楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードの違いを徹底比較!どちらがお得?

Pocket

楽天カードのラインナップで、金色の券面を持つクレジットカードは2枚ある。1枚は「楽天プレミアムカード」、そしてもう1枚は「楽天ゴールドカード」だ。

楽天プレミアムカードの方が年会費は高いものの、その分サービスの品質も高い。結局どちらがお得なのだろうか、と考える人も少なくないだろう。

そこでこの記事では、ショッピングや保険、サービスなど様々な切り口から、「楽天プレミアムカード」と「楽天ゴールドカード」を比較して、どちらがお得かを見ていく。

そもそも、楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードはどんなカード?

楽天プレミアムカード

もともと、楽天カードで金色の券面を持つクレジットカードは、楽天プレミアムカードだけだった。楽天プレミアムカードは、「年会費は一般的なゴールドカードだがサービスは一般的なゴールドカード以上」との評価を得ていた。

公式サイトを見る

楽天ゴールドカード

2016年9月、一般カードの楽天カードと楽天プレミアムカードの中間的存在として誕生したのが、楽天ゴールドカードだ。こちらは、「格安ゴールドカードの位置づけで一般ゴールドカード並のサービス」という位置づけである。

カードフェイスは同じ金色だが、楽天ゴールドカードの方が若干淡い金色だ。

公式サイトを見る

楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードを5つのポイントで徹底比較

今回、楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードを、以下の5つのポイントから比較する。

●コスト・基本スペック:楽天プレミアムカードの方が全般的にコストが高め。ただし、家族カードの活用や、高額な買い物ではコスト分を上回るメリットもある。

●空港ラウンジ:クレジットカード会社のラウンジはどちらも利用可能だが、航空会社のラウンジは楽天プレミアムカード会員のみ利用可能。

●旅行傷害保険・ショッピング保険
・海外旅行傷害保険:楽天プレミアムカードは自動付帯(一部利用付帯)で、利用付帯により補償金額が上がる。楽天ゴールドカードは利用付帯。
・国内旅行傷害保険:楽天プレミアムカードは自動付帯、楽天ゴールドカードには国内旅行傷害保険は付帯しない。
・ショッピング保険:楽天プレミアムカードには最高300万円(免責3000円)で付帯、楽天ゴールドカードには付帯しない。

●優待・特典:楽天プレミアムカードにはさまざまな優待や特典あり。楽天ゴールドカードは優待や特典があまりない。楽天市場と楽天ブックスを対象としてSPUは共通。

●最上位カードへの道:「楽天ブラックカード」は招待(インビテーション)により申込可能。楽天プレミアムカードで利用実績を積む方が招待(インビテーション)の可能性が上がる。

これらの5つの点について、以下で詳しく徹底的に比較していく。

コスト・基本スペックで比較

  楽天プレミアムカード 楽天ゴールドカード
年会費(本会員) 10,000円 2,000円
年会費(家族会員) 500円 500円
家族カードの発行枚数 ~5枚 ~5枚
年会費(ETCカード) 無料 無料
ショッピング限度額 300万円 200万円
ポイント還元率 1.0%~ 1.0%~
国際ブランド VISAMasterCardJCB VISAMasterCardJCB
入会条件 20歳以上の安定収入のある方 20歳以上の安定収入のある方

コストに関しては、楽天プレミアムカードの方が全般的に高めだ。特に本会員の年会費は8000円の差があり、コストを気にする人にとってこの差は大きい。

ただし、家族会員の年会費はどちらも同じ500円なので、家族カードを発行予定の方は、楽天プレミアムカードのコスト高を家族カードで吸収できる。

また、ショッピング枠に100万円の違いがあるので、高額な買い物を予定の方は、楽天プレミアムカードを選ぶのが賢明だ。

楽天ビジネスカード

ETCカードや家族カード、搭載電子マネーなど追加機能については、基本的にどちらのカードも違いはないが、唯一異なるのが「楽天ビジネスカード」である。

楽天ビジネスカードは、それ単独では発行できないカードだ。楽天プレミアムカードを持っていれば年会費2000円で持つことができるが、楽天ゴールドカードを持っていても発行することができない。

楽天ビジネスカードもポイント還元率が1%となっているが、何といっても最大の特徴は個人と法人のカードで使い分けられる点である。楽天プレミアムカードを個人用、楽天ビジネスカードを法人用として使い分ければ、経費処理の簡略化も期待できる。

個人事業主であれば個人口座を指定することも可能だが、その場合、楽天プレミアムカードとは別の口座を指定しなければならない。法人名義の口座を指定する場合は、法人の印鑑署名所か商業登記簿謄本のいずれかを提出する必要がある。

意外なメリットとして、楽天ビジネスカードは複数枚のETCカードを発行可能な点もあげられる(2枚目以降は年会費が500円)。

空港ラウンジで比較

  楽天プレミアムカード 楽天ゴールドカード
カード会社ラウンジ利用
家族カード会員のカード会社ラウンジ利用
プライオリティ・パス取得

クレジットカード会社のラウンジはどちらも利用可能

クレジットカード会社が設置している空港ラウンジについては、どちらのカードの利用条件も変わらない。日本国内の主要空港以外にも、仁川、ホノルルの空港ラウンジも利用可能だ。

一般的に、クレジットカード会社の空港ラウンジは、手荷物検査前のエリアに設置されているが、羽田空港の国内線ラウンジは、手荷物検査後にも設置されている。出発までのひと時をゆっくりと、空港ラウンジで滞在することも可能だ。

航空会社のラウンジは楽天プレミアムカードのみ利用可能

楽天プレミアムカードのみのメリットとして、「プライオリティ・パス」が取得可能な点がある。

「プライオリティ・パス」とは、世界1,000箇所以上の航空会社のラウンジを利用できる会員プログラムだ。「スタンダード」「スタンダード・プラス」「プレステージ」の3つの会員プランがあり、それぞれ年会費と利用条件が異なる。

楽天プレミアムカード会員は、このプレステージ会員に無料登録でき、ラウンジを無制限で利用可能だ。プレステージ会員は本来、年会費399米ドルとかなり高額なプランだ。年会費1万円程度のカードで、プレステージ会員に無料登録できるカードは他にない。

ただし、無料登録できるのは本会員のみで、家族カード会員は無料取得できない。本会員に同伴して入場する場合も、別途同伴者料金がかかる。

以上を総合すると、国際線に搭乗することが多く、エコノミークラスを利用することが多い方は、楽天プレミアムカードを持っていた方がいいだろう。一方で、国内線のみを利用する方、ビジネスクラス以上のクラスに搭乗する方は、楽天ゴールドカードで十分だ。

旅行傷害保険・ショッピング保険で比較

海外旅行傷害保険

  楽天プレミアムカード 楽天ゴールドカード
付帯条件 自動付帯(一部利用付帯) 利用付帯
死亡・後遺障害 5,000万円(利用付帯含む) 2,000万円
傷害・疾病治療 300万円 200万円
賠償責任 3,000万円 2,000万円
携行品損害 50万円(利用付帯含む) 20万円
救援者費用 200万円 200万円

楽天カードの海外旅行傷害保険は、手持ちの現金がなくても治療を受けられる「キャッシュレス診療」に対応しており、評判は高い。

付帯条件は、楽天ゴールドカードは当該カードで旅行代金を支払わないと全く付帯しない(利用付帯)のに対して、楽天プレミアムカードはほとんどが自動付帯である。

さらに、自動付帯ではあるが、楽天プレミアムカードを利用することで(利用付帯)、死亡・後遺障害と携行品損害の補償額が上がる。最も利用頻度の高い傷害・疾病治療だが、現地で治療を受けると300万円以上することも珍しくないため、300万円の補償が付く楽天プレミアムカードの方が心強いだろう。

コストを抑えたいが補償を充実させたいということであれば、楽天ゴールドカードを持ったうえで、傷害・疾病治療の補償をバラ掛けの保険で補うのが良いだろう。

国内旅行傷害保険

  楽天プレミアムカード 楽天ゴールドカード
付帯条件 自動付帯
死亡・後遺障害 5,000万円
入院日額 5,000円
通院日額 3,000円
手術 25,000円~50,000円

楽天ゴールドカードには国内旅行傷害保険が付帯しない。国内旅行中の病気やケガが心配な方は、楽天プレミアムカードがおすすめである。

ショッピング保険

楽天プレミアムカードには、最高300万円(免責3000円)のショッピング保険が付帯する。当該カードで購入した商品の損害に対して、購入日から最高90日間補償される。

海外での利用や分割・リボ払いでの利用のみならず、国内での利用や一括払いでの利用も対象なのは、同程度の年会費のゴールドカードよりもはるかに好条件だ。

楽天ゴールドカードにはショッピング保険が付帯しないので、高額商品を購入する方は、楽天プレミアムカードがおすすめである。

優待や特典で比較

楽天プレミアムカードには、さまざまな優待や特典が用意されているが、楽天ゴールドカードには優待や特典があまりない。

3種類の優待コース

楽天プレミアムカードには、以下のような3種類の優待コースが用意されており、1つを選択可能だ。一方で、楽天ゴールドカードには優待コースがない。

楽天市場コース:毎週火・木曜日は楽天市場で+1%のポイント付与
トラベルコース:海外旅行手荷物宅配が年2回無料・楽天トラベルでのオンライン決済で+1%のポイント付与
エンタメコース:楽天TV・楽天ブックスで+1%のポイント付与

誕生月特典

楽天プレミアムカードには、誕生月で楽天ブックスや楽天市場で買い物をすると、ポイント6倍になる。

楽天プレミアム

楽天プレミアムカード会員は、「楽天プレミアム」という特別会員プログラムを1年間無料でお試しできる。特典内容は、以下の3つだ。

・楽天市場での送料分をポイントで還元(送料無料の場合はポイント2倍)
・楽天ブックス・楽天kobo・楽天トラベル・楽天TVがポイント2倍
・会員限定クーポンを利用可能

通常は年会費で3611円かかるので、1年間はお得かもしれない。ただし、優待コースの「エンタメコース」「トラベルコース」と重複する部分もあるので、更新するかどうかは要検討だ。

「SPU」(スーパーポイントアッププログラム)

楽天市場と楽天ブックスは、「SPU」(スーパーポイントアッププログラム)というサービスの対象である。

これは、買い物でのポイント付与がアップする仕組みのことだが、この点では楽天ゴールドカードも楽天プレミアムカードも倍率は違いがない。通常ポイントが1%、楽天市場アプリでの買い物で+1%、楽天のクレジットカード利用で+2%、楽天プレミアムカード・楽天ゴールドカード利用で+2%、楽天モバイル利用で+2%となっている。

優待コースの楽天市場コース、誕生月特典は必要ないという方で、楽天市場のヘビーユーザであれば楽天ゴールドカードでも十分だろう。

最上位カードへの道で比較する

楽天カードの最上級は、「楽天ブラックカード」だ。年会費3万円と跳ね上がるが、家族カード会員は年会費無料である。楽天プレミアムカードと比べて、以下のような特典がパワーアップしている。

・コンシェルジュサービス
・プライオリティ・パスが同伴者2名まで無料
・3つの優待コース全てを利用可能
・国内・海外旅行傷害保険が最高1億円

マスターカードブランドなら、コース料理1名分無料・2個の手荷物無料宅配などの特典が別途付帯し、JCBブランドなら、JCBプラチナ特典の一部を利用可能だ。

楽天ブラックカードは自分で申し込めず、招待(インビテーション)によって申し込むことができる。楽天プレミアムカード、楽天ゴールドカードのどちらでも可能性があるが、楽天プレミアムカードで利用実績を積み重ねた方が、招待がある可能性は高い。

楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカード、結局どちらがおすすめ?

楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカード、どちらがお得になるかは、利用者の状況による。最後に、楽天プレミアムカードがお得になる人と、楽天ゴールドカードがお得になる人の特徴まとめよう。

楽天プレミアムカードがお得な人

・海外にエコノミークラスで頻繁に行く人
エコノミークラスの搭乗者は航空会社のラウンジを原則として利用できないので、プライオリティ・パスを使ってラウンジを利用して、旅行や出張を有意義なものとしたい。海外旅行保険も充実しているので、現地でけがや病気になっても安心である。

・複数枚の家族カードを発行予定の人
家族カードのスペックは圧倒的に高いにもかかわらず、年会費は楽天ゴールドカードと同額。

・法人カードもほしい中小企業経営者や個人事業主
楽天ビジネスカードを追加できるのは楽天プレミアムカードのみ。法人カードでは破格の還元率を誇り、ビジネスをサポートする優待も豊富だ。

・高額な買い物をする人
ショッピング保険が付帯しており、携行品損害の補償金額も高額である。

・楽天での買い物でとにかく得をしたい人
優待コースや楽天プレミアムの無料体験、誕生月特典があるのは楽天プレミアムカードのみ。

楽天ゴールドカードがお得な人

・コストを抑えたい人
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードで、8000円の年会費の差は、無視できない。もし、海外旅行保険の補償が薄いのが気になるのであれば、1000円~2000円の追加料金を支払ってバラ掛け保険を利用すれば費用負担もわずかで済む。

・楽天市場のヘビーユーザー
楽天ゴールドカードには特典や優待が少ないが、楽天市場を対象としたSPUは楽天プレミアムカードと同等のため、楽天市場の利用額が大きい人はそれだけで大きくポイントを貯めることができる。楽天市場での利用を主目的とした場合は、楽天ゴールドカードで十分だろう。

Pocket

執筆・編集:大人のクレジットカード編集部

大人のクレジットカード編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカードの情報をチェックし、記事を更新し続けています。 編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。 また、クレジットカードに関する情報収集のため、クレジットカード発行会社の取材・インタビューなども積極的に行い、カード発行者の生きた情報を届けています。