ダイナースクラブ、Visa、Mastercardの3つの国際ブランドを発行する三井住友トラストクラブのTRUST CLUBプラチナマスターカードは、2019年7月に誕生した新しいクレジットカード。リリースから1年が経ち、サービスの反響や人気の特典について詳しく伺うことができた。
コロナウィルスの影響もあり、今回は、当サイトとして初となるZOOMによるインタビューを行った。
「リリース後、お陰様で、反響はとても大きく、新規入会のお客様が非常に増えております。」
そう語るのは、このカードの企画と開発に携わった営業企画本部 商品企画部 商品企画チームの金森航太さん(以下、金森さん)だ。
強みはプラチナレベルのグレードの高さと無料の家族カード
TRUST CLUB プラチナマスターカードにはどのような強みがあるのだろうか?金森さんによれば、大きな強みが2つあるという。
1つめはカードの「グレード」。他社の多くがラインナップの最上位グレードに位置付ける「プラチナグレード」をエントリーレベルに位置付け、更に上位グレードのTRUST CLUB ワールドカード(Mastercardワールドグレード)、最上位グレードのTRUST CLUB ワールドエリートカード(Mastercardワールドエリートグレード)をラインナップしている。
ステータスの高いカードを年会費3,300円(税込)という低価格で持てるというのは、ほかにはない魅力である。
2つめは「家族カードが無料」という点。同価格帯の他社カードでは家族カード発行に年会費や手数料がかかるのが一般的だが、このカードは無料で発行できるという。
家族カードの枚数に制限はなく、かつ家族サービスも本会員と同じサービスを受けることができる。国内旅行に行く際には、家族で空港ラウンジを利用することができるのも大きな魅力だそうだ。
また、家族カードについては、18歳未満の高校生のお子様でも、ホームステイや留学等の予定がある場合、相談ベースでカード発行にも対応している。
一般的なクレジットカードでは、家族カードであっても18歳以上の方を対象にしているものが多く、家族カードで18歳未満の発行に対応しているのは隠れた魅力と言えそうだ。
注目&人気のサービス「ダイニング by 招待日和」
このカードで最も注目してほしい人気のサービスが何かを聞いたところ、
「『ダイニング by 招待日和』は非常に人気のサービスとなっており、ぜひお使いいただきたい」ということだった。
「ダイニング by 招待日和」は所定のレストランを2名で予約すると1名分が無料になるサービス。
金森さんにその人気の理由を聞いた。
「他のカードの場合、数万円するプラチナカード等に付帯されることが多いサービスですが、これが3,300円(税込)のカードでご利用いただけますので、お客様にとってメリットを感じていただいていると思います。1名分のお食事が無料になるだけで、年会費のもとがとれ、お得です。」
金森さんも過去にこのサービスを実際に利用したとのことで、その時の様子を伺ったところ、普段は手が届かないレストランを利用することができ、非常に満足できたということだった。
東京都内だけでも90店舗以上あり、和食、フレンチをはじめとして、さまざまなスタイルのレストランが利用できる。
この特典を目的にカードを持つということでも、十分に価値がある特典である。店舗側からしても、気軽にレストランを使ってもらうことで、リピーターになってもらいたいという狙いもあり、このサービスの提供には力を入れているそうだ。
「ダイニング by 招待日和」で利用できるレストランを一つ一つ使って回っていくのも、新しいレストランとの出会いもあり、いいかもしれない。
ポイントは有効期限なしで貯まる、使える
クレジットカードといえば、利用に応じて貯まるポイントも気になるところである。ポイントの特徴についても聞いてみた。
「一番の特長は、ポイントに有効期限がないことです。貯まったポイントは、季節のグルメから、家電製品、期間限定賞品まで、多彩な賞品に交換することができます。」
ポイントに有効期限があると、欲しい賞品に交換する前にポイントが失効してしまう。しかたなく欲しくない賞品と交換することもあると思うが、有効期限がないので、じっくり貯めて、欲しい賞品に交換できるという。
有効期限がないという特長は、非常にうれしい特長。せっかく貯めたポイントも、うっかり有効期限切れでなくなってしまったという方も、多いのではないだろうか。
TRUST CLUB プラチナマスターカードではポイントをじっくり貯めて、使うことができそうだ。
各種ギフト券に交換可能
またポイントの交換先はなにがおすすめなのだろうか?金森さんによれば、「JCBギフトカードやAmazonギフト券などの商品券も充実しており、Tポイントやスターバックスカードチャージへのポイント移行もおすすめです。」とのこと。
ポイントは年会費にも充当することができる。実はポイントの価値を最も活用するのは年会費に充当する方法である。特に交換したい賞品がないのであれば、こういったやり方もアリ。
ポイントを効率的に貯める方法としては、TRUST CLUB ポイントモールを利用するのも手だ。
TRUST CLUB ポイントモールを経由することで、楽天市場やYahoo!ショッピングでさらにポイントが加算される仕組みとなっている。
コロナウィルスの影響でユーザーのニーズにも変化が
金森さんによれば、コロナの影響によって、「決済端末に触れたくない」「スピーディーに決済を済ませたい」という利用者の声は高まっているそう。
具体的にカードの決済方法については、「現在、Mastercardはスマホ決済としてApple Payに対応しており、QUICPay加盟店ならびにApple Payのオンライン決済をご利用いただけます。」とのこと。
Apple PayやQUICPayであれば、端末にふれることなく、スピーディーな決済も可能なので、衛生面が気になる方には嬉しい機能である。
カードをかざすだけで使えるタッチ決済の対応状況についてはまだ対応していないということであった。ただし、モバイル決済に加え、Mastercardのカード一体型タッチ決済への対応も検討しているとのことで、これは非常にポジティブなニュースと言える。タッチ決済に対応すれば、このカードの魅力はさらに上がる。
なお、VisaブランドのTRUST CLUBカードは先行して2019年7月から一体型タッチ決済に対応している。
幅広い世代が持てるカード
入会の目安は「当社所定の基準を満たす方」となっており、条件は明確に示されていない。
年会費については「新社会人など、比較的若いお客様でも気軽にお持ちいただけるようにしております。実際には幅広い年齢層、社会的なステータスを確立されているお客様にもご入会いただいている」とのこと。幅広い世代の方に、手軽にプラチナカードを持てるようにしている工夫が窺える。
さらに上位カードも
TRUST CLUB プラチナマスターカードにはステータスの高い上位カードとしてTRUST CLUB ワールドカードとTRUST CLUB ワールドエリートカードが用意されている。
これらの上位のカードが欲しい方はプラチナカードから始めたほうがいいのかを聞いたところ「インビテーション(招待)のような仕組みは用意しておりません。いずれのカードもネットから申し込み可能ですので、直接お申し込みください。」とのことであった。
そのほか、TRUST CLUB プラチナマスターカードは、単体で申し込むことも可能だが、ダイナースクラブカードを持つことで、コンパニオンカードとして、無料の付帯カードとして持つこともできる。
この方法であれば、ダイナースクラブカードのサービスやステータス性と、TRUST CLUB プラチナマスターカードのMastercardとしての利便性のよいところ取りができるのだ
入会後にはリボルビング払いの利用で年会費相当がキャッシュバックされるキャンペーンもあるという。該当する方はこのキャンペーンも押さえておこう。
TRUST CLUB プラチナマスターカードの基本情報:
年会費:本会員:3300円(税込)
家族会員:無料
ポイント:200円につき1ポイント
※ポイントの有効期限なし
国内・海外旅行保険:最高3000万円(利用付帯)
TRUST CLUB プラチナマスターカードの公式サイトを見る