- 2020年3月12日以降、リアルカードのnanacnoにチャージできるクレジットカードは「セブンカード・プラス【一体型・紐付型】(一般/ゴールド)」「セブンカード(一般/ゴールド)」のみ。
- 2021年10月21日より対応開始したApple Payのnanacoであれば、Apple Payに登録しているMastercard、JCB、アメックスのカードでチャージが可能。
1月31日、ヤフー株式会社は、Yahoo! JAPANカードによる「nanacoクレジットチャージ」のポイント還元率を、1.0%から0.5%に変更すると発表した。
変更は、2018年2月28日(木)15時からの利用分に適用される。
これまでnanacoのチャージ100円につき1ポイント進呈していたが、200円につき1ポイントとなる。
同時に、これまでJCBブランドのみの機能だった「nanacoクレジットチャージ」が、Visa・MasterCardブランドのYahoo! JAPANカードでも可能になる。
今回の変更で、もともとnanacoチャージ自体ができなかったVisa・MasterCardは、純粋な機能追加といえる。
還元率が下がったのは痛手といえるが、同時にYahoo! JAPANカードのブランド間での機能差はなくなった。
今後Yahoo! JAPANカードの発行時は、より個人のニーズに合わせたブランド選びが可能となるだろう。
nanacoチャージを利用していたJCBユーザーはどうすべきか
Yahoo! JAPANカードのJCBブランドを利用していたユーザーの中には、nanacoチャージの高還元を目的にしていた人も少なくないだろう。
今回、還元率が半分になったことで、他のカードへの乗り換えを検討している人もいるのではないだろうか。
とはいえ、nanacoクレジットチャージでポイントが貯まるカードは、他にリクルートカード(※Visa/Mastercardは1.2%)、セブンカードプラス(0.5%)などで数は多くない。
昨年10月末までは、楽天カードも還元率1.0%だったが、現在はnanacoチャージによるポイント還元を停止している。
Yahoo! JAPANカードは、取り扱いブランドを拡大することでメリットを持たせつつ、ポイント還元自体は存続させた。
今後、nanacoチャージで高い還元率を持つカードがいくつも発行されればまた変わってくるかもしれないが、現状で大きなマイナスと捉えるのは早計といえる。
Yahoo! Japanカードは還元率1%でTポイントが貯まり、Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用で還元率3%以上になるなど実用性は高いカードだ。
Nanacoのチャージでは他のカードも使い分けていくなど、シーンにあったカード利用を心がけていきたい。
nanacoチャージの高還元を維持したいなら、還元率1.2%の「リクルートカード」
もし、今回の変更で別のカードの利用を視野に入れているなら、電子マネー系に強いリクルートカードのVisaかMastercardがおすすめだ。
年会費無料でV普段の買い物+「nanaco」「楽天Edy」「モバイルSuica」「SMART ICOCA」へのチャージの還元率が1.2%となる。ただし、JCBブランドは「nanaco」「モバイルSuica」のみの対応で、還元率が0.75%となるので注意しよう(2022年2月16日~)。
もともとのYahoo! JAPANカードを普段使い用のカードとして持ちつつ、電子マネー系をリクルートカードに任せるという使い方であれば、今までどおり高還元率を維持しつつnanacoチャージができるだろう。
さらに、JCBブランドを選べばETCカードの発行手数料・年会費もそれぞれ無料になるYahoo! JAPANカードがJCBで、リクルートカードはブランドを分けたいのであれば、ネットやアプリで「Apple Pay」が使えるMasterCardブランドがおすすめだ。
以上のように、下がった還元率は他のカードで補うという手もある。他に、還元率は0.5%と低いものの、nanacoとの一体型で管理の手間が省けるセブンカードも捨てがたい。
電子マネーチャージのポイント還元は不安定
電子マネーチャージのポイント還元は、楽天カードのように突然終了してしまうことがあることを覚えておく必要がある。
電子マネーをよく利用するのであれば、電子マネー対応の強さをウリにしているカードを作っておくとよいだろう。
最終更新日:2022/01/28