「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード」は、飛行機によく乗る旅行が趣味の方や、出張が多い方におすすめのクレジットカードだ。
ANA、JALをはじめとした27の提携航空会社の航空券の購入でポイントが5倍貯まるのが最大の特徴。
また、貯めたポイントは有効期限がないため、あらゆるシーンでポイントを大きく貯めてから利用できる。
ポイントの移行先となっている航空会社は15社(2019年4月現在)で、目的地に合わせて航空会社を選べるのも大きなポイントだ。
移行先の航空会社のアライアンスグループが、ワンワールド、スカイチーム、スターアライアンス、独立系と、複数のグループにまたがっているのも大きな特徴である。
特別に贔屓にしている航空会社はなく、世界中の航空会社を使い分けしているような方には特におすすめである。
入会時のボーナス5,000ポイントや、入会から1年以内の航空券の購入でもらえるファーストトラベル・ボーナス10,000ポイント、毎年継続時にもらえる5,000ポイントなどを加味すると、年会費もかなり安く感じるだろう。
- 2021年9月30日をもって新規入会受付が終了します。なお、現在カード会員の方は継続利用が可能です。
入会特典5,000ポイントがもらえる!
- 初回年会費を期日までに支払うと加算される
- 提携航空会社(ANA、JALなど)での購入でポイント5倍
- ポイントの有効期限が無期限
- ANAをはじめとした15の航空会社のマイルへ移行が可能
- 貯まったポイントをJALマイルへ移行できない*
※ただし、ワンワールド加盟の航空会社を経由して特典航空券には交換できる
航空券の購入でポイント5倍
ANA、JALをはじめとした25の提携航空会社の航空券の購入でポイントが通常の5倍の100円につき5ポイント貯まる。
対象の航空会社
あ行
- アシアナ航空
- アリタリア-イタリア航空
- ヴァージン アトランティック航空
- エア タヒチ ヌイ
- ANA
- エールフランス航空
- エティハド航空
- エバー航空
- エミレーツ航空
- オーストリア航空
か行
- ガルーダ・インドネシア航空
- カンタス航空
- キャセイパシフィック航空
- KLMオランダ航空
さ行
- シンガポール航空
- スイス インターナショナル エアラインズ
- スカンジナビア航空
- スターフライヤー
た行
- タイ国際航空
- 大韓航空
- チャイナエアライン
- デルタ航空
な行
- 日本航空(JAL)
は行
- バニラエア
- フィリピン航空
- フィンランド航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
ら行
通常は100円につき1ポイント
その他通常の買い物では100円につき1ポイントのポイントが貯まる。
貯まったポイントの使いみち
貯まったポイントは15の提携航空会社のマイルに1,000ポイント = 1,000マイルのレートで交換することができる。
1マイルの価値は1円〜2円に換算されることが多いため、仮に1マイル1円として低めに換算した場合でも、クレジットカード利用100円につき1ポイントで還元率1%となる。
提携航空会社での航空券購入ならば、クレジットカード利用100円につき5ポイントで還元率5%にもなる。
通常、クレジットカードのポイントをマイルに移行するには、移行手数料が必要になることが多いが、アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードは移行手数料なしで移行できるのが大きな特徴。
ただし、唯一の例外がANAマイレージプログラム。
ANAマイルへ移行する場合にのみ、別途参加登録費(年間参加費5,000円+消費税/2年目以降自動更新)が必要になる。
ANAマイルへ移行する予定のある人は注意しておこう。
航空会社のグループをまたいで、マイル移行できる
マイル移行できる15の提携航空会社は、以下のように複数のグループにまたいでいる。
スターアライアンス
- ANA
- スカンジナビア航空
- シンガポール航空
- タイ国際航空
スカイチーム
- アリタリア‐イタリア航空
- エールフランス・KLM空港
- チャイナエアライン
- デルタ航空
ワンワールド- フィンランド航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- キャセイパシフィック航空
- カタール航空
独立系
- ヴァージンアトランティック航空
- エティハド航空
- エミレーツ航空
裏技
このカードでどうしてもJALマイルへ移行したいという方は、ワンワールド提携の航空会社のマイルへ移行することで、特典航空券と引換えることができる。ただし、国外のサイトということで、若干の使いづらさがあるので、マイル上級者向けと言える。
ポイントで支払う
このカードでどうしてもJALマイルへ移行したいという方は、ワンワールド提携の航空会社のマイルへ移行することで、特典航空券と引換えることができる。
ただし、国外のサイトということで、若干の使いづらさがあるので、マイル上級者向けと言える。
貯まったポイントは、カード利用後の代金の支払いに充当することができる。
この場合のポイント交換レートは1ポイント=0.3~1円となっている。
航空券の購入では、交換レートが良いが、それ以外の方法はレートが低くなるので、できれば避けたい交換方法である。
- 航空会社または指定旅行代理店(日本旅行/アップルワールド)などの場合:1ポイント=1円
- ホテルや指定以外の旅行代理店などの場合:1ポイント=0.8円
- 旅行関連以外での利用の場合:1ポイント=0.5円
旅行傷害保険
海外旅行傷害保険
国際航空券やパッケージ・ツアーなどの代金をカードで支払う利用付帯を条件に、傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯する。
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高5,000万円 |
---|---|
傷害治療費用保険金 | 最高100万円 |
疾病治療費用保険金 | 最高100万円 |
賠償責任保険金 | 最高3,000万円 |
携行品損害保険金 (免責3千円/年間限度額100万円) | 1旅行中 最高30万円 |
救援者費用保険金 | 保険期間中最高200万円 |
国内旅行傷害保険
事前に旅行代金の支払いをカードで行う必要がある利用付帯となっており、傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円。
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高5,000万円 |
---|---|
傷害治療費用保険金 | 最高100万円 |
疾病治療費用保険金 | 最高100万円 |
賠償責任保険金 | 最高3,000万円 |
携行品損害保険金 (免責3千円/年間限度額100万円) | 1旅行中 最高30万円 |
救援者費用保険金 | 保険期間中最高200万円 |
旅行に関する特典も充実
「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」はマイルだけでなく、旅行に関するあらゆる特典が充実しているクレジットカードでもあるので、快適な旅を望む人にはぴったり。
空港ラウンジ
国内28空港・海外2空港の空港ラウンジを、カード会員本人と同伴者1名が無料で利用可能となっている。
航空便遅延費用補償(海外旅行のみ)
カード会員本人が海外旅行の際に、航空便の遅延によって出費した宿泊費用や食事代を補償してくれる。
その他にも、手荷物の到着遅延、紛失によって負担した衣類や生活必需品の購入費用も補償してくれる。
乗継遅延費用 | 1回の到着便の遅延について 最高20,000円 |
---|---|
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 1回の出航遅延、欠航もしくは運休または搭乗不能について 最高20,000円 |
受託手荷物遅延 | 1回の受託手荷物の遅延について 最高20,000円 |
受託手荷物紛失 | 1回の受託手荷物の紛失について 最高40,000円 |
海外旅行先での日本語サポート
手荷物の無料宅配サービスもある。現地で困ったことがあっても日本でのサポートセンターもある。
ほぼ全世界で24時間通話料無料あるいはコレクトコールで連絡可能だ。万が一カードの紛失あるいは盗難の際にも、現地で緊急再発行も承っている。
手荷物無料宅配サービス
海外旅行からのご帰国時に空港から自宅まで、カード会員1名様につきスーツケース1個を無料で配送するサービス。
対象:成田国際空港、中部国際空港
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン
ホテル、レンタカー、国際線航空券のオンライン予約が可能な旅行予約サイト。このサイトであればメンバーシップ・リワードを支払いとして充当することができる。
この他Expedia(エクスペディア)で海外のホテル8%の割引や、「一休.com」「日本旅行」「アップルワールド.com」などの旅行予約サイトで割引を受けることができる。
ApplePayにも対応!
アメックススカイ・トラベラー・カードは、Apple Payにも対応している。
カード詳細情報
年会費 | 38,500円(税込) |
還元率 | 1.0%〜5.0% |
ブランド | |
電子マネー | - |
ETC | 年会費:無料 新規発行手数料:935円(税込)/1枚 |
家族カード | 19,250円(税込) |
国内保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
海外保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ポイント種類 | メンバーシップ・リワード |
ポイント交換 | 1ptから |
(発行会社:アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレーテッド)
入会特典
入会時のポイントボーナスは5000ポイント。
さらには入会から1年以内の航空券の購入でもらえるファーストトラベル・ボーナスポイントとして10,000ポイント、毎年カードの継続ごとに5,000ポイントがプレゼントされる。
入会・審査条件
20歳以上で定職・定収入のある方。
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードは、年会費から判断すると、アメックスゴールドカードと同ランクのクレジットカードと言える。
カードの審査基準(年収、職業)などの情報は、公表されていないため、明確な基準は公表されていないが、クレヒス(クレジットカードの利用履歴)などに問題がなければ、平均的な年収があれば、申し込みには問題ないだろう。
問題にあるとすれば、クレジットカードの事故情報で、支払い遅延などがあると、一気に難易度は上がるだろう。
クレジットカードの審査については、以下の記事も参考にして欲しい。
アメックス・スカイ・トラベラー・カードか、プレミア・カードのどちらが評判が良いのかを比較
ワンランク下のカード「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」に比べると、年会費は10,000円から35,000円に上がる一方で、スカイトラベラーボーナスが3倍から5倍に増えるため、ポイントの貯まりやすさが全く違っている。
プレミアカードか、一般カードかの違いはスカイトラベラーのポイント倍率が3倍か5倍かというのが大きな違いなので、両者を比較する場合には、自身が年間いくらくらいの航空券など利用予定があるかに関わっている
概ね年間50万円以上の利用を想定しているのであれば、プレミアカードを選択すればよいだろう。
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードの評判
実際に「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード」の評判を見てみると、一つ上のプレミアムカードにしておけばよかったという意見もある。
また、実際に使った方の評判では、初年度は入会ボーナスと、入会から1年以内の航空券の購入でもらえるファーストトラベル・ボーナスポイントを加味して相当メリットがあったという評判もある。
初年度でまずは特典のメリットをしっかりと享受しつつ、翌年以降継続するかどうかを検討するというのも一つの考え方と言えるだろう。
以前は、ポイントアップする航空会社を1社指定する必要もあったようだが、現在では事前の指定は必要なく、提携しているすべての航空会社でポイントアップの恩恵が受けられるようになったのは、うれしいポイントとなっているようである。
アメックスカードで他にもお得なカード
アメックスブランドのクレジットカードは、どれも旅行に特化したものが多い。もしもANAやJALなど特定の航空会社を重点的に使っている場合は、そちらを選択した方が得策だろう。