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アメックスのポイント、貯め方とおすすめの使い道を整理

アメックスカードを利用すると、独自のポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」にポイントが貯まっていく。仕組みを理解しないまま放置している人も多いが、貯め方と使い道ごとの還元率を知っておくことで、日常の支払いをより有利に活用できるようになる。

池田星太 「オトクレ」編集長

クレジットカードの専門家。雑誌・メディア等で監修・執筆多数。実際に多くのクレジットカードを実際に使いながら、ユーザーに役立つ情報を発信中

アメックスは利用に応じて「メンバーシップ・リワード」が貯まる

アメックスカードの利用によって貯まるポイントの名称は「メンバーシップ・リワード」だ。多くの国内発行カードのポイントプログラムと比べて、交換先の幅広さが特徴のひとつとされている。

メンバーシップ・リワードの基本的な仕組み

グリーン・カード、ゴールド・プリファード・カード、プラチナ・カードなど、対象カードの多くは100円の利用につき1ポイントが付与される仕組みになっている。貯まったポイントは、使い道によって還元率が変化する。

アメックスというブランドそのものの成り立ちや特徴について詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考になる。

ポイントの貯め方

メンバーシップ・リワードのポイントは、日々の使い方次第で貯まるスピードが変わってくる。ここでは、一般的に意識しておきたい貯め方の考え方を整理する。

日常の支払いをアメックスカードに集約する

もっとも基本的な考え方は、公共料金や通信費、日用品の買い物など、日常的に発生する支払いをできるだけアメックスカードに集約することだ。支払い手段を分散させるより、1枚のカードにまとめたほうが、結果としてポイントの積み上がりは早くなる。

ただし、支払いを1枚に集約する際は、カードの利用可能枠や引き落とし口座の残高管理にも注意が必要だ。ポイントを優先するあまり、支払い能力を超えた利用にならないようにしたい。

ボーナスポイント対象の使い方を把握する

カードの券種によっては、特定の加盟店やオンラインモール経由の利用でボーナスポイントが加算される仕組みが用意されている。普段からよく利用する店舗やサービスがボーナスポイントの対象になっていないか、一度チェックしておくと、無理なくポイントの貯まるスピードを上げられる。

⚠ 注意

対象店舗やモール、加算率はカードごとに異なり、時期によって内容が変わることもある。利用前に対象条件を確認しておきたい。

税金でポイントは貯まる?

国税や一部の地方税は、クレジットカードで支払うことができる。アメックスの場合、税金の支払いは通常の還元率より低く、200円につき1ポイントとなる。

⚠ 注意

国税をクレジットカードで支払う場合、1万円ごとに76円(税別)程度の決済手数料がかかる。手数料負担が還元されるポイントの価値を上回ることもあるため、ポイント目的だけで税金をカード払いするかどうかは慎重に判断したい。地方税は自治体によって対応が異なる。

ポイントの使い道

貯まったポイントの使い道は一つではなく、交換先によって最終的な還元率は変わる。公式には主に7つの交換先が用意されており、まずは全体像を整理する。

使い道 内容
マイルに移行 提携航空会社13社のマイルに交換できる
ポイントで後払い カード決済後、利用代金にポイントを充当できる
ポイントでお買い物 買い物時の支払いにポイントをそのまま利用できる
商品券に交換 PayPayポイントコードや百貨店ギフトカードに交換できる
アイテムに交換 500点以上のアイテムに交換できる。アメックス限定のオリジナル商品も用意されている
ホテルのポイントに交換 世界各地に展開する提携ホテルグループのポイントに交換できる
その他のポイントに交換 楽天ポイントへの移行に対応している

いずれの交換先も、「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録しているかどうかでレートが変わる場合が多い。以下では、交換先ごとの還元率や条件をプラス登録の有無を踏まえて整理する。

カード 基本ポイント還元率 メンバーシップ・リワード・プラス
グリーン・カード 100円につき1ポイント 年間参加費3,300円が必要
ゴールド・プリファード・カード 100円につき1ポイント 登録料無料
プラチナ・カード 100円につき1ポイント 登録料無料

年会費の中にメンバーシップ・リワードの年会費が含まれているカードもあれば、別途登録が必要なカードもあり、この違いによって実質的な負担感は変わってくる。交換レートの違いは、以下で交換先ごとに詳しく取り上げる。

マイルに移行して旅行に活用する

もっとも知られている使い道が、航空会社のマイルへの交換だ。メンバーシップ・リワードは提携航空会社13社のマイルプログラムに交換でき、交換したマイルを使って航空券やアップグレードに充当できる。

最少移行単位/ポイント移行レート一覧表 メンバーシップ・リワード・プラス登録済み 未登録
ANAのマイル 1,000ポイント→1,000マイル 2,000ポイント→1,000マイル
JALのマイル 2,500ポイント→1,000マイル 3,000ポイント→1,000マイル
提携航空会社のマイル 1,250ポイント→1,000マイル 2,000ポイント→1,000マイル
⚠ 注意

ANAマイルへの移行には、メンバーシップ・リワード・プラスとは別に、年間参加費5,500円(税込)の「ANAマイレージクラブコース」への登録が必要となる(プラチナ・カード等一部カードは無料)。ANAマイルへの移行上限は年間40,000マイル相当(未登録は80,000ポイント、プラス登録は40,000ポイントが上限の目安)で、いずれのケースも上限マイル数はほぼ同じになる。

旅行や出張で飛行機を利用する機会が多い人にとっては、マイル交換は実質的なリターンを大きくしやすい使い道といえる。一方で、マイルには有効期限や交換に必要なマイル数の条件があるため、旅行の予定が定まっていない人にとっては使い勝手が良いとは限らない。

ポイントで後払いする

「ポイントで後払い」は、カードの決済後に、航空券・ホテル・旅行代理店などの利用代金にポイントを充当できる仕組みだ。交換申請の手間がかからず、貯めたポイントをそのまま支払いに充てられるのが特徴だ。

登録状況 交換レート
メンバーシップ・リワード・プラス未登録 1ポイント=0.5円相当
メンバーシップ・リワード・プラス登録 1ポイント=0.8円相当

ポイントでお買い物する

「ポイントでお買い物」は、Amazon、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン、HIS、日本旅行、ヨドバシカメラ、髙島屋、American Express SafeKey参加加盟店など、対象店舗での買い物時にポイントをそのまま支払いに充てられる仕組みだ。交換レートは店舗やメンバーシップ・リワード・プラスの登録状況によって異なり、一律の数値ではないため、利用する店舗ごとの交換レート一覧を公式サイトで確認する必要がある。

商品券に交換する

PayPayポイントコードや百貨店ギフトカードといった商品券にも交換できる。例えばPayPayポイントコードは、メンバーシップ・リワード40,000ポイントで12,000円相当に交換できる。

アイテムに交換する

カタログには500点以上のアイテムが掲載されており、アメックス限定のオリジナル商品も用意されている。アイテムごとに必要ポイント数・交換レートが異なるため、旅行の予定がなく、日常生活の中でポイントを実利用したい人に向いている使い道だ。

ホテルのポイントに交換する

世界各地に展開する提携ホテルグループのポイントにも交換できる。宿泊を伴う旅行や出張が多い人にとっては、マイルと並んで検討する価値がある交換先だ。交換レートは提携ホテルグループごとに異なり、一律の数値ではないため、利用したいホテルグループの交換レートを個別に確認したい。

その他のポイントに交換する

獲得したポイントは楽天ポイントにも移行できる。

登録状況 交換レート
メンバーシップ・リワード・プラス未登録 300ポイント=90楽天ポイント(還元率30%)
メンバーシップ・リワード・プラス登録 未登録時よりレートが優遇される(具体的な数値は変更される場合があるため公式サイトで確認)

使い道を選ぶときの判断軸

使い道を選ぶ際は、次のような軸で考えると判断しやすい。

  • 旅行・出張の予定が定期的にあるか(あるならマイル移行が候補になる)
  • メンバーシップ・リワード・プラスに登録するかどうか(登録すると多くの交換先でレートが優遇される)
  • ポイントをこまめに使いたいか、まとめて大きな価値として使いたいか
  • 交換先ごとのレートや条件に差があることを許容できるか
  • 手続きの手間(交換申請の要否など)をどこまで許容できるか

いずれの使い道にも一長一短があるため、「マイル一択」と決めつけず、還元率と手間のバランスを見ながら、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのが現実的だ。

ポイントを無駄にしないための注意点

ポイントは貯めるだけで満足してしまいがちだが、有効期限や失効のルールを知らずに放置すると、価値をまるごと失ってしまうこともある。

有効期限と失効を防ぐ考え方

メンバーシップ・リワードのポイントには、プログラムやカードの契約内容によって有効期限が設定されている。一律に「何年で失効する」とは言えないため、自分が保有するカードの条件を確認しておくことが大切だ。

⚠ 注意

有効期限の有無や年数はカードによって異なる。契約内容を確認し、失効のタイミングを把握しておきたい。

失効を防ぐための一般的な考え方としては、次のようなものがある。

  • 定期的に保有ポイント数と有効期限を確認する習慣をつける
  • 大きな交換を予定していない場合でも、少額でも早めに交換・利用しておく
  • 年会費の支払いにあわせて、年に一度はポイント状況を棚卸しする

「いつか使おう」と先延ばしにするほど、有効期限切れのリスクは高まる。使い道を決めていない場合でも、定期的にポイント残高を見る習慣を持っておくと安心だ。

ポイントを貯めやすいアメックスカードの選び方

すでにアメックスカードを持っている人だけでなく、これから作る人にとっても、どのカードを選ぶかによってポイントの貯まりやすさや使い勝手は変わってくる。

年会費とポイント優遇のバランスで選ぶ

アメックスには、年会費や特典内容が異なる複数のカードが用意されている。一般に、年会費が高いカードほどボーナスポイントの優遇や特典が手厚くなる傾向があるが、その分の年会費に見合うだけ使いこなせるかどうかが判断のポイントになる。

例えば、比較的年会費を抑えつつ基本的な特典を備えたカードとしてグリーン・カード(月会費1,100円、税込)、より手厚い優待を求める場合の選択肢としてゴールド・カードが挙げられる。グリーン・カードはメンバーシップ・リワード・プラスへの登録が別途必要なのに対し、ゴールド・プリファード・カードは登録料が無料になるなど、年会費だけでなくポイント優遇の仕組みにも違いがある。それぞれの年会費・特典・ポイント優遇の詳細は、以下でも紹介している。

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード

アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス・グリーン)

充実のサービスと安心の補償を手に入れられる贅沢なカード

クレジットカードに最低限必要な機能はすべて備えており、プラスαのサービスが付帯している究極の一般クレジットカード。グリーンの次はゴールドカードを。

月会費1,100円(税込) ※1,100円(税込)×12カ月=13,200円(税込)/年
還元率0.5%
旅行保険国内・海外:最高5,000万円(利用付帯)
アメリカン・エキスプレス・カードの公式サイトを見る
アメリカン・エキスプレス・カードの詳細を見る

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード

充実のサービスと安心の補償、高いステータス性を手に入れられる贅沢なカード

ゴールドカードといえばアメックスゴールド。生活のあらゆる場面をサポートしてくれる財布に1枚入れておきたいカードだ。

年会費39,600円(税込)
還元率1%~3%
旅行保険国内:最高5,000万円(利用付帯)
海外:最高1億円(利用付帯)
koushiki-200-40
shousai-95-40

なお、年会費やポイント優遇の内容は変更される可能性がある点は踏まえておきたい。

他ブランドのポイント制度と比較してみたい場合は、以下の記事も参考になる。

アメックスのポイントに関するよくある質問

有効期限の有無や年数はカードの種類やプログラムによって異なるため、一律の答えはない。

年間参加費3,300円(税込)がかかる一方、マイル移行やポイントで後払いなど多くの交換先でレートが優遇される。ポイントを貯めるペースや使い道次第では、参加費以上のメリットを得やすい。

貯めるために追加の手続きは不要。使う際に、メンバーシップ・リワード・プラスへの参加しているかどうかで、交換レートが変わる。

まとめ

アメックスのポイントは、メンバーシップ・リワードという仕組みのもとで貯まり、マイル移行・後払い充当・お買い物充当・商品券やアイテムへの交換・ホテルポイントや他社ポイントへの移行など、複数の使い道から選べる自由度の高さが特徴だ。日常の支払いを集約し、ボーナスポイントの対象を把握することで、効率的に貯めることができる。

使い道ごとに還元率は異なり、メンバーシップ・リワード・プラスに登録しているかどうかでもレートが変わる。旅行の予定があるかどうかなど、自分のライフスタイルに合わせて交換先を選ぶのが現実的だ。あわせて、有効期限や失効のルールを定期的に確認する習慣を持っておけば、貯めたポイントを無駄にせずに活用できる。カード選びを見直したい場合は、年会費とポイント優遇のバランスも判断材料のひとつになる。

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執筆・編集

オトクレ編集部

オトクレ編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカード情報をチェックし、記事を更新し続けています。

編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。

また、クレジットカードに関する情報収集のため、クレジットカード発行会社への取材・インタビューなども積極的に行い、生きた情報をお届けしています。

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