freee finance lab株式会社より、統合型ビジネスカードのfreeeカード Unlimitedのβ版が今秋開始される。
同社はクラウド会計ソフトのfreeeを提供していることで有名。
会計ソフトの開発会社としては日本で初めてのビジネスカード発行となる。
なお、正式版のリリースは冬ごろを予定。
本記事では、freeeカード Unlimitedの概要を解説するので参考にしてほしい。
freeeカード Unlimitedの特徴
ここでは、freeeカード Unlimitedの押さえておきたい特徴を解説する。
ポイント還元やサービスといった詳細は発表されていないが、年会費は無料となっている。
また、入会資格はfreee会計に銀行口座を同期している法人のみ。
独自基準で高額な限度額を決定
freeeカード Unlimitedは独自の審査方法を設定し、同期された銀行口座のデータを活用することで、柔軟性の高い限度額を期待できる。
スタートアップや中小企業の「限度額が足りない」「クレジットカードを発行できない」といった悩みを解決してくれる。
カードの利用明細を数日以内で同期
またカードを利用すると、数日以内にカードの利用明細をすべてfreee会計上に同期することが可能。
面倒な作業が統一され、バックオフィス業務を大幅に削減することが可能だ。
利用ブロック設定
利用ブロック設定もfreeeカード Unlimitedの特徴の1つ。
役員や従業員などによる意図しないカード利用を防ぐことが可能だ。
また、カードが利用されたタイミングでメール通知が届き、不正利用の感知にも役立つ。
革新的なVisaのセキュリティソリューション
freeeカード Unlimitedには、AIスコアリングソリューションの「Visa Advanced Authorization」、不正検知システムの「Visa Risk Manager」が導入されている。
安心してカードを利用できるだろう。
freeeのカードは他にも存在する
freeeカード Unlimited以外にも、freeeには様々なカードが存在する。
- freee Mastercard
- freee VISAカード
- freee セゾンビジネスプラチナカード
この3枚に共通しているのは、年会費無料の事業用クレジットカードという点。
さらに既存カードの特典の他、 会計ソフトの優待や無料士業問い合わせなどfreee独自のサービスも受けられる。
決算書なしでWEB申し込みすることが可能だ。
また、中でもカード限度額に強みがあるのがfreee Mastercardで、早期の事業成長を目指す方におすすめ。
電子決済など幅広いシーンで活用するならfreee VISAカード、「プライオリティパス」など出張時に役立つのがfreee セゾンビジネスプラチナカードといった具合だ。
スタートアップ向けのその他ビジネスカード
freeeカード以外でもスタートアップ向けのビジネスカードは存在する。
- セゾンコバルトビジネスアメックス
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ
それぞれ詳細を確認しよう。
セゾンコバルトビジネスアメックス
セゾンコバルトビジネスアメックスとは、名前の通りアメリカン・エキスプレスのビジネスカード。
インターネット完結の申し込みに対応しており、登記簿謄本や決算書なしで発行できる。年会費は無料。
また、クラウドワークスやヤフービジネスサービスなど、特定の利用先でポイント還元率が4倍(2%相当)になるのも魅力的。
追加カードは4枚まで年会費無料なので、従業員の少ないスタートアップにおすすめだ。
三井住友カード ビジネスオーナーズ
三井住友カード ビジネスオーナーズとは、名前の通り三井住友カードが提供するビジネスカードのこと。
申込に際して登記簿謄本・決算書不要な点はセゾンコバルトビジネスアメックスと共通している。
年会費は永年無料、追加カード(パートナーカード)の年会費も無料。海外旅行傷害保険の他、ビジネス向けサービスが付帯している。
また、通常の還元率は0.5%だが、本カードと対象の三井住友カードを2枚所有することで、本カードで対象サービスを利用する際、200円につき3ポイントが還元され、還元率1.5%となる
対象となる個人向けの三井住友カードを所有している場合、ビジネスカードとして三井住友カード ビジネスオーナーズを選ぶとお得になる。
最終更新日:2022/01/28