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au PAYが加盟店別の決済ランキングを開始、11月は1位25,000ポイント

KDDIは2026年11月2日から、au PAYの利用状況を加盟店ごとに順位付けし、上位の利用者にクーポンやPontaポイントを提供する取り組みを開始する。スーパーやドラッグストア、飲食店など日常的に使う店舗が対象で、エントリー不要で参加できる。

au PAYのランキング型特典の取り組みイメージ

加盟店ごとに決済回数や金額を競うau PAYのランキング型特典

今回の取り組みでは、対象加盟店ごとに個別のキャンペーンが設定される。キャンペーン期間中のau PAYの決済回数や合計決済金額などが集計されてランキングになり、期間終了後に確定した順位に応じて、クーポンやPontaポイントなどの特典を受け取れる仕組みだ。

au PAYのキャンペーンでよく見られる「決済額の〇%を還元」という形式とは異なり、特典が順位で決まる点が最大の特徴である。KDDIはランキング上位を目指してゲーム感覚で楽しめる点を打ち出しており、一度きりの還元ではなく、期間中に繰り返し対象店を利用してもらうことを狙った施策と考えられる。

エントリー不要、利用状況は日次で集計

参加にあたって事前のエントリーは不要で、対象加盟店でau PAYを使えば自動的にランキングの集計対象になる。エントリーを忘れて特典を逃すという、キャンペーンにありがちな失敗が起きにくいのは利用者にとって分かりやすい点だ。

利用状況は日次で集計・ランキング化される。何を基準に順位を付けるか(決済回数か合計決済金額かなど)はキャンペーンごとに異なるため、参加する際は対象店のキャンペーンがどの指標で競うものかを最初に確認しておきたい。

ランキングページとマイステータスページで順位を確認できる

ランキングページでは、特典の対象順位に入っている利用者の決済状況が匿名で表示される。上位の人がどれくらい利用しているかを見られるため、自分が対象順位に届きそうかどうかの目安になる。なお、以下の画面はKDDIが公表したイメージで、画面内の金額や特典の数値は実際のキャンペーン内容を示すものではない。

au PAYのランキングページのイメージ

マイステータスページでは、自分自身のランキングの状況を確認できる。対象順位との差が分かれば、追加で利用する価値があるかどうかを判断しやすくなるだろう。

au PAYのマイステータスページのイメージ

11月は合計決済金額の上位500位がPontaポイントの対象

KDDIは具体例として、2026年11月に実施予定のキャンペーンを挙げている。期間中に対象店舗でのau PAYの合計決済金額が上位1位〜500位に入った人がPontaポイント還元特典の対象となり、1位には25,000Pontaポイントが進呈される予定だ。

一方、2位以下の各順位で何ポイントもらえるのか、キャンペーン期間はいつまでかといった詳細は、今回の発表には記載されていない。順位ごとの配分によっては、500位付近で得られるポイントが1位と比べて大幅に少なくなる可能性もある。具体的な特典内容は、11月2日以降に公開される各キャンペーンの案内で確かめる必要がある。

11月は7社、12月は3社、2027年1月以降は2社が対象

対象加盟店は、実施時期ごとに以下のとおり発表されている。発表では店舗名ではなく運営会社名で記載されている。

実施予定時期 対象加盟店(運営会社、50音順)
2026年11月
  • 株式会社エイチアイスタイル
  • 株式会社大近
  • 中部薬品株式会社
  • 株式会社トモズ
  • 株式会社とりせん
  • ハミューレ株式会社
  • 株式会社ベルク
2026年12月
  • 株式会社芦見屋
  • 株式会社アトム
  • 株式会社はなまる
2027年1月以降
  • フードネットリテール株式会社
  • ユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社

対象加盟店の詳細は、2026年11月2日以降にau PAY アプリまたはau PAY サービスサイトの「キャンペーン一覧」で案内される。運営会社名だけでは、普段使っている店舗が対象かどうかを判断しにくい人もいるだろう。11月2日以降にキャンペーン一覧を開き、よく行く店舗の名前があるかを確認するのが確実だ。

一律還元とは異なる「順位競争型」ならではの注意点

ランキング型の特典は、使った金額に対して一定の割合でポイントが付く通常のキャンペーンとは性質が大きく異なる。参加を検討する前に、仕組み上の特徴を押さえておきたい。

少額利用では対象順位に届きにくい

特典がもらえるかどうかは、自分の利用額だけでなく、ほかの参加者がどれだけ使うかによって決まる。11月の例では対象が上位500位までに限られるため、月に数回少額を支払う程度の利用では、対象順位に入れない可能性が高いと考えられる。対象順位に入れなければ、ランキングの特典は何も受け取れない。

また、特典の価値を「利用額の何%」で事前に見積もることもできない。1位の25,000ポイントは目を引く数字だが、そこに届くのは対象店を非常に多く利用する一部の人に限られるだろう。大きな特典を目当てに買い物の量を増やすと、かえって支出がかさむ点には注意したい。

指標が決済回数なら少額でも勝負になる可能性

ランキングの基準には、合計決済金額だけでなく決済回数も挙げられている。決済回数で競うキャンペーンであれば、1回あたりの支払額が小さくても、来店のたびにau PAYで支払うことで順位を上げられる可能性がある。同じ「ランキング」でも、金額型か回数型かで有利になる人は変わるため、対象店ごとに中身を見比べる意味は大きい。

特典が確定するのは期間終了後

順位は期間中に日次で動き、特典は期間終了後に確定した順位に応じて受け取る形になる。途中でランキングページに表示されていても、最終的に対象順位から外れれば特典は受け取れない。期間の終盤まで順位が入れ替わる前提で考えておくのが現実的だ。

au PAYでは、鳥貴族の対象店舗での決済額を競う個別のランキングキャンペーンもすでに実施されている(鳥貴族でau PAY決済額ランキング、1位は41,000Pontaポイント)。今回の取り組みは、こうしたランキング型の企画をスーパーやドラッグストアなど複数の加盟店に広げるものといえる。集計ルールや特典の配分はキャンペーンごとに設定されるため、参加する店舗ごとに条件を確かめておきたい。

対象店を日常的に使うau PAY利用者ほど恩恵を受けやすい

今回の取り組みで最もメリットを得やすいのは、対象のスーパーやドラッグストア、飲食店を日常的に利用し、その支払いをau PAYにまとめられる人だ。普段の買い物の支払い方法を変えるだけで参加でき、エントリーの手間もないため、該当する店舗があるなら試してみる価値はある。

一方、対象店をたまにしか利用しない人にとっては、上位500位に入れるかどうかは不透明で、特典を前提に行動を変えるほどの施策とはいいにくい。ランキングの特典は「入れたら得」くらいの位置づけで捉え、普段の支払いの延長で参加するのが無理のない付き合い方だろう。

au PAYはau契約者でなくても、au PAY アプリをダウンロードすれば利用できる。対象店をよく使うものの普段はほかの決済手段で支払っている人は、11月2日以降に公開されるキャンペーンの内容と順位ごとの特典を見たうえで、支払い方法を切り替えるかどうかを判断するとよいだろう。

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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