.5%還元になるわけではなく、振込で入れた分に限られる点は押さえておきたい。

ふたりの入金と決済は合算される

入金額と決済額は、ふたりの分を合算して計算する。還元されたポイントは、どちらが入金・決済したかにかかわらず2人のペアカードに付与される。片方が振り込み、もう片方が買い物をする使い方でも、合算の範囲で還元の対象になる。

上限は月1,000円分、月20万円の入金と決済で到達する

還元の上限は毎月100,000pt、金額にすると1,000円分である。100,000ptが1,000円分なので、1ptは0.01円にあたる。ポイント数の表示は大きく見えるが、金額に直して考えるとわかりやすい。

上限には月20万円の入金と決済で達し、それを超えても還元は増えない。年間最大の12,000円分は、毎月この上限に届いた場合の金額である。

月をまたぐと対象外、月末の振込は翌月扱いになることも

この制度で最も気をつけたいのが、入金と決済の月をそろえる必要がある点だ。11月30日に10万円を振り込み、12月に10万円を使った場合、還元はない。使いきれなかった入金額も、入金額を超えた決済額も、翌月に繰り越されないためである。

まとめて多めに振り込んで数か月かけて使うと、入金した月の決済分しか対象にならず、その後の月は入金がなければ還元を受けられない。毎月必要な分を振り込み、その月のうちに使う形のほうが、制度の仕組みには合っている。

月末の振込には別の注意点もある。入金の反映は振込元の金融機関の営業時間によって遅れることがあり、反映が翌月になると翌月の入金として扱われる。月末に振り込んで同じ月に使うつもりでも、反映が遅れれば入金と決済の月がずれる可能性がある。

また、対象となるのは入金した月と同じ月に「完了した」決済とされている。月末の決済がどの時点で完了扱いになるかは公表資料に記載がないため、月末ぎりぎりの決済は対象から漏れることも考えられる。

振込手数料が自己負担だと還元は目減りする

銀行振込の手数料が発生する場合は、利用者の負担となる。還元額は決済額に応じて決まる一方、手数料は入金額と関係なくかかることがあるため、実際に手元に残る金額は「還元額から手数料を引いた額」で見る必要がある。

例えば10万円の入金と決済で還元は500円分だが、振込に手数料がかかる場合はその分だけ目減りする。還元額が小さい月ほど影響は大きく、3万円の決済で150円分の還元であれば、手数料次第でほとんど残らないこともありうる。

ふたりがそれぞれ振り込むと、手数料がかかる場合は2回分の負担になる点にも注意したい。振込元の銀行で手数料がかからない条件を満たせるかどうかが、この制度の実質的な価値を左右する。

クレジットカードやアプリ内の銀行口座からの入金は対象外

還元の対象は入金用口座への振込だけで、それ以外の入金は対象にならない。現在の入金方法によっては、還元を受けるために入金手段を切り替える必要がある。

  • 入金用口座以外での入金(アプリ内の「銀行口座」からの入金、クレジットカード、コンビニなど)
  • マイカード・ジュニアカードでの、入金用口座からの入金・決済
  • ポイント付与時点でペアカードを解約している場合
  • 利用規約に反する行為や不正行為があった場合、利用停止・利用制限中の場合

ワンバンクにはペアカードのほかにマイカードやジュニアカードもあるが、今回の還元はペアカード限定である。

入金用口座はGMOあおぞらネット銀行で発行される専用口座

入金用口座は、ワンバンクが提携するGMOあおぞらネット銀行で利用者ごとに発行される口座で、カード残高への入金にのみ使える。普段使っている金融機関から振り込む形のため、ドコモSMTBネット銀行、楽天銀行、ゆうちょ銀行など、アプリ内の銀行口座入金に対応していない金融機関でも利用できる。

エントリーは不要、振込先の番号はアプリのホームタブから確認する

対象はペアカードの利用者全員で、エントリーの手続きはない。2026年11月1日0:00以降の入金・決済から毎月還元される。還元を受けるまでの流れは次のとおりである。

  • ホームタブから「カードへ入金」をタップする
  • 「入金用口座番号」をタップし、表示された口座番号を確認する
  • 利用している金融機関から、その口座番号宛に送金する
  • 入金した月のうちにペアカードで決済する

ワンバンクのアプリで入金用口座番号を確認し、金融機関から送金するまでの手順

ポイントは翌月中旬に付与、カード残高に交換して使う

ポイントは前月分が翌月中旬にまとめて付与され、プッシュ通知で知らされる。11月分であれば12月中旬の付与となる計算だ。付与時点で解約していると対象外になるため、解約を考えている場合は時期に注意したい。

受け取ったポイントはカード残高に交換することで、Visa加盟店でのワンバンクカード決済に使える。

なお、還元内容や適用条件は予告なく変更・終了する場合があるとされている。毎月の制度ではあるものの、将来にわたって同じ条件が続くと決まっているわけではない。

生活費を共同で管理するふたりに合う制度、振込の手間と手数料が分かれ目

この制度と相性がよいのは、毎月の生活費などをペアカードにまとめて共同で管理しているふたりである。入金と決済が毎月同じくらいの規模で発生する家計であれば、月をまたぐことによる取りこぼしは起きにくい。

一方で、ペアカードの利用が月によって大きく変わる場合や、残高を多めに入れておく使い方の場合は、対象額が振込額や決済額に引きずられて小さくなりやすい。振込の手間と手数料を踏まえて、入金方法を変える価値があるかを見極めることになるだろう。

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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