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三井住友カード、アメックス、三菱UFJカード、JCBのプラチナカード比較・評判

クレジットカード

プラチナカードは、ゴールドカードよりもさらにグレードの高いカードだ。

プラチナより上位のカードとしてブラックカードもあるが、種類が少なく所有できる人が限られているため、一般的に所有できるカードとしてはプラチナカードが最上位といえるかもしれない。

年会費は高いが、その分サービスや保険・補償などが充実している。

特に、世界中の航空会社の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスや、コンシェルジュサービスなどはプラチナカードならでは。また、旅行保険の補償額が大きく、家族特約も手厚いカードが多い。

プラチナカードは申込・審査基準が厳しくインビテーション(招待)が必要な場合も多い。そのため、まずは下位カードで利用実績を積むことをおすすめする。

本記事では、おすすめのプラチナカードを紹介するとともに、プラチナカードのメリットや申込方法などを解説する。

プラチナカードのグレード

プラチナカードは、ゴールドカードよりグレードの高いカードとして、1984年にアメリカン・エキスプレス(アメックス)が初めて発行した。
プラチナカードの名称は、ゴールド(金)よりもプラチナ(白金)の価値の方が高いということに由来している。

プラチナカードよりも上位のカードとしては、ブラックカードが存在している。

ブラックカードを世界で最初に発行したのもアメックスで、その券面が黒色だったため、他社の最上位カードもそのように呼ばれている。

しかし、ブラックカードは発行しているカード会社が限られており、年会費や入会条件などのハードルも高く、一般的に入手できるカードではない。

プラチナカードは一般に入手できるカードのなかで最上位のカードとも言えるのだ。

おすすめプラチナカード比較

本記事では、おすすめのプラチナカードとして以下のカードを紹介する。

  • 三井住友カード プラチナ
  • アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
  • 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
  • JAL・JCBカードプラチナ
  • JCBザ・クラス

これらのカードの特徴をまとめると、下表のようになる。

 三井住友カード プラチナアメックスプラチナ三菱UFJプラチナJAL・JCBプラチナJCBザ・クラス
申込方法一般申込可能インビテーションのみ一般申込可能一般申込可能インビテーションのみ
年会費55,000円(税込)143,000円(税込)22,000円(税込)33,000円(税込)55,000円(税込)
家族カード無料4名無料1名無料16,500万円(税込)8枚無料
還元率0.5%~7% ※1%0.5%1%0.5%
有効期限ポイントの最終変動日から1年間(自動延長)期限なし3年3年5年
搭載電子マネーiD(専用)QUICPayQUICPay
Apple Pay
海外旅行傷害保険最高1億円(自動付帯)最高1億円最高1億円最高1億円最高1億円
海外旅行傷害保険険家族特約5千万円5千万円3千万円2千万円2千万円
ショッピング保険上限年5百万円※免責3千円上限年5百万円※免責1万円上限年3百万円※免責3千円上限年5百万円※免責3千円上限年5百万円※免責3千円
プライオリティ・パス家族会員も無料家族会員も無料合計2枚無料家族会員も無料無料
空港以外のラウンジ大丸東京店京都特別観光ラウンジUSJ、JCBラウンジ京都ディズニーランド、USJ、JCBラウンジ京都

※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。

年会費とサービス

プラチナカードの価値は、カード会社の格やプラチナカードに求めるものによって大きく変わる。

年会費も、たとえば年会費22,000円(税込)のエポスプラチナカードもあれば、年会費143,000円(税込)のアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードもあり、様々だ。

全体的な傾向として、年会費の高いカードほどサービス内容も充実している。

ただ、いずれにしてもそれなりの年会費はかかり、その分サービス面が充実しているのがプラチナカードのメリットだ。

プラチナカードに共通する特徴的なサービスとしては、次のようなものがある。

コンシェルジュサービス

プラチナカードの代表的なサービスといえば、「コンシェルジュサービス」だ。

プラチナカードのコンシェルジュサービスは、高級ホテルなどのに在籍しているコンシェルジュのイメージだ。

たとえば、トラベルサービスに強みを持つ「アメックス・プラチナ」では、「オーロラを見たい」「アザラシを見たい」とコンシェルジュに伝えるだけで、場所選びから航空券やホテル、現地の移動手段の手配まですべて任せることができる。

「三井住友カード プラチナ」では、2万円以上のプレミアム価格がついて予約困難なビジネスホテルも、プラチナ会員用に枠を抑えているため、1万円台半ばでスムーズに予約できる。

このように、コンシェルジュサービスは、忙しいビジネスパーソン、予約や調べものの手間を省きたい人にとって、非常に使い勝手の良いサービスだ。

旅行関連の保険

国内・海外旅行傷害保険など、旅行関連の保険が充実しているのが、プラチナカードのメリットだ。

たとえば「JAL・JCBカードプラチナ」では、国内・海外旅行傷害保険の補償金額が最高1億円で、航空券代やツアー代などの旅行代金をカード払いしなくても付帯する「自動付帯」である。

また、多くのプラチナカードでは、家族カード会員でない家族「家族特約」として補償が付いている。

「JAL・JCBカードプラチナ」には航空便の遅延保険もついており、航空便の遅延でお見舞い金が出る。

世界の航空会社ラウンジの利用

ほとんどのプラチナカードにあるサービスが、「プライオリティ・パス」だ。

「プライオリティ・パス」とは、世界各国に設置されている航空会社の空港ラウンジを利用可能なパスである。

通常、利用無制限のプライオリティ・パスを入手するには4万円程度の年会費が別途必要となる。

しかしプラチナカード会員は無料で入手できるので、これだけでもカード年会費の元が取れそうだ。

ゴールドカードで利用できる空港ラウンジよりも格段に上質のサービスを受けることもできる。

しかも航空会社のラウンジは出国後のエリアに設置されているため、出発までゆっくりと滞在できるのだ。

ホテルなどのアップグレード

プラチナカードは、ホテルなどで客室やサービスのアップグレードを受けられる。

「アメックス・プラチナ」では、ヒルトンやシェラトンなどの上級会員資格を無料で獲得でき、部屋のアップグレードやアーリーチェックイン、朝食無料やレイトチェックアウトなどのサービスを受けられる。

プラチナカードの入手難易度

魅力たっぷりのプラチナカードだが、一般カードやゴールドカードよりも入手するのは難しい。

最初のハードルが「インビテーション(招待制)」である。

通常、一般カードやゴールドカードは自分で申し込めが、プラチナカードはインビテーションを採用しているものが多く、そういったカードはカード会社からの招待がない限り申し込みができない

インビテーションを受けるためには、一般カードやゴールドカードなど、そのプラチナカードの下位カードで利用実績を積むことが必要だ。

最近では、「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」のようにインビテーションなしで申し込めるカードも増えているが、申込ができても審査を通過するかは別問題だ。

審査基準はカード会社によって異なるが、ゴールドカードの審査基準よりも厳しくあっており、カードの利用実績や年収なども厳しくチェックされる。

難易度の低いプラチナカードでも、年収300~400万円は必要と言われている。

家族カードはコスパが高い

自力でプラチナカードを持つのが難しい方は、「家族カード」も検討してみてほしい

高校生を除く18歳以上の同居家族ならば、基本的には家族カード発行に審査がない

家族カードの特筆すべき点は年会費であり、本会員の年会費が143,000円(税込)の「アメックス・プラチナ」も、家族カードの年会費は4枚まで無料だ。

本会員の年会費が55,000円(税込)の「三井住友カード プラチナ」も、家族カードの年会費は無料だ。

それでいてサービス内容は本会員と同じなのだから、家族カードのコスパは極めて高い。

おすすめプラチナカード5選

ここからは、比較表で紹介したおすすめのプラチナカードについて、より詳しく紹介していく。

三井住友カード プラチナ

三井住友カード プラチナ

年会費

年会費は本会員が55,000円(税込)と、プラチナカードとしては平均的。

三井住友カードには、登録型リボ払いの「マイ・ペイすリボ」の設定で年会費割引、年間利用実績に応じた年会費割引*があるが、プラチナカードにはこの設定がない。

*2021年2月支払い分よりリボ払い手数料の支払いが必須となる。

ただし、「Web明細サービス」に登録の上で年間6回以上の請求があれば、最大で1,100円の年会費割引がある。

家族カードの年会費は全員が無料であり、年会費無料の家族カードに制限を設けているプラチナカードもあるなか、お得感が強い。ETCカードも年会費無料で利用可能だ。

さらに中国で強い「銀聯カード」も、発行手数料・年会費ともに無料だ。

ポイント

三井住友カード プラチナを200円利用ごとに「Vポイント」が1ポイント付与される。

1ポイント=1円相当のため、ポイント還元率は0.5%だ。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。

貯まったポイントは、他のポイントへの移行(還元率は最高0.5%)やギフトカード(同0.5%)などに交換できる。

ポイントの有効期限はポイントの最終変動日から1年間(自動延長)なので、使用し続けていればなくなることはない。低額でも定期的な支払いを設定しておくとよいだろう。

また、「マイ・ペイすリボ」に登録の上でリボ払い手数料の請求がある月は、ポイントが2倍(還元率1%)となる。

さらに、年間の利用実績に応じて、翌年度のポイント還元率が0.6~0.8%にまでアップする。

マイ・ペイすリボのポイントアップと合わせると、1.1~1.3%の高還元率カードだ。

サービス

三井住友カード プラチナでは、年1回、以下の3つから好きなサービスを無料で選べる。

  • プライオリティ・パスの無料入会
  • 名医によるセカンドオピニオンサービス
  • 食の逸品(各地の名産品から厳選された逸品)

また、コンシェルジュサービスもあり、プラチナ会員専用のデスクが24時間365日サポート。

交通機関やホテル、レストランやギフトの手配、海外のお店情報や渡航先情報の提供などをしてくれる。

さらに、東京や大阪を中心にした約110店舗の一流レストランで、2名以上コース料理を注文で1名分が無料となるサービスもある。

保険

三井住友カード プラチナには、以下のような海外旅行傷害保険が自動付帯する。

補償内容上限金額家族特約
死亡・後遺障害最高1億円(自動付帯)1000万円
傷害・疾病治療500万円500万円
救援者費用1000万円1000万円
賠償費用1億円5000万円
携行品損害100万円
(自己負担3000円)
100万円
(自己負担3000円)

カード会員でない家族に対しても、500万円の傷害・疾病治療が補償されるのはうれしい限りだ。国内旅行傷害保険も自動付帯で、以下のような補償内容だ。

補償内容上限金額
死亡・後遺障害1億円
入院日額5000円
通院日額2000円
手術20万円

航空機遅延保険も国内外ともに付帯しており(国内は利用付帯)、航空機の遅延や手荷物の紛失などで2~4万円の補償を受けられる。

ショッピング保険も付帯しており、購入日(もしくは翌日)から200日間における購入商品の損害に対して、年間500万円(自己負担3000円)が補償される。

海外のみならず国内でも、さらにリボ払いでなくて1回払いでも補償の対象だ。

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アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

年会費

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(アメックス・プラチナ)の本会員の年会費は143,000円(税込)と、プラチナカードの中でもずば抜けて高額だ。

アメックス・プラチナは、2枚目の本会員カードも無料で発行可能、家族カードは4名まで年会費無料で持てる。

アメックス・プラチナは、「家族」の範囲が広いのが特徴で、18歳以上の子供、配偶者、両親以外にも、婚約者、内縁や事実婚、同性婚のパートナーも対象となっている。

ETCカードは、発行手数料として850円かかるものの、年会費はかからない。

ポイント

カード利用100円ごとに「メンバーシップ・リワード」が1ポイント貯まる。

1ポイント=1円相当の価値なので、ポイント還元率は1%だ。

貯めたポイントは、1000ポイント→1000マイルのレートで、ANAマイルに移行できる。

グリーンやゴールドでこのレートで交換するには、別途年間3000円を支払わなければならないが、プラチナはその必要がない。

ANA以外にも、10以上の航空会社に1250ポイント→1000マイルのレートで移行可能だ。

ポイントの有効期限がないため、気長にポイントを貯めて一気にマイル移行もできる。

サービス

アメックスでは、特に旅行、エンタメ関連のサービスが秀逸だ。

ヒルトンやシャングリラ、マリオットやシェラトン、リッツカールトンなどの上級会員の資格をゲットできる。

これらのホテル以外にも、世界900カ所以上の高級ホテル(日本では帝国ホテル、アマン東京など)では、優待価格での予約やアーリーチェックインなどの優遇を受けられる。

デルタ航空便を利用する際は、デルタ航空ラウンジも利用可能だ。

さらにコンシェルジュサービスも忘れてはならない。

コールセンターの従業員は、そのほとんどがアメックスの正社員のため、サポートも極めて丁寧だ。

航空券や現地の移動手段、ホテルや現地のエンタメチケットなどを、プランニングしながら手配してくれる。

しかも、コンシェルジュ経由ならば、入手困難なチケットの入手やホテルのアップグレードなども可能だ。

そして、万が一の際のサポート体制も万全だ。

旅先でクレカや現金を紛失した場合も、即日カードを再発行して、滞在先のホテルまで速達で届けてくれる。

病気やけがの際は、極力日本語が通じる医師や最寄りの医療施設を紹介してくれ、医療費の立て替えなども可能だ。

保険

アメックス・プラチナには、以下のような海外旅行傷害保険が付帯する(利用付帯)。

補償内容上限金額家族特約
死亡・後遺障害1億円1000万円
傷害・疾病治療1000万円1000万円
救援者費用1000万円1000万円
賠償費用1億円5000万円
携行品損害100万円
(自己負担3000円)
100万円
(自己負担3000円)

カード会員でない家族に対しても、1000万円の傷害・疾病治療が補償されるので、高額な海外の医療費も心配いらない。

国内旅行傷害保は以下のような補償内容だ(利用付帯)。本会員のみならず、家族カード会員、さらに、家族カード会員でない家族も同様の補償内容だ。

補償内容上限金額
死亡・後遺障害1億円
入院日額5000円
通院日額2000円
手術20万円

航空機遅延保険も国内外ともに付帯しており(国内は利用付帯)、航空機の遅延や手荷物の紛失などで3~6万円の補償を受けられる。

ショッピング保険も付帯しており、購入日から90日間における購入商品の損害に対して、年間500万円(自己負担1万円)が補償される。

海外のみならず国内でも、さらにリボ払いでなくて1回払いでも補償の対象だ。

さらに、他のカードでは対象外となることの多いスマホやタブレット、ノートPCもしっかりと補償してくれる。

申込方法

アメックス・プラチナは、インビテーションのみで入手可能だ。

ただし、アメックス・ゴールドが必ずしも必要なわけではなく、利用実績によってはアメックス・グリーンから一足飛びで、プラチナへのインビテーションが届く場合もある。

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三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(三菱UFJプラチナ)の年会費は、本会員が22,000円(税込)、家族カードは3,300円(税込)(1枚目は無料)である。

ETCカードの年会費はもちろん、発行手数料もかからない。

銀聯カードの発行も可能だが、本会員は1,100円(税込)、家族カードは330円(税込)の新規発行手数料がかかる。

ポイント

1000円利用ごとに、「グローバルポイント」が1ポイント貯まる。

1ポイント=5円相当なので、ポイント還元率は0.5%だ。

海外での利用分や指定月分の利用分は、ポイント還元率が1%となる。

さらに、年間利用金額に応じて、ポイント還元率を最高1.35%にまで上げることも可能だ。

貯まったポイントは、キャッシュバック(還元率0.4%)や他のポイント(同0.5%)、ギフトカード(同0.5%)への交換ができる。

ポイントの有効期限は3年間だ。

サービス

三菱UFJプラチナでも、コンシェルジュサービスを受けられる。

24時間365日、通話料無料で国内外を問わず利用可能だ。

三菱UFJプラチナのコンシェルジュは外部委託されており、外部委託先は海外の緊急時や医療サポートに強みを持つ。

他に、日頃から使えるサービスとして、グループ企業の三菱UFJ銀行のATM時間外手数料無料(カード代金の口座引き落としなどの条件を満たす必要あり)、定期預金の金利優遇などのサービスがある。

保険

三菱UFJプラチナには、以下のような海外旅行傷害保険が自動付帯する。

補償内容上限金額家族特約
死亡・後遺障害自動付帯:5000万円
利用付帯:5000万円
1000万円
傷害・疾病治療200万円200万円
救援者費用200万円200万円
賠償費用3000万円3000万円
携行品損害50万円
(自己負担3000円)
50万円
(自己負担3000円)

他のプラチナカードと比較して、補償金額は少ない。

ただし、家族特約もしっかりとついている。

国内旅行傷害保険も自動付帯で、以下のような補償内容だ。

家族特約では、死亡・後遺障害の上限は1000万円となる。

補償内容上限金額
死亡・後遺障害5000万円
入院日額5000円
通院日額2000円
手術20万円

航空機遅延保険も国内外ともに自動付帯しており、航空機の遅延や手荷物の紛失などで1~2万円の補償を受けられる。

更にショッピング保険も付帯しており、購入日から90日間における購入商品の損害に対して、年間300万円(自己負担3000円)が補償される。

海外のみならず国内でも、さらにリボ払いでなくて1回払いでも補償の対象だ。

申込方法

三菱UFJプラチナは、インビテーションのみならず、公式サイトから申し込むことも可能だ。

インビテーションは、三菱UFJゴールドを利用している必要は必ずしもなく、リクルートカードを利用していたらインビテーションが届いた、という事例もある。

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JAL・JCBカードプラチナ

年会費

JAL・JCBカードプラチナの年会費は、本会員が34,100円(税込)、家族カードは17,050円(税込)となっており、1枚目から年会費が発生する。

ETCカードは、発行手数料、年会費ともかからない。

ポイント

JAL・JCBカードプラチナは、ポイント還元率が2倍となる「ショッピングマイル・プレミアム」に無料で自動入会となる。

これにより、100円利用につきJALマイルが1マイル付与(マイル付与率1%)される。JALマイル特約店(付与率合計2%)、JALグループの利用(付与率合計4%)などのマイルアップ手段も豊富だ。

貯まったマイルは、JALや提携航空会社の特典航空券やアップグレードなどに利用できる。

マイルの有効期限は3年間だ。

サービス

JAL・JCBカードプラチナは、最上位カード「JCBザ・クラス」と同じコンシェルジュサービスを、24時間365日、通話料無料で国内外問わずに利用できる。

コンシェルジュサービスは外部委託をしておらず、カード会社で教育されている。

また、JAL・JCBカードプラチナの会員は、大阪のUSJにあるラウンジ、JR京都駅内のJCBラウンジを利用可能だ。

保険

JAL・JCBカードプラチナには、以下のような海外旅行傷害保険が自動付帯する。

補償内容上限金額家族特約
死亡・後遺障害1億円1000万円
傷害・疾病治療1000万円200万円
救援者費用1000万円200万円
賠償費用1億円2000万円
携行品損害100万円
(自己負担3000円)
100万円
(自己負担3000円)

このカードにも家族特約が付いているが、カード会員との間に差が目立つ。

国内旅行傷害保険も自動付帯だが、家族特約はない。

補償内容上限金額
死亡・後遺障害1億円
入院日額1万円
通院日額2000円
手術40万円

他のプラチナカードより、入院日額と手術費用の補償が優れている。

航空機遅延保険も国内外ともに付帯しており(国内は利用付帯)、航空機の遅延や手荷物の紛失などで2~4万円の補償を受けられる。

ゴルファー保険も、最高1億円まで付帯しているが、ホールインワンやアルバトロス費用は補償されない。

ショッピング保険も付帯しており、購入日から90日間における購入商品の損害に対して、年間500万円(自己負担3000円)が補償される。

海外のみならず国内でも、さらにリボ払いでなくて1回払いでも補償の対象だ。

申込方法

インビテーションのほか、JAL・JCB保有者は公式サイトからの切り替え申し込みも可能だ。

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JCBザ・クラス

JCBザ・クラス

年会費

本会員の年会費は55,000円(税込)だが、家族カードは8枚まで発行可能で、しかもその全てが年会費無料

義理の両親など、本会員と名字が異なっても家族カードを発行できる。

さらに、ETCカードも年会費、発行手数料ともにかからない。

ポイント

1000円利用ごとに「Oki Dokiポイント」が1ポイント貯まる。

1ポイント=5円相当なので、ポイント還元率は0.5%と平凡である。

年間利用額に応じてポイント付与率がアップするのだが、そのアップ率はJCB一般カードやゴールドを遥かにしのぐ。

ポイントの有効期限は5年と長めなので、じっくり貯めて他のポイントへの移行(還元率最高0.5%)やギフトカード(還元率最高0.6%)に交換しやすい。

サービス

24時間365日対応のコンシェルジュデスクが設置されている。

ブラックカードのコンシェルジュに匹敵する良質のサービスだ。

ディズニーランドやUSJ、京都にあるJCBラウンジも利用可能。

さらに、対象のレストランで2名以上のコース料理を注文すると、1名分が無料になったり、ザ・クラス会員限定で一見さんお断りのお店や人気店の席を用意してくれたりする。

そして、ザ・クラス限定のサービス「JCBプレミアムステイプラン」では、日本各地の源泉宿泊施設に優待価格で宿泊可能だ。

保険

JCBザ・クラスには、以下のような海外旅行傷害保険が自動付帯する。

補償内容上限金額家族特約
死亡・後遺障害自動付帯:5000万円
利用付帯:5000万円
1000万円
傷害・疾病治療1000万円200万円
救援者費用1000万円200万円
賠償費用1億円2000万円
携行品損害100万円
(自己負担3000円)
100万円
(自己負担3000円)

このカードにも家族特約が付いているが、カード会員との間に差が目立つ。国内旅行傷害保険も自動付帯だが、家族特約はない。

補償内容上限金額
死亡・後遺障害1億円
入院日額5000円
通院日額2000円
手術20万円

格下ともいえる「JAL・JCBプラチナ」よりも補償内容は劣っているが、航空機遅延保険も国内外ともに自動付帯しており、航空機の遅延や手荷物の紛失などで2~4万円の補償を受けられる。

ゴルファー保険も、最高1億円まで付帯しているが、海外ではホールインワンやアルバトロス費用は補償されない。

ショッピング保険も付帯しており、購入日から90日間における購入商品の損害に対して、年間500万円(自己負担3000円)が補償される。

海外のみならず国内でも、さらにリボ払いでなくて1回払いでも補償の対象だ。

申込方法

ザ・クラスはインビテーションが唯一の道だ。

かつて一般申込ができた時代の条件は、40歳以上、年収1200万円以上、JCBカード保有歴3年以上、年間100万円以上の決済を2年以上であった。

現在では多少条件がゆるくなっているものの、実はアメックス・プラチナよりもハードルは高い。

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プラチナビジネスカード

一般向けのカードの他に、法人カードにもプラチナカードがある。

JCBプラチナ法人カード

JCBプラチナ法人カード

年会費

年会費は1枚目が33,00円(税込)、2枚目以降は1枚につき6,600円(税込)だ。

ETCカードの年会費、発行手数料も無料な上、1枚のJCBプラチナ法人カードで、複数のETCカードを発行できるのが、法人カードらしい。

ポイント

1000円利用ごとに「Oki Dokiポイント」が1ポイント貯まる。

1ポイント=5円相当なので、ポイント還元率は0.5%である。有効期限は5年間だ。

サービス

他のJCBプラチナカードのサービスはもちろん、法人カードならではのサービスも受けられる。

その一つが「カーアクシデントケア制度」だ。

交通事故での入院、車内の携行品損害、ETCゲート通過時の事故、高速道路での車両故障で、5万円のお見舞い金がもらえる。

また、法人向けの福利厚生サービスも受けられ、国内宿泊施設や映画館の割引などを受けられる。

保険

JCBプラチナ法人カードには、以下のような海外旅行傷害保険が自動付帯する。

補償内容上限金額家族特約
死亡・後遺障害1億円1000万円
傷害・疾病治療1000万円200万円
救援者費用1000万円200万円
賠償費用1億円2000万円
携行品損害100万円
(自己負担3000円)
100万円
(自己負担3000円)

国内旅行傷害保険も自動付帯だが、家族特約はない。

補償内容上限金額
死亡・後遺障害1億円
入院日額5000円
通院日額2000円
手術20万円

ショッピング保険も付帯しており、購入日から90日間における購入商品の損害に対して、年間500万円(自己負担3000円)が補償される。

海外のみならず国内でも、さらにリボ払いでなくて1回払いでも補償の対象だ。

申込方法

JCBプラチナ法人カードは、一般申込が可能だ。申込の際は、本人確認書類に加えて、登記簿謄本などが必要となる。

決算書は基本的には必要ないが、審査によっては必要となるかもしれない。

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セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ

年会費

セゾン・プラチナの年会費は22,000円(税込)、家族カードの年会費は3,300円(税込)と、プラチナカードの中では最安値の部類に入る。

ETCカードももちろん、完全無料だ。

ポイント

1000円利用ごとに、「永久不滅ポイント」が1.5ポイント貯まる。

一般のセゾンカードの1.5倍多く貯まり、1ポイント=5円相当なので、ポイント還元率は0.75%だ。

さらに、セブンイレブンでセゾン・プラチナを利用すると、ポイント還元率は1.75%にまで上がる。

貯まったポイントは、ギフト券(還元率0.5%)やポイント移行(同0.5%)に交換可能だ。ポイントの有効期限がないため、気長に貯められる。

サービス

セゾン・プラチナのサービスに、日常的に使えるサービスから特別なときに役立つサービスまである。

後者のサービスとしてあげられるのは、24時間365日対応の専用デスクによるコンシェルジュサービスだ。

主に、旅行関連の予約や手配をしてくれる。

また、プラチナならではのプライオリティ・パスももちろん無料で付いてくる。

プロパーのアメックスにも付いている、「アントレ」という航空・ホテルなどの優待サービスも利用可能だ。

保険

セゾン・プラチナには、以下のような海外旅行傷害保険が自動付帯する。

補償内容上限金額家族特約
死亡・後遺障害1億円1000万円
傷害・疾病治療300万円300万円
救援者費用300万円300万円
賠償費用5000万円5000万円
携行品損害50万円
(自己負担3000円)
50万円
(自己負担3000円)

このカードにも家族特約が付いており、家族特約との差が少ない。国内旅行傷害保険も自動付帯で、家族特約も付いている。

補償内容上限金額家族特約
死亡・後遺障害1億円1000万円
入院日額5000円5000円
通院日額3000円3000円
手術20万円20万円

航空機遅延保険は、3万円が補償される。ショッピング保険も付帯しており、年間300万円が補償される。

セゾン・プラチナが優れているのは、他のプラチナではある自己負担金がないこと、そして補償してくれる日数が「購入から120日」と、長く設定されていることだ。

海外のみならず国内でも、さらにリボ払いでなくて1回払いでも補償の対象だ。

申込方法

セゾン・プラチナは公式サイトからの申し込みが可能。

セゾン・プラチナが審査で比重を置いているのは、年収ではなく年間利用金額だ。

セゾン・ゴールド・アメックスを年間100万円以上利用していれば、招待が届く可能性は十分にある。

入会キャンペーンも実施するので、それを利用して申し込むと、ゲットできる可能性は高くなる。

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まとめ

プラチナカードを比較すると、最もハードルが低いのが「三菱UFJプラチナ」「セゾン・プラチナ」である。

旅行に頻繁に行く方なら、「JAL・JCBプラチナ」「アメックス・プラチナ」もいいだろう。

旅行には行かないが日常的に特典や優遇を受けたい方は、「三井住友プラチナ」も選択肢である。

どのプラチナカードを選ぶにしても、利用実績が物を言う。

インビテーションの必要なアメックス・プラチナは、特にグリーンやゴールドでの利用実績が重要だ。

何れにせよ、確実な利用実績を作ってから、インビテーションを待ったり申し込みをしたりしよう。

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執筆・編集

ono

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