デルタスカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、デルタ航空とアメリカン・エキスプレスが提携して発行しているクレジットカードだ。
年会費は28,600円(税込)とゴールドカードだけあって高めだが、デルタスカイマイルが貯まりやすい。
ラウンジ利用などのトラベルサービスや保険などが充実している。
スカイマイルは、カード利用100円につき1マイル貯まる。
また、海外でのカード利用ではマイル獲得が1.5倍、デルタ航空でのカード利用ではマイル獲得が3倍になる。
デルタ航空を始めとして、エールフランスや大韓航空、アリタリア-イタリア航空などスカイチーム所属の航空会社で優待特典を受けられる。
また、年間150万円以上カードを利用すると、デルタ航空の上級会員資格「ゴールドメダリオン」となる。
- デルタ航空スカイマイルが貯まりやすい
- スカイチーム所属の航空会社で優待特典あり
- デルタ航空上級会員「ゴールドメダリオン」資格認定
- トラベルサービスが充実
- 最高1億円の海外旅行保険、最高5,000万円の国内旅行保険が付帯
- 年会費が28,600円(税込)と高め
- デルタ航空・スカイチームの利用がないとメリットが少ない
こんな人におすすめ
・デルタ航空やスカイチームのをよく利用する
・海外旅行によく行く
・ハイステータスなカードが欲しい
3つのおすすめポイント
デルタ航空のマイルがお得に貯まる
カード利用100円につき1マイル貯まる仕組みだが、ボーナスマイルなどで獲得できるマイルが増える機会が多い。
海外でのカード利用では1.25倍、デルタ航空予約センターなどデルタ航空への支払いでは3倍、マイルを獲得できる。
また、入会時には8,000マイル、毎年のカード継続のたびに3,000マイルがボーナスマイルとしてプレゼントされる。
マイルには有効期限がないので、貯めやすく使いやすい。
デルタ航空、スカイチームの優待特典が充実
年間150万円以上カードを利用すると、デルタ航空の上級会員資格「ゴールドメダリオン」が与えられる。
ゴールドメダリオンになると、1ドルあたり8マイルの獲得や優先チェックイン、優先搭乗、優先手荷物取扱いなど、様々な特典が受けられる。
なお、年間の利用額が100万円以上150万円未満の場合は「シルバーメダリオン」となり、特典の内容が変わる。
デルタ航空だけでなく、エールフランス航空やアリタリア-イタリア航空、大韓航空、中国南方航空などスカイチーム所属の航空会社でも優待がある。
トラベルサービスが充実
旅行の予約による特典、空港ラウンジの利用や荷物の宅配サービスなど、フライト前後の時間を充実させてくれるトラベルサービスが充実している。
特に利用機会の多いであろう空港ラウンジについては、アメリカン・エキスプレスが提供する無料ラウンジを同伴者1名まで無料で利用できる。
このラウンジは、羽田空港や成田空港、大阪国際空港など国内28空港、海外2空港で利用可能だ。
また、前述のゴールドメダリオンの優待で、世界490ヵ所以上ある「スカイチーム・ラウンジ」を同伴者1名まで無料で利用できる。
評判・口コミ
- スカイチームのゴールドステータスを得ることができ、ラウンジを利用できます。また、手荷物の優遇や優先チェックインカウンターを利用することができるのがとても便利です。(30代 男性 会社員)
- 出張で頻繁に利用するのですが、デトロイトやミネアポリスなどデルタしか就航していない路線を利用する人には大変オススメです。年会費が若干高くてもメリットがあります。(30代 男性 会社員)
- 飛行機利用の時だけでなく、コンビニやガソリンスタンドでもマイルがたまるのが良いですね。(30代 男性 自営業・個人事業主)
- 他のゴールドカードは1万円程度の年会費が多いですが、それに比べると断然年会費が高いです。家族会員も1万2千円と高めの設定になっています。(40代 女性 主婦)
- 日本人はワンワールドやスターアライアンスを利用することが多いため、デルタなどのスカイチームを利用しない人にはあまりメリットがないと思います。(30代 男性 会社員)
- スカイチームラウンジを優先的に使えるのですが、ラウンジは特に目新しいものはありませんでした。(30代 男性 自営業・個人事業主)
※上記「イイコミ・ワルコミ」は弊社が独自に調査・収集したものです。
ポイントの貯め方
デルタスカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードでは、カード利用により「スカイマイル」が貯まる。
通常はカード利用100円につき1マイルが貯まり、還元率は1.0%。
有効期限は無期限だ。
以下で紹介するように、カード利用により様々なタイミングでボーナスマイルが付与される。
一般カードよりもゴールドカードの方が獲得できるマイルが大きくなっている。
日常の買い物や支払いでも貯めていくことができるので、積極的に利用していこう。
カード入会・継続でボーナスマイル
カード入会時に8,000ボーナスマイル、翌年度以降は毎年のカード継続時に3,000ボーナスマイルがプレゼントされる。
デルタ航空への支払いでマイルが3倍
delta.comやデルタ航空予約センターでデルタ航空航空券を購入する場合や、デルタ航空空港チェックインカウンターなど、デルタ航空への支払いにカードを利用する場合は、獲得マイルが通常の3倍になる。
海外でのカード利用でマイルが1.5倍
海外でのカード利用では、獲得マイルが通常の1.5倍になる。
カード利用金額100円につき通常は1マイルが獲得できるが、その1マイルにつき0.5マイルのボーナスマイルが加算される形だ。
最初のフライトでボーナスマイル
カード入会後6ヶ月以内にデルタ航空を購入した航空券で利用すると、初回のフライトに対して、通常のフライトマイルに加え「ファーストフライトボーナスマイル」がプレゼントされる。
ボーナスマイルはスイートとそれ以外で異なり、以下のようになる。
- デルタ・ワン、デルタ・ワン スイート:25,000マイル
- デルタ・プレミアムセレクト、デルタ・コンフォートプラス、メインキャビン、ベーシックエコノミー:10,000マイル
スカイマイルショッピングでマイルが貯まる
デルタスカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードの会員は、ショッピングでお得にスカイマイルが獲得できるサイト「スカイマイル ショッピング」を利用できる。
このサイトには、楽天市場やYahoo!ショッピング、じゃらんなど、バラエティ豊かなネットショップが提携しており、スカイマイル ショッピングを経由して目的のショップを利用することで、通常のマイル獲得に加え、ショップ毎に定められたボーナスマイルが付与される。
毎月の固定費でスカイマイルを貯める
電気やガス、水道などの光熱費や税金の支払いでもスカイマイルを貯めることができる。
ただし、200円ごとに1マイルと獲得マイルは半減してしまう。
しかし、毎月まとまった金額を支払うことになるので、マイル獲得の助けとなる。
ポイントの使い方
ポイントの使い方に関しては、一般カードと同様だ。
マイルを特典航空券と交換
デルタ航空やスカイチームの特典航空券に交換することができる。
デルタ航空の特典航空券であれば燃油サーチャージが不要になる。
時期によって変動するが、例えば成田・ホノルル間の往復チケットは、エコノミークラスで約60,000マイル、ビジネスクラスで約120,000マイルとなる。
デルタ航空、デルタ・コネクション、デルタシャトルが運航するフライトにおいては、マイルと現金を組み合わせた「マイル+キャッシュ」で航空券を購入することも可能だ。
マイルでショッピング
航空券との交換だけでなく、スカイルマイルをショッピングに利用することも可能。
デルタ航空ギフトカードの購入の他、「スカイマイルマーケットプレイス」というショッピングサイトでは、ダイソンやApple製品、ギフト券など、様々な商品との交換が可能だ。
また、日本向けのサービスとして、スカイマイルJTB国内パッケージツアー旅行券に交換も可能だ。
10,000マイル単位で1会員あたり年間30,000マイルまで、10,000マイル=10,000円分の旅行券に交換できる。
家族・友人へのプレゼント、慈善事業への寄付
スカイマイルは、家族や友人に、マイルをプレゼントすることができる。
2,000マイル単位で年間60,000マイルまで、1マイル=0.035米ドル(2017年10月時点)換算となる。
また、社会貢献活動を行う団体への寄付にスカイマイルを利用することも可能。
1,000マイル単位で、スカイウィッシュチャリティーまたはスカイウィッシュ・アジアを通じ、指定した慈善団体の活動支援に役立てられる。
スカイマイル エクスペリエンス
抽選にはなるが、バックステージツアー、レッドカーペットウォーキング、スポーツチームのグラウンドへの入場など、スカイマイル エクスペリエンスが提供する特別な体験に、マイルを利用することができる。
旅行保険
カード会員本人だけでなく、配偶者およびカード会員と生計を共にする子供、両親などの親族も対象となる。
国内旅行保険
利用付帯で最高5,000万円の補償。
利用付帯の補償対象となるのは以下の場合。
- カードでチケットなどを購入した公共交通乗用具に搭乗中の事故
- 予約の上、カードで宿泊料金を支払う予定の宿泊施設での宿泊中の火災・爆発による事故
- カードで購入した宿泊を伴う募集型企画旅行に参加中の事故によって傷害を受けた場合
海外旅行保険
利用付帯で最高1億円、そのうち、自動付帯で最高5,000万円の補償。
住居(日本国内)を出発した時から住居に戻るまで(日本出国の前日から入国の翌日まで)、最長90日間補償される。
旅行前に国際航空機・国際船舶のチケットやパッケージ・ツアーの料金をカードで支払った場合、または出国後海外で初めて被保険者の公共交通乗用具のチケットの料金をカード会員がカードで支払った場合、最高1億円の補償を受けられる。
それ以外は最高5,000万円の補償となる。
海外旅行保険はゴールドカードがより手厚い補償となっている。
アメックスの補償サービス
ショッピング・プロテクション
国内外を問わず、カードを使って購入した商品が破損したり、盗難の被害にあったりした場合に、購入から90日間補償される。
年間最高500万円の補償。自己負担は1回の事故につき10,000円。
リターン・プロテクション
カードで購入した商品の返品を、万が一購入店が受け付けない場合、購入日から90日以内なら、アメリカン・エキスプレスに返品することにより、購入金額を払い戻してもらえるという、アメックスならではの補償サービスだ。
補償金額は1商品につき最高3万円相当額まで、1会員口座につき年間最高15万円相当額まで。
商品が未使用で損傷がなく、他に加入している保険または購入店の返品規定によって適用されない場合に、対象となる。
不正プロテクション
不正使用による損害を補償する。不正使用と判明したカード取引について、原則として損害が補償される。
カード会員に重大な過失があると場合を除き、不正利用分は全額補償。
付帯サービス
メダリオン会員資格
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード会員は、デルタ航空の上級会員資格「ゴールドメダリオン」または「シルバーメダリオン」に認定される。
ちなみに、一般カードの場合は「シルバーメダリオン」にしかなれない。
ゴールドカードの場合、カード入会初年度は自動的に「ゴールドメダリオン」となり、2年目以降は前年のカード利用金額が150万円以上の場合は「ゴールドメダリオン」、100万円いじょう150万円みまんの場合は「シルバーメダリオン」に認定される。
これらのメダリオン会員資格に認定されると、空港などで様々な特典を受けることができる。
ゴールドメダリオンとシルバーメダリオンで利用できる優待が違うので、下表を参考にしてほしい。
メダリオン会員資格 | ゴールドメダリオン | シルバーメダリオン |
---|---|---|
マイル加算 | 通常マイルに加えて 60%のメダリオン ボーナスマイル | 通常マイルに加えて 40%のメダリオン ボーナスマイル |
スカイチーム ラウンジ アクセス | 〇 | – |
スカイ プライオリティ | 〇 | – |
優先チェックイン | 〇 | 〇 |
優先空席待ち | 〇 | 〇 |
優先搭乗 | 〇 | 〇 |
セキュリティライン優先アクセス | 〇 | – |
手荷物の優先的な取扱い | – | |
手荷物手数料免除 | 〇 | 〇 |
ファーストクラス、 デルタ・コンフォートプラウシェの 無償アップグレード | 出発72時間前より | 出発24時間前より |
ゴールドメダリオンならではの優待が以下の4点だ。
- スカイチーム ラウンジ
- スカイ プライオリティ
- セキュリティライン優先アクセス
- 手荷物の優先的な取扱い
スカイチームラウンジは、世界各国約600ヶ所以上にあり、カード会員だけでなく同伴者1名様まで無料で利用できる。
カード会社のラウンジよりも混みにくく、手荷物検査後のエリアにあるので、搭乗直前まで滞在できるのも嬉しいポイントだ。
スカイ プライオリティでは、予約から搭乗、到着後の手荷物の受け取りまで、スカイチーム加盟航空会社のフライトでの手続きを優先的に行ってもらえる。
手荷物の優先的な取扱いでは、手荷物に「SKY PRIORITY」と記載されたタグを付けてもらう。
旅行の予約から空港利用までトラベルサポート
旅行の予約に関して、一休.com、日本旅行、エクスペディア、アップルワールド.comで、割引などの優待特典を利用できる。
また、空港や旅先で以下のサービスを利用することができる。
空港ラウンジ
カードと利用当日の搭乗券提示で、国内外30ヶ所の空港ラウンジを無料で利用できる。同伴者も1名まで無料。
手荷物無料宅配サービス
海外旅行の帰国時、空港から自宅まで、カード会員1名につきスーツケース1個を無料で配送。
対象となる空港は、成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港。
空港パーキング
空港にアクセスの良い場所で、旅行中、自動車を安全かつ低価格で預ってもらえる。
無料ポーターサービス
出発時は空港の駅改札付近の指定場所やバス停からチェックインカウンターまで、帰国時は到着ロビーから駅改札付近の指定場所やバス停まで、専任スタッフが荷物を運んでくれる。
対象となる空港は、成田国際空港(第1ターミナル、第2ターミナル)と関西国際空港。
空港クロークサービス
乗継便の待ち時間などに、空港内手荷物預かり所にて荷物を無料で預ってもらえる。
対象となる空港は中部国際空港。
エアポート・ミール(国内線)
H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクで対象となる国内線航空券を購入すると、羽田/伊丹空港内の対象飲食店にて搭乗当日に利用できるエアポート・ミール・クーポン(1,000円相当分)をもらえる。
搭乗日の1週間前までにH.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクで購入した羽田、伊丹発国内線航空券が対象。
海外旅行先での日本語サポート
海外旅行先でのレストランの予約や医療機関の紹介など、24時間日本語で対応してもらえる。
海外用レンタル携帯電話
海外用レンタル携帯電話をレンタル料半額(250円→125円/日)、通話料10%割引で利用できる。
対象は、成田国際空港、関西国際空港、羽田空港(国際線ターミナル)。事前予約が必要。
カード詳細
年会費 | 28,600円(税込) |
還元率 | 1.0%~ |
ブランド | |
電子マネー | – |
Apple Payの対応可否 | 対応 |
ETC | 年会費:無料 新規発行手数料:935円(税込) |
家族カード | 1枚目:年会費無料 2枚目以降:年会費13,200円(税込) |
国内保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
海外保険 | 最高1億円(利用付帯)/最高5,000万円(自動付帯) |
ポイント種類 | スカイマイル |
(発行会社:アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.)
入会条件
20歳以上の定職のある方
発行スピード
約10営業日
その他の付帯サービス
ショッピング&エンターテイメントを楽しむ
ショッピング&エンターテイメントに関して、以下のサービスを利用できる。
ダイニング・トレンド
アメリカン・エキスプレスとグルメ情報ウェブサイトぐるなびが共同で開発したレスラン検索ウェブサイト。
チケット・アクセス®
e+(イープラス)と提携、カード会員限定で、様々なエンターテインメントのチケットの先行販売を利用できる。