Pontaポイントで市場のビットコイン価格に連動した運用を疑似体験できる「ビットコイン連動コース」が、2026年5月18日からau PAY ポイント運用に追加された。
証券口座や暗号資産口座の開設は不要で、100ポイントから始められる。
口座不要でビットコイン価格の値動きを体験できるサービス
「ビットコイン連動コース」は、au Coincheck Digital Assets株式会社(KDDIとCoincheckが設立した合弁会社)が提供する積極運用型のコースだ。
Pontaポイントをこのコースに追加すると、市場のビットコイン価格の変動に連動してポイント数が増減する。

暗号資産取引所への口座開設や本人確認手続きは必要なく、普段使っているau PAYアプリまたはau Pontaポータルからそのまま利用できる。利用開始に必要なのは100ポイント以上のPontaポイントのみだ。
1日1回の価格反映と取引タイミングの仕組み
価格の反映は1日1回となっている。ポイントの追加・引き出しを申し込むと、翌営業日7:00に集計され、9:00頃に取引が実行される。リアルタイムでの売買ではないため、申込時と実際の取引価格が異なる場合がある点は理解しておきたい。また、表示される参考価格と実際の運用ポイント数が一致しないケースもある。
追加・引き出し時にかかる各4.5%の手数料
利用にあたって注意が必要なのは手数料だ。ポイントを追加する際に4.5%、引き出す際にも4.5%の手数料が差し引かれる。
たとえば1,000ポイントを追加する場合、手数料45ポイントが差し引かれ、実際に運用されるのは955ポイント相当となる。引き出し時にも同様に4.5%が引かれるため、往復で約9%の手数料が発生する計算だ。ビットコイン価格が上昇していても、手数料分を超える値上がりがなければ元本割れとなる。少額・短期での利用はリスクが高いため、余剰ポイントで長期的に値動きを体験するという使い方が現実的だろう。
680万人が使うau PAY ポイント運用に加わった新たな選択肢
au PAY ポイント運用は2019年のサービス開始以来、利用者数が順調に伸びており、2026年4月には680万人を超えた。今回のビットコイン連動コースの追加により、既存の運用コースに加えて積極型の選択肢が広がった形だ。
すでにau PAY ポイント運用を利用しているユーザーは、同じアプリ内でビットコイン連動コースへの切り替えや、一部ポイントの振り向けが可能だ。
2026年夏には「暗号資産ウォレット」の提供も予定
au Coincheck Digital Assetsは、ビットコイン連動コースに続き、2026年夏に「暗号資産ウォレット」サービスの提供も予定している。ポイント運用という入口から、より本格的な暗号資産の保有・管理へとステップアップできるサービス展開が計画されている。ただし、暗号資産ウォレットの詳細な仕様やスケジュールはまだ公表されていない。
どんなユーザー向けのサービスか
このサービスはPontaポイントを保有しているau PAYユーザーが追加の手続きなしで利用できる。一方、ビットコイン価格のボラティリティ(価格変動の幅)は大きく、ポイントが急減するリスクも伴う。
投資目的というよりも、暗号資産の仕組みや値動きを体験したいという用途に向いたサービスだ。余剰のPontaポイントを使って暗号資産市場の感覚をつかんでみたいユーザーや、将来的に暗号資産ウォレットサービスの利用を検討しているユーザーにとっては、入口として試してみる価値があるだろう。













