マネーフォワードとオリエントコーポレーションによるビジネスカード「マネーフォワード ビジネスカード」。
個人事業主や中小企業向けのプリペイドカードになっており、与信審査不要で発行できる。
決済上限が最大5,000万円、ポイント還元率が最大3%と、ビジネスに役立つ様々な特典を用意。
本記事では、「マネーフォワード ビジネスカード」のメリット・デメリットについて解説する。
- 創業直後でも審査不要で持てる
- どこでも1%還元
- マネーフォワードとクラウド連携可能
- 上限最大5000万円
主なメリット
ここでは、「マネーフォワード ビジネスカード」の主なメリットを解説する。
与信審査不要で発行可能
「マネーフォワード ビジネスカード」はプリペイドカードのため与信審査不要で発行可能。
公式サイトやスマホアプリから申し込めば最短2営業日でカードが発行される。
審査落ちに悩まされている個人事業主や中小企業はもちろん、すぐにビジネスカードを発行したい人にもおすすめだ。
一般的なビジネス用クレジットカードの場合、与信審査として様々な要素がチェックされる。
具体的には以下の通り。
- 会社の設立日
- 経営実績
- 財務状況
- 信用情報 など
こういった審査項目なしで発行できるのは魅力が大きい。
決済上限金額が多い
「マネーフォワード ビジネスカード」は、初期設定は100万円となっており、利用者の設定変更により500万円まで上げることができる。さらに事前審査に基づき登録された特定の加盟店における決済(例:クラウドシステム利用料等)に限り、一取引あたりの上限は5000万円まで可能となっている。
プリペイドカードといえど、他のビジネスカードと比較してもかなり高めに設定されている。
【一般的なビジネスカードの利用上限額】
- 一般カード:10万円~150万円程度
- ゴールドカード:10万円~300万円程度
- プラチナカード:100万円~500万円程度
残高に関しても原則5,000万円、マネーフォワード認めた場合は最大20億円まで引き上げられる仕組みだ。
マネーフォーワードに連携可能
マネーフォワードと「マネーフォワード ビジネスカード」を連携させれば、決済データをリアルタイムで確認できる。
仕訳候補を自動で作成し振り分けてくれるので、会計処理にかかる作業を大幅に削減可能だ。
ポイント還元
「マネーフォワード ビジネスカード」は通常還元率が1%、さらに『マネーフォワード クラウド』および『マネーフォワード ME』の支払いであれば3%還元という高還元率が得られる。
一般的なビジネスカードのポイント還元率は0.5%~1%程度。プリペイドカードであれば、さらに還元率が低いのは当たり前の中で、この還元率が突出しているのが分かる。
支払い不可のサービスや店舗
「マネーフォワード ビジネスカード」は以下のサービスや店舗で利用できない。
- 月額サービスの一部
- 継続契約料金の一部
- セルフ式のガソリンスタンドの一部 など
ただこれは他のプリペイドカードも同様。
「マネーフォワード ビジネスカード」特有のデメリットではない。
今後は上記支払いにも対応を進めていくそうなので、心配する必要はないだろう。
マネーフォーワード利用中の方は申し込み必須
普段マネーフォワードを利用している場合、「マネーフォワード ビジネスカード」は必須の1枚といえる。
「マネーフォワード クラウド経費」と連携すれば、面倒な会計処理から解放されるからだ。
具体的には従業員カードの存在が挙げられる。
カード利用時の明細がすぐに反映され、出張先や移動中の経費精算を入力ミスなく実行可能。
カードコントロールのおかげで不正利用の心配もない。
さらに、今冬にはマネーフォワードが支払いを立て替えてくれる後払い機能も搭載予定。
クラウド会計のデータを基準に与信ロジックが作成される仕組みだ。
基本情報
国際ブランド | Visa |
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発行手数料 | 1枚目は無料。2枚目以降900円+税(送料込) ※バーチャルカードは無料 |
年会費 | 初年度無料 ※1年目以降、金額に関わらず年間で一回でも利用があれば無料 ※一度も利用がない場合は1000円+税 |
チャージ方法 | 銀行振り込み ※振込元の口座にGMOあおぞらネット銀行を利用するとチャージ(振込)が無料 |
決済上限額 | 原則500万円 ※マネーフォワードが認めた一部の加盟店に限り最大5000万円 | 残高上限金額 | 原則5000万円 ※マネーフォワードが特別に許可した場合に限り最大20億万円 |
カード有効期限 | 5年 |
プリペイドカードだけでなく、クレジットカードのような役割も期待できる。
最終更新日:2021/10/01