auフィナンシャルサービスとau少額短期保険は、2026年10月29日から、au PAYアプリ上で入院保険「ちょいのせ入院ほけん」の申し込み受付を始めた。入院すると一時金を受け取れるシンプルな保障で、医療保険に入っていない人だけでなく、すでに加入している人の上乗せとしての利用も想定されている。
au PAYアプリから申し込める入院保険「ちょいのせ入院ほけん」
「ちょいのせ入院ほけん」は、入院時の自己負担や、入院に伴うさまざまな出費に備えるための保険だ。日帰り入院を含めて、入院したときに一時金を受け取れる仕組みになっている。au PAYアプリから検討・申し込みまで完結できるため、普段からau PAYを使っている人にとっては、保険のために別のサイトや窓口を探す手間が省ける。

一般的な医療保険には、入院日数に応じて「1日あたり〇円」を受け取る日額型のものが多い。これに対して「ちょいのせ入院ほけん」は、入院時にまとまった一時金を受け取る形の保障を中心に据えている。保障内容を入院一時金に絞っている分、仕組みがわかりやすく、初めて保険に入る人でも検討しやすい商品として位置づけられている。
入院一時金特約と骨折診断一時金特約の2種類から選ぶ
商品名の「ちょいのせ入院ほけん」はペットネーム(愛称)で、正式には「日常生活サポート保険」の普通保険約款に「入院一時金特約」または「骨折診断一時金特約」を付けた保険である。どちらか一方だけでなく、両方の特約を付けて加入することもできる。
| 商品名 | ちょいのせ入院ほけん(日常生活サポート保険のペットネーム) |
| 引受保険会社 | au少額短期保険株式会社 |
| 主な保障 |
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| 保険料の例 | 月額470円(30歳男性・入院一時金特約 保険金額5万円の場合) |
| 保険料の性質 | 掛け捨て |
| 契約期間 | 1年間(満了時に自動更新、更新時の年齢に応じて保険料が変動) |
| ポイント | 保険料に応じてPontaポイントが最大2%(au PAYカード利用分を含む合計) |
| 申込方法 | au PAYアプリ「もっと見る」→「ほけん」カテゴリー |
加入には条件があり、詳細は保険申し込みページに掲載されている「重要事項説明書」と「約款」に定められている。年齢の上限や一時金が支払われる具体的な条件は今回のリリースでは示されていないため、申し込み前にこれらの書面で確認しておく必要がある。
運営はKDDIグループの少額短期保険会社
保険を引き受けるau少額短期保険は、KDDIグループの少額短期保険業者だ。少額短期保険は一般に「ミニ保険」とも呼ばれ、保険金額が小口で保険期間が短い商品に特化している。日常の身近なリスクをきめ細かくカバーする独自性の高い商品を作りやすいのが特徴とされる。
「ちょいのせ入院ほけん」もこの枠組みの商品で、一生涯の保障を長く続ける終身型の医療保険とは性格が異なる。手頃な保険料で必要な期間だけ入院への備えを足す、という使い方に向いた設計といえる。
月470円は30歳男性・一時金5万円の例、保険料は毎年の更新で変わる
リリースで示された保険料は、30歳男性が入院一時金特約の保険金額5万円で加入した場合の月額470円という一例だ。年齢や性別、選ぶ保険金額によって保険料は変わるため、470円がすべての人に当てはまるわけではない。
月470円を年間に換算すると5,640円になる。入院した場合に5万円を受け取れる保障に対して、年5,640円を支払うというイメージだ。この金額を負担と感じるか、安心料として手頃と感じるかは、手元の貯蓄や既存の保障によって人それぞれだろう。
掛け捨てで1年ごとに自動更新、年齢が上がると保険料も変わる
保険料は掛け捨てで、満期時や解約時にお金が戻ってくる貯蓄性はない。契約期間は1年間で、保険期間が満了すると自動で更新される。
注意したいのは、更新時の年齢に応じて保険料が変動する点だ。加入時の保険料が一生続く終身型の医療保険とは異なり、毎年の更新ごとにその時点の年齢で保険料が計算し直される。一般に年齢が上がるほど入院のリスクは高まるため、長く続けるほど保険料が上がっていく可能性がある。月470円という金額は、あくまで加入した年の30歳時点の目安として受け止めておきたい。
医療保険の上乗せや、子どもの骨折への備えとしての使い方
au側は、医療保険に加入していない人に加え、すでに医療保険に入っている人が保障を補う“ちょいのせ”としての利用も想定している。商品名の「ちょいのせ」も、この上乗せの使い方を表したものだ。
既存の医療保険に一時金をプラスする
入院すると、治療費の自己負担に加えて、入院中の日用品や家族の交通費など、医療費以外の出費も発生しやすい。日額型の医療保険に入っている人でも、入院時にまとまった一時金が入る保障を別に持っておくことで、こうした細かな出費に充てやすくなる。
もっとも、すでに十分な保障を持っている人が重ねて加入すると、保険料の負担だけが増える可能性もある。加入するかどうかは、いま入っている保険の保障内容や、入院時の出費を貯蓄でどこまでまかなえるかと照らし合わせて判断したい。
18歳以下の子ども向けに骨折診断一時金特約を用意
18歳以下の子ども向けには、骨折診断一時金特約も用意されている。部活動や外遊びでのけがに備えたい家庭にとって、選択肢のひとつになる。入院一時金特約と骨折診断一時金特約は両方を付けて加入することもできる。
キャンペーンの注意事項では、親が自分の保険に加入した後に子どもの保険にも加入するケースが例示されており、契約者は同じでも被保険者(保険の対象となる人)を分けて、家族それぞれで加入する使い方が想定されている。
Pontaポイント最大2%はau PAYカード払いと合わせた数字
「ちょいのせ入院ほけん」は、保険料に応じてPontaポイントがたまる。ただし、リリースが示す最大2%は、保険加入に伴うポイント還元率と、au PAYカードを利用したときのポイント還元率を合計した数字だ。
つまり、2%の還元は保険料をau PAYカードで支払うことが前提の数字と考えられる。au PAYカード以外の方法で保険料を払う場合は、カード利用分の還元が乗らないため、2%には届かない可能性が高い。リリースでは、保険加入分とカード利用分それぞれの内訳は示されていない。
仮に月470円の保険料に最大2%が適用されると、単純計算で年間5,640円に対して110ポイント前後となる。ポイントは保険選びの決め手になるほどの金額ではないが、au PAYカードをすでに持っていて、Pontaポイントをまとめてためている人にとっては、少しおトクに払える要素といえる。ポイントの詳細な条件は、ポイント還元規約に定められている。
au PAYアプリの「もっと見る」から「ほけん」カテゴリーで申し込む
申し込みはau PAYアプリから行う。アプリの「もっと見る」を開き、「ほけん」カテゴリーにある「ちょいのせ入院ほけん」のアイコンをタップすると、申し込み画面に進める。

アプリから手軽に申し込めるぶん、保障内容を読み飛ばしやすい点には気をつけたい。加入条件や一時金の支払い条件は、申し込みページに掲載されている「重要事項説明書」と「約款」に記載されている。
11月30日までの申し込みでサーティワン200円分のギフト券
発売に合わせて、新規契約キャンペーンも実施されている。期間中に「ちょいのせ入院ほけん」に新規で申し込み、保険契約が成立した人に、サーティワン アイスクリームの200円分ギフト券(eGift)が贈られる。入院一時金特約・骨折診断一時金特約のどちらで加入しても対象だ。
| キャンペーン期間 | 2026年10月29日10:00〜2026年11月30日23:59 |
| 特典 | サーティワン アイスクリームの200円分ギフト券(eGift) |
| 適用条件 |
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| 提供枚数 | 被保険者1名につき1枚 |
| 送付先 | au少額短期保険のお客さまポータルに登録したメールアドレス |
| 配布時期 | 2026年12月中旬頃の予定 |
| 使用期限 | 2027年4月30日まで |
保障開始日は12月14日までを指定、12月14日時点で契約が有効であること
見落としやすいのが、申し込みの締め切りとは別に、2026年12月14日0:00時点で契約が開始して有効になっている必要がある点だ。申し込み時に保障開始日を指定する場合は、12月14日までの日付を選んだ契約が対象になる。11月30日までに申し込んでも、保障開始日をそれより後に設定したり、12月14日より前に解約したりすると対象から外れる。
ギフト券は被保険者1名につき1枚、親子で加入すれば2枚
ギフト券は被保険者1名につき1枚で、1人が入院一時金特約と骨折診断一時金特約の両方に加入しても1枚のみだ。一方、契約者が同じでも被保険者が異なれば、それぞれ1枚ずつ提供される。たとえば親が自分の保険に加入し、続けて子どもの保険にも加入した場合は、2枚が契約者のメールアドレスに届く。
なお、特典は200円分のギフト券であり、保険料の1年分と比べれば小さな金額だ。キャンペーンをきっかけにするとしても、加入の判断はあくまで保障内容と保険料が自分に合っているかで考えたい。
医療保険が手薄な人や、入院時の出費に少し備えたい人が比較しやすい
「ちょいのせ入院ほけん」は、入院一時金に絞ったシンプルな保障を、au PAYアプリから手軽に申し込める点が特徴だ。医療保険に入っていない人や、既存の保険に一時金の保障を少し足したい人、子どものけがに備えたい家庭にとって、比較対象のひとつになる。
一方で、保険料は掛け捨てで毎年の更新時に年齢に応じて変わり、Pontaポイントの最大2%はau PAYカードで払った場合に限られる。月470円という手頃さだけで判断せず、更新後の保険料の変化や既存の保障との重複を踏まえて、他の医療保険とも比べながら検討するとよいだろう。















