2020年9月以降、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(以下、ANAアメックス・ゴールド・カード)のサービスが拡充される。具体的には以下4種類のサービスだ。
- ANA SKY コイン獲得プログラム
- スマートフォン・プロテクション(カード付帯保険)
- 手荷物無料宅配サービス(羽田空港)※2021年3月開始
- 航空便遅延費用補償(海外旅行)※2021年3月開始
本記事では、これらのサービスについて基本情報を解説する。
【2020年9月開始】ANA SKY コイン獲得プログラム
「ANA SKY コイン獲得プログラム」の開始時期は2020年9月を予定している。
ANAアメックス・ゴールド・カードを規定の金額以上利用すると、翌年3月末頃に1万円相当の「ANA SKY コイン」を獲得できる。
プログラム期間と獲得条件金額は2020年と2021年以降で異なり、次のようになっている。
プログラム期間 | 獲得条件金額 | |
---|---|---|
2020年(4カ月間) | 9月1日(火)〜12月31日(木) | 60万円以上 |
2021年以降(1年間) | 1月1日(金)〜12月31日(金) | 300万円以上 |
ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの場合
「ANA SKY コイン獲得プログラム」は、ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下、ANAアメックス・プレミアム・カード)も対象となっており、獲得できるコインは3万円相当になる。
ただし、ANAアメックス・ゴールド・カードとは規定の金額が次のように異なり、獲得できるコインが大きい分、既定の金額も大きくなっている。
プログラム期間 | 獲得条件金額 | |
---|---|---|
2020年(4カ月間) | 9月1日(火)〜12月31日(木) | 120万円以上 |
2021年以降(1年間) | 1月1日(金)〜12月31日(金) | 500万円以上 |
【2020年9月開始】スマートフォン・プロテクション(カード付帯保険)
「スマートフォン・プロテクション(カード付帯保険)」は、「ANA SKY コイン獲得プログラム」と同じく2020年9月開始を予定している。
スマートフォン(1台)の破損を補償するサービスで、購入2年以内のスマートフォンを対象として、1事故につき1万円、通算3万円まで修理代金をカバー。
ANAアメックス・プレミアム・カードもこの保険の対象となっており、通算5万円まで修理代金をカバーしてもらえる。
【2021年3月開始】手荷物無料宅配サービス(羽田空港)
手荷物無料宅配サービス(羽田空港)は、2021年3月開始予定。海外旅行から帰国した際、カード会員1人につき1台のスーツケースを自宅まで配送してくれるサービスだ。
すでに成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港ではサービスが提供されており、今回新たに羽田空港(第3ターミナル)がラインナップに追加された形になる。具体的な条件は下記の通り。
- 羽田空港:手荷物サービスカウンター(JALエービーシーカウンター)
- 場所:羽田空港国際線第3ターミナル2階(到着階)
- 営業時間:24時間
- 宅配条件:スーツケースまたはゴルフバッグ、縦・横・高さの合計が160cm以内で重量が30kg以内のもの(参照:アメリカン・エキスプレス公式サイト)
【2021年3月開始】航空便遅延費用補償
航空便遅延費用補償は、手荷物無料宅配サービスと同じく2021年3月開始を予定している。
海外旅行で航空便が遅延した場合、食事代・宿泊代などを補償するもので、支払限度額は下記の通り。
- 乗継遅延・出航遅延・欠航・搭乗不能・受託手荷物遅延費用:2万円
- 受託手荷物紛失費用:4万円
手荷物の紛失などにも対応しており、トラブル時の強い味方になってくれる。
【2021年3月変更】自動付帯は廃止され、一律利用付帯へ
前述の航空便遅延費用補償が開始される一方、海外旅行傷害保険の付帯条件の変更がある。
2021年3月1日(月)より、A1億円NAアメックス・ゴールド・カードの海外旅行傷害保険は利用付帯へと変更される。
- 変更前:自動付帯と利用付帯が併存、補償内容に差がある
- 変更後:利用付帯のみ
これにより、保険の対象となるには旅行代金のカード決済が必要となる。補償内容と支払限度額は次の通り。
補償内容 | 支払限度額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害保険金 | 1億円 |
傷害治療費用保険金 | 300万円 |
疾病治療費用保険金 | 300万円 |
賠償責任保険金 | 4,000万円 |
携行品損害保険金 | 50万円 |
救援者費用保険金 | 400万円 |
乗継遅延・出航遅延・欠航・搭乗不能・受託手荷物遅延費用 | 2万円 |
受託手荷物紛失費用 | 4万円 |