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楽天カードがGoogle Payのタッチ決済に対応、楽天ペイ版からの移行先に

楽天カードは2026年10月28日、Android端末の「Google Pay」で楽天カードのタッチ決済に対応した。楽天ペイアプリ経由の「楽天カードタッチ決済」が終了を控えるなか、その移行先がGoogle Payのタッチ決済であることがはっきりした形だ。

楽天カードのGoogle Payタッチ決済対応

Google ウォレットに楽天カードを登録してタッチ決済が可能に

今回の対応で、Android端末の「Google ウォレット」アプリにVisa・Mastercard・JCBの楽天カードを登録すれば、スマートフォンをかざすだけで各ブランドのタッチ決済が使えるようになった。利用できるのは、Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済に対応した店舗と、Google Payに対応したアプリやオンライン加盟店である。

登録はGoogle ウォレットアプリから行う。楽天カードの公式案内によると、ウォレットを起動して「ウォレットに追加」からクレジットカードを追加し、カード情報を入力して本人認証をする流れだ。「楽天カードアプリ」からもGoogle ウォレットの登録画面へ移れるようになっており、カード番号の入力などに不安がある人はアプリ経由で進めるとよいだろう。

American Expressの楽天カードは対象外

対象はVisa・Mastercard・JCBの楽天カードに限られ、American Expressの楽天カードは対象外である。公式サイトでは、楽天VIP Loan Card、楽天バーチャルプリペイドカード、楽天ETCカード、Homesカードも利用できないカードとして挙げられている。対応端末はAndroid 9.0以降とされている。

Amexの楽天カードを1枚だけ持っている人は、そのままではGoogle Payのタッチ決済を使えない。公式サイトでは、Visa・Mastercard・JCBの楽天カードを2枚目として申し込む方法が案内されている。

楽天ペイアプリの「楽天カードタッチ決済」利用者は移行が必要

影響が大きいのは、Android端末で楽天ペイアプリから「楽天カードタッチ決済」を設定して使っている人である。この機能は2027年1月中旬から2月中旬にかけてサービス終了が予定されている。

2026年9月に終了が告知された時点では、移行先は「新しいウォレット決済サービス」とだけ案内され、名称や中身は明かされていなかった(楽天カードタッチ決済、Android版が終了へ 新ウォレット決済に移行)。今回のリリースで、楽天カードは楽天カードタッチ決済の利用者に対し、Google Payのタッチ決済への移行を推奨すると明言した。

今すぐ登録すれば終了を待たずに切り替えられる

Google Payのタッチ決済は10月28日からすでに使える。楽天ペイアプリの楽天カードタッチ決済は終了まで使い続けられるが、終了間際に慌てて設定するより、早めにGoogle ウォレットへ楽天カードを登録し、実際の店舗で問題なく支払えるかを試しておくのが安心だ。

楽天ペイアプリから設定したタッチ決済の情報が、自動でGoogle ウォレットに引き継がれるとは案内されていない。移行は利用者自身がGoogle ウォレットに楽天カードを登録する手続きだと考えておくとよい。

Google PayのQUICPayは引き続き使える、タッチ決済とは別登録

これまでGoogle Payで楽天カードを使う場合、支払い方式はQUICPayだった。今回のリリースでは、このQUICPayは引き続き利用できるとされている。一方で、新たにGoogle Payのタッチ決済を使う場合は別途登録が必要になる。すでにGoogle PayでQUICPayを使っている人も、タッチ決済を使いたければ改めて登録手続きをする必要がある点に注意したい。

QUICPayとタッチ決済の違い

同じGoogle Payでも、QUICPayとタッチ決済は使える店舗や支払い時の伝え方が異なる。QUICPayはQUICPayマークのある店舗で「クイックペイで」と伝えて支払う方式で、タッチ決済はVisa・Mastercard・JCBのタッチ決済マークがある店舗で「クレジットで」または「タッチ決済で」と伝えて支払う方式である。

利用金額の上限にも違いがある。楽天カードの公式サイトによると、QUICPayは1回あたり29,999円(税込)までで、タッチ決済はカードの利用可能額の範囲内だが店舗ごとに上限が設けられている場合がある。

支払い方式 Google Payのタッチ決済 Google PayのQUICPay 楽天ペイアプリの楽天カードタッチ決済
対象 Visa・Mastercard・JCBの楽天カード(American Expressは対象外) Visa・Mastercard・JCBの楽天カード(American Expressは対象外) 楽天カード(Android端末のみ)
使える場所
  • Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済対応加盟店
  • Google Pay対応のアプリ・オンライン加盟店
QUICPay対応店舗 タッチ決済対応店舗
今後 2026年10月28日から利用可能 引き続き利用可能 2027年1月中旬〜2月中旬に終了予定

両方を登録して店舗に合わせて使い分けられる

QUICPayが継続されるため、Google Payでは両方の方式を登録して使い分けるという選択肢がある。店舗によってはQUICPayとタッチ決済のどちらか一方しか使えない場合もあり、両方を登録しておけば支払える場所が広がる。タッチ決済は国際ブランドの仕組みのため、海外のタッチ決済対応店舗でも使える場面が広がると考えられる。

楽天カードの公式サイトでは、Google Payでの利用分は楽天ポイントの進呈対象とされているが、一部に進呈対象外の利用分もあるとしている。よく使う支払い先がある人は、対象外の条件をFAQで確かめておくと安心だ。

楽天カード利用者の対応は使い方によって分かれる

今回の発表を受けて取るべき対応は、楽天カードのスマホ決済をどう使っているかで変わる。

楽天ペイアプリで楽天カードタッチ決済を使っているAndroidユーザーは、終了予定の2027年1月中旬までにGoogle ウォレットへ楽天カードを登録しておくのが基本の対応になる。手元の楽天カードがAmexのみの場合はGoogle Payのタッチ決済に登録できないため、Visa・Mastercard・JCBの楽天カードを用意するか、別の支払い方法を検討することになる。

Google PayでQUICPayをすでに使っている人は、何もしなくてもこれまでどおり支払える。タッチ決済の対応店舗や海外でも使いたい場合に限り、追加でタッチ決済を登録すればよい。iPhoneのApple Payで楽天カードを使っている人は、今回の発表の対象ではない。

楽天カードはカード発行枚数が3,431万枚(2026年6月末時点)を超える大型カードであり、Androidユーザーにとってはスマホでの使い方を見直すきっかけになる発表といえる。

※Google Pay、Google ウォレット、AndroidはGoogle LLCの商標です。

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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