アメリカン・エキスプレスが対象9券種のカード券面を改定し、表面からカード番号をなくして裏面に印字する。月会費・年会費の変更はないが、駅の自動券売機など一部の自動精算機で使えない可能性がある点に注意したい。
カード番号が表面から消え、裏面に印字される
今回の改定で最も大きく変わるのは、カード番号の記載位置である。公式告知によると、仕様改定後の券面は表面からカード番号がなくなり、裏面に印字される。カードの表面には氏名や有効期限などが残り、番号だけが裏側へ移る形だ。
券面に並ぶ数字を隠すこの方式は、近年クレジットカード各社が採用を進めているセキュリティ強化の流れに沿ったものと考えられる。支払い時に他人からカード番号を盗み見られるリスクを下げる狙いがあるとみられる。
なお、この改定によるカード月会費・年会費の変更はない。手元のカードにかかる費用は従来どおりである。
対象は個人・ビジネス・コーポレートの9券種
改定の対象となるのは以下の9券種である。個人向けカードだけでなく、ビジネス向け、法人向けのコーポレートカードも含まれる。
- アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
- アメリカン・エキスプレス・コーポレート・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス・コーポレート・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・コーポレート・プラチナ・カード
新規・再発行は2026年8月から、更新カードは10月以降に順次
新しい券面への切り替えは一斉ではなく、券種ごとに順次進められる。新規・再発行のカードは2026年8月から11月にかけて券種ごとに開始され、有効期限の到来にともなって届く更新カードは2026年10月分以降の対象者から順次切り替わっていく。
現在利用中のカードがすぐに新券面へ切り替わるわけではなく、再発行や更新のタイミングで手元に届く仕組みだ。開始時期は券種によって異なるため、自分のカードがいつ対象になるかは公式の案内を確認するとよい。
駅の券売機やガソリンスタンドで使えない場合がある
利用者が最も気をつけたいのが、決済端末での対応だ。公式告知では、改定後のカードについて「一部利用できない決済端末機がありますのでご留意ください」と案内している。具体的には、駅の自動券売機、ガソリンスタンド、コインパーキングなどのオートローディング式(カードを機械に読み込ませて自動精算する方式)の端末が対象として挙げられている。
こうした端末はカードを差し込んで自動的に処理する仕組みのため、券面のカード番号の位置が変わったことで読み取りに影響が出る可能性があるとみられる。
タッチ決済対応端末ではタッチ決済を使う
対策として、公式告知は「タッチ決済対応端末の場合は、タッチ決済をご利用ください」と案内している。タッチ決済に対応した端末であれば、カードをかざすだけで支払いが完了するため、番号の印字位置による影響を受けにくい。
改定後のカードが届いたら、ガソリンスタンドや駐車場などの自動精算機を使う際は、タッチ決済が使えるかをまず確認するのが安心だ。券売機など自動精算機での支払いが心配な場合は、現金や他の決済手段も併せて用意しておくと、いざというときに困りにくい。











