株式会社三菱UFJ銀行は、決済サービスをスマホ上で提供するアプリ「MUFG Wallet」を2019年10月4日よりリリースした。
MUFG Walletはさまざまな種類の決済手段をスマホに登録することで、キャッシュレス決済を実現するサービス。
現時点(2019年10月8日)では「三菱UFJ-VISAデビット」に対応しており、今後も順次拡大予定。
またMUFG Walletは国際ブランドVisaのタッチ決済機能を国内で初めて搭載したウォレットサービス。
スマホをタッチするだけで支払いが完了するようになり、Visaトークンサービスを活用することでセキュリティ性も高い。
ただMUFG WalletはAndroid端末でのみリリースで、iPhoneでは利用できない点は要注意だ。
「MUFG Wallet」他のスマホ決済アプリにないメリット
決済スピードの速さ
MUFG Walletの最大のメリットは何といっても決済スピードの速さだ。
Visaのタッチ決済加盟店に設置されているカードリーダーにスマホをかざせば支払いが完了し、スマホ決済アプリと比較して素早く会計をすますことができる。
- MUFG Wallet:専用のカードリーダーにスマホをかざせば支払い完了
- スマホ決済アプリ:専用アプリを開き、QRコードやバーコードを表示する必要がある
セキュリティ性の高さ
MUFG WalletにはVisaトークンサービスが採用されてる。
Visaトークンサービスとは、カード番号をトークンと呼ばれるデジタル識別子に変換するセキュリティ技術。
つまりMUFG Walletでは実際のカード番号を使うことなく決済ができるということ。
スマホを紛失したり加盟店へ不正アクセスがあったりしても、カード番号の流出を防ぐことができ、安心・安全に買い物ができるようになっている。
チャージ不要
MUFG Walletは三菱UFJ-VISAデビットを登録して利用するウォレットサービス。
三菱UFJ-VISAデビットはデビットカードなので、MUFG Walletはチャージ不要で利用できることになる。
またデビットカードということは、クレジットカードのように使いすぎて返済できないという心配もない。
スマホ決済アプリの場合、店頭レジやATMなど現金でチャージする必要があるケースもあるが、MUFG Walletならストレスの少ないキャッシュレス決済を体験できる。
海外でも利用できる
MUFG WalletはVisaのタッチ決済を導入している。
もちろん利用可能店舗はVisaのタッチ決済加盟店になるので、国内だけでなく世界規模での買い物に利用可能だ。
具体的には日本を含む約200の国や地域でVisaのタッチ決済は導入されている。
スマホ決済アプリの場合、国内の加盟店は多いが海外では利用できないケースが多い。
MUFG Walletならそんな心配もないので、出張や旅行の関係で国外利用可能なキャンペーン決済を検討している人にもおすすめだ。
Visaのタッチ決済可能な店舗も増加中
すでに世界200の国や地域で導入されているVisaのタッチ決済だが、利用可能な店舗も確実に増加中だ。
日本でも加盟店が増えており、ローソンなどのコンビニや、TSUTAYA、マクドナルドといった店舗で利用可能となっている。
キャッシュレスが普及するにあたり、Visaのタッチ決済加盟店もさらに増えることが予想されるので、セキュリティ性やスピード間のあるキャッシュレス決済をお探しの方はチェックしておくといいだろう。
最終更新日:2020/04/17