TOP

アメックスが紙の明細書に手数料220円、11月から導入

アメリカン・エキスプレスが、紙のカードご利用代金明細書の郵送を希望する会員を対象に、1通220円(税込)の手数料を新たに請求する。2026年11月2日以降の締め日から適用され、オンライン明細への切り替えで回避できる。

紙の明細書に1通220円、2026年11月から発生する

アメリカン・エキスプレスは2026年8月31日、紙のカードご利用代金明細書の郵送を希望する会員を対象に「カードご利用代金明細書手数料」を導入すると発表した。金額は1通あたり220円(税込)で、2026年11月2日(月)以降のカードご利用代金明細書の締め日から適用される。

これまで無料だった紙の明細書の郵送が有料になるという変更である。明細書は原則として毎月発行されるため、紙のまま受け取り続けると月220円、単純計算で年間およそ2,640円のコスト増につながる。カードを複数枚持ち、それぞれ紙明細を受け取っている場合は、その枚数分の手数料がかかる点に注意したい。

個人カードとビジネス・カードが対象、一部の券種は対象外

手数料の対象となるのは、個人カードとビジネス・カードである。コーポレート・カードは対象外となる。

一方で、同じアメックスのカードでも次の券種は今回の手数料の対象外とされている。

  • プラチナ・カード
  • ビジネス・プラチナ・カード
  • ペルソナアメックス
  • アメックス・ブルー(BLUE)

上位グレードのプラチナ系や一部の券種では従来どおり紙の明細書を無料で受け取れるため、自分の持つカードがどちらに該当するかをまず確認したい。

手数料がかからない5つのケース

紙明細を希望していても、次のいずれかに当てはまる場合は手数料が発生しない。

  • カードご利用代金明細書をオンライン明細書(ウェブまたはアプリ)に設定している場合
  • カードをすでに解約している場合
  • その月の請求金額が0円以下の場合
  • 年会費・月会費を含め、カードの請求がまったくない場合
  • アメックスの判断などにより紙の明細書が送付されている場合

つまり、手数料が発生するのは「請求があり、かつ紙の明細書の郵送を自分で希望している」ケースに限られる。利用がない月や、そもそもオンライン明細に設定している会員には影響しない。

オンライン明細に切り替えれば無料のまま使える

手数料を避ける最も確実な方法は、明細の受け取りをオンライン明細書(ウェブ・アプリ)に切り替えることである。オンライン明細での確認とダウンロードは、今回の変更後も引き続き無料で利用できる。

オンライン明細は過去の利用履歴をさかのぼって確認しやすく、必要なときにPDFなどで保存もできる。毎月郵送を待つ必要がなく、締め日後に手元のスマートフォンやパソコンからすぐに内容を確認できる点も紙明細にはない利点である。設定はアメックスの会員サイトやアプリから変更できる。

紙明細を続けるか、切り替えるかの判断材料

今回の変更は、紙の明細書を郵送で受け取ることに月220円の価値を感じるかどうかが判断の分かれ目になる。

家計簿の記帳や書類保管の都合で紙の明細が手元にないと困るという人は、手数料を払って郵送を続ける選択肢もある。一方で、普段からアプリやウェブで利用状況を確認している人や、明細をあまり見返さない人にとっては、オンライン明細に切り替えて年間数千円のコストを抑えるほうが合理的だろう。プラチナ・カードなど対象外の券種を使っている場合は、これまでどおり紙明細を無料で受け取れるため、あわてて設定を変える必要はない。

11月2日以降の締め日から適用されるため、紙明細を続けたくない場合は、それまでにオンライン明細への切り替えを済ませておくとよい。

シェア ツイート LINEに送る
シェア ツイート LINEに送る
オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

大人のクレジットカード編集部について詳しく見る