2008年に創業し、大阪の伝統的B級グルメである串カツを全国に広めた「串カツ田中」。
2020年7月には、新型コロナウイルス禍の飲食業界を支援するクラウドファンディングの一環として、雨上がり決死隊・宮迫博之(敬称略)とコラボを行い一カ月限定で「串カツ宮迫」という店名になっていた。
そんな串カツ田中は、創業以来現金払いのみの決済対応だったが、コロナ禍における非接触決済へのニーズを受け、2020年7月9日より一部店舗にてスマホ決済への対応を開始、7月30日より全店舗へ順次拡大した。
本記事では、スマホ決済やクレジットカードなど、串カツ田中で利用できるキャッシュレス決済を紹介するので参考にしてほしい。
串カツ田中概要
串カツ田中は、2002年に創業した串カツチェーン店。一号店は東京世田谷にあり、東京から関東圏、そして全国へ進出、200店舗以上を展開している。
支払い方法に関しては、一部店舗でクレジットカードを利用できる以外は現金払いが主流だったが、新型コロナウイルスの影響により、会計時の接触を避けられるスマホ決済導入を進めている。
使えるクレジットカード
串カツ田中では、国際ブランドに関わらず、一部店舗を除いて基本的にクレジットカードが利用できない。
クレジットカード決済に対応しているのは全国30店舗のみ。都内では次の8店舗で対応している。
- 西日暮里店
- 新宿歌舞伎町店
- 聖蹟桜ヶ丘店
- 中野坂上店
- 赤坂店
- 田町店
- 六本木店
- 中目黒店
スマホ決済
串カツ田中では、2020年7月9日(木)より一部店舗でスマホ決済への対応を開始、2020年7月30(木)からは全店舗に順次拡大している。利用できるスマホ決済は下記の通り。
- PayPay
- LINE Pay
- メルペイ
- Smart Code(au PAY、ゆうちょPay、銀行Pay、atone、pring、K PLUS その他順次追加予定)
- Alipay
- WeChat Pay
※店舗によっては未導入の種類があり、スマホ決済自体を導入しない場合もあるので利用前に確認してほしい。
スマホ決済への対応を急ぐ背景としては、新型コロナウイルスの影響が大きい。会計時の接触を減らせるスマホ決済は、感染対策として一定の効果が期待される。
衛生面以外にも、利用者が急増しているスマホ決済に対応することで、売上単価UPや集客効果も期待できる。今後も串カツ田中でキャッシュレス決済の導入が進む可能性が高い。
Smart Codeとは
Smart Codeは、PayPayやLINE Payといったスマホ決済サービスとは仕組みの異なるサービスだ。
Smart CodeはJCBが提供しているサービスで、対応する複数のQR・バーコード決済をまとめることができる。
つまり、Smart Codeを導入することで、従来個別の導入が必要だった複数のサービスを一本化できるというメリットがある。
2020年7月時点でSmart Codeに対応しているサービスは次の通り。
- au PAY
- ゆうちょPay
- 銀行Pay
- atone
- pring
- K PLUS
対応サービスは今後拡大予定だ。Smart Codeを導入するだけで、加盟店はスマホ決済対応の手間を省きながら、複数のサービスを導入するのと同様の集客効果を期待できる。
電子マネー
串カツ田中で利用できる電子マネーは、残念ながら存在しない。
SuicaやWAON、nanacoといったメジャーな電子マネーも例外ではないので要注意だ。
基本的には現金払いが主流
これまで現金払いを主流としてきた串カツ田中。その背景には、串カツ田中の社長 貫啓二(ぬきけいじ)氏の、経営のキャッシュフローで苦んだ過去の経験があるようだ。
ただ、今回のスマホ決済の本格導入の姿勢をみると、今後は幅広いキャッシュレス決済に対応していく可能性がある。
決済の利便性だけでなく、新型コロナウイルスの影響を受ける社会においては、感染対策としてもスマホ決済など非接触で決済を完了できる方法が広まっていくのかもしれない。