クレジットカードいらずでネット通販が楽しめる後払い決済サービス「Paidy(ペイディー)」。
2014年10月末のリリース以来、加盟店と利用者を順調に増やしており、2020年10月27日からは新サービス「3回あと払い」の提供を開始した。
この新サービスでは、分割3回まで手数料なしで支払いができる。3回払いで恒常的に分割手数料のないというのは、国内初となる試みだ。
本記事では、Paidyの魅力やメリット、アップグレード版のPaidyプラスについて解説する。
Paidy(ペイディー)とは
Paidyとは、ネット通販に置いて、メールアドレスと電話番号だけで後払いができるキャッシュレス決済のこと。
1カ月分の支払いを翌月にまとめ、コンビニまたは口座振替・銀行振込で支払うことができる。
2020年10月時点でアカウント数が4,00万人を突破しており、注目度も非常に高い。
取扱高は1,000億円以上で、人気と実績を兼ね備えたキャッシュレス決済だ。
クレジットカードが必要ない
Paidyの最大の特徴は、クレジットカードがなくてもネット通販を楽しめる点。
支払いのために、メールアドレスとスマホの携帯番号さえあれば問題ない。
支払いから請求までの具体的な手順は下記の通りだ。
- Paidyを利用して商品を購入
- 翌月に請求書が発行される
- コンビニ、口座振替、銀行振込のいずれかで支払い
注意点として、未成年がPaidyを利用する場合は親権者の同意が必要となる。
「クレジットカードが必要ない=未成年でもOK」というわけではないので覚えておこう。
1か月分の支払いをまとめられる
Paidyの請求書は利用月の翌月に発行され、以下の手順で1カ月分の代金をまとめて支払うことになる。
- 1月分のPaidy利用料金が確定
- 翌月の第3営業日までに請求書が発行される(メール・SMS)
- 同月10日までに支払いを完了させる
たとえば7月に3万円分の商品をPaidyで購入した場合、8月の第3営業日までに請求書が発行され、8月10日までに支払いを完了させることになる。
請求書はスマホで管理できるので、利用履歴の確認も簡単だ。コンビニで支払いをする場合はアプリでバーコードを提示するだけでOK。スマホ1台で支払いが完了する。
手数料には要注意
キャッシュレス決済のなかでも使い勝手のいいPaidyだが、支払い方法によっては以下の手数料が必要。
- コンビニ:356円(税込)
- 銀行振込:銀行ごとの手数料
- 口座振替:なし
コンビニと銀行振込では手数料が発生するが、口座振替では必要ない。手数料をかけたくないという方は、口座振替を利用するといいだろう。
Paidyプラスでさらにお得
Paidyにはアップグレード機能の「Paidyプラス」が用意されている。アップグレードといっても利用料は必要ない。
AI顔認証をはじめとしたメリットを無料で享受できるサービスだ。身分証明書による本金確認を行うことでPaidyプラスを利用できる。
分割払いが3回まで無料
Paidyプラスの代表的なメリットに、2020年10月27日から始まった「3回後あと払い」が挙げられる。
これは、1回の決済額が3,000円以上の場合、分割手数料0円で3回払いを利用できるといった内容。
分割払いはクレジットカードなどでも可能だが、通常2回払いまでは手数料無料で3回以上の分割払いは手数料がかかる。
Paidyプラスは、3回以上の分割払いで恒常的に手数料がかからない、日本初のサービスとなっている。
利用上限金額の確認
Paidyプラスを利用すれば、上限金額の確認や予算設定が可能になる。使いすぎを防ぐ効果を期待でき、毎月の支出管理に役立つ機能だ。
ただし、利用上限金額はあくまでも目安。利用の都度システムによる自動審査が行われ、その結果によっては利用上限金額内であっても利用できない場合がある。
アップグレードする方法
PaidyからPaidyプラスにアップグレードするためには、運転免許証かマイナンバーカードが必要となる。
アプリ経由で身分証明書をアップロードすれば手続きが完了する。
Paidyに対応している店舗
Paidyに対応している店舗は増え続けている。代表的な店舗としては下記が挙げられる。
- Amazon
- ラクマ
- SHOPLIST
- DMM.com
- ビックカメラ.com など
大手ネット通販サイトが多数名前をそろえており、利便性が高い。
他にもエアトリやHISといったトラベル業界、ゴーゴーカレーをはじめとしたグルメ業界など、幅広い業種で導入済だ。
最終更新日:2021/01/20