1日、株式会社エイブルがスマホ決済アプリのPayPayの導入を発表した。
エイブルは大手不動産賃貸仲介業をしており、入居費用などの一時金がPayPayで支払い可能となる。
【利用手順】
- エイブル店舗が表示するQRコードを読み取る
- スマートフォンで支払い金額を入力
- スマートフォン画面で「お支払い方法」を確認
- エイブル店舗側がスマートフォン画面を確認
- 決済完了
PayPayは、PayPay残高またはPayPayカード(旧ヤフーカード)による支払でポイント還元の対象となる。基本還元率は、PayPay残高での支払いが0.5%、PayPayカードでの支払いは1.0%。さらに前月の利用回数・金額に応じて+0.5%となる。
入居費用や仲介手数料は、新たに賃貸住宅に住む上で大きな出費となることが多いので、PayPayで支払うことでお得に還元を受けられる可能性がある。
支払い方法で決済可能な費用が異なる
PayPayにはPayPay残高払いと登録したクレジットカード払いがある。エイブルでPayPayを使う際は、どの支払い方法を用いるかで決済可能な費用が変わるという点をチェックしよう。
PayPay残高で支払いができるのは、仲介手数料とエイブルが提供するサービスのみだ。一方クレジットカード払いならばすべての費用項目を支払える。このことからクレジットカード払いの方が支払い可能な費用項目が多くおすすめと言える。
エイブルでPayPayを使う際はクレジットカード払いを利用するように心がけよう。なお、PayPayポイント還元の対象となるのはPayPayカード(旧ヤフーカード)のみなので要注意。
ただし、クレジットカード自体のポイント還元率が高ければ、それでもお得になる可能性がある。PayPayに登録できるクレジットカードはVISA・Mastercardブランドのクレジットカード、Yahoo! JAPANカード(JCBも可)だ。
3Dセキュアに対応するのを忘れずに
エイブルにて入居費用や仲介手数料をPayPayで支払うのは非常に有効な手段だ。しかし、PayPayのクレジットカード払いには「過去24時間で2万円」「過去30日間で5万円」という上限金額が設定されている。
事前に3Dセキュア認証をしておけば、クレジットカードの払いの上限額を「過去30日間で25万円」まで引き上げることが可能だ。3Dセキュアとは本人認証サービスで、カード会社に登録したパスワードによって本人確認を行うシステムだ。
PayPayはクレジットカード払いにおいて不正利用被害の報告が相次いだ過去がある。これにより過去24時間で2万円、過去30日間で5万円の限度額が設定された。
エイブルなどの不動産会社に支払う費用は、入居費用も仲介手数料も数万円という金額になると言っていい。そのため、3Dセキュアの認証を行う前の利用限度額で支払い切ることは難しいだろう。
確実にPayPayでクレジットカード払いをするため、事前に3Dセキュア認証を行い上限額を引き上げておくべきだ。エイブルでの利用に限らず、家電量販店など買い物をする際も上限額が高いに越したことはない。
【3Dセキュア認証の方法(新規クレジットカード)】
- PayPayメニューの「お支払い方法の管理」をクリック
- 「クレジットカードを追加」をクリック
- 「Yahoo!ウォレットからインポート」か「クレジットカードの追加」をクリック
- 「Yahoo!ウォレットからインポート」を選んだら利用したいクレジットカードを選択
- 「クレジットカードの追加」を選んだら必要情報を入力して「追加する」をクリック
- クレジットカード会社のページへ移動
- 案内に従って入力
- 登録完了したら「閉じる」をクリック
【3Dセキュア認証の方法(登録済みクレジットカード)】
- PayPayメニューの「お支払い方法の管理」をクリック
- 本人認証をしたいクレジットカードが表示されるまで右へスワイプ
- クレジットカードの下部に表示される「本人認証をしていません」をクリック
- 本人認証を設定するをクリック
- クレジットカード会社のページへ移動
- 案内に従って入力
- 登録完了したら「閉じる」をクリック
家電量販店やコンビニからはじまったPayPayだが、現在では出前や不動産屋にも対応してきている。
今後も幅広い業種に対応していくことが予想されるため、今のうちからPayPayのインストールやクレジットカードの登録、3Dセキュア認証などを済ませておくといいだろう。
最終更新日:2023/07/04