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楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードの違いを比較!どちらがお得に使える?

楽天カードの上位カードである楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカード。この2つのカードはどちらもゴールドカードの立ち位置だが、大きな違いがある。

端的にいえば、上位カードとして持つなら、基本的に楽天プレミアムカードのほうが良い。これは、ポイントプログラムにおいて楽天プレミアムカードだけの優待コースがあることと、付帯する特典・サービスが手厚いことからだ。

本記事では、楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードの違いと共通点を比較し、それぞれどういう場合におすすめなのかを解説する。

基本スペック比較

もともと、楽天カードでゴールドの券面のクレジットカードは、楽天プレミアムカードだけだった。

楽天プレミアムカードは、「年会費は一般的なゴールドカード並だが、サービスは一般的なゴールドカード以上」という位置づけのカード。

そして2016年9月、そんな楽天プレミアムカードと一般カードの中間的存在として誕生したのが、楽天ゴールドカードだ。同じゴールドの券面だが、楽天ゴールドカードのほうが若干淡い色合いだ。

楽天ゴールドカードは、「サービスは一般ゴールドカード並だが、年会費は格安」という位置づけで登場した。

楽天プレミアムカード/楽天ゴールドカード比較表

楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードの基本的な違いをまとめると、下表のようになる(2023年12月時点)。

 楽天プレミアムカード楽天ゴールドカード
券面楽天プレミアムカード楽天ゴールドカード
年会費(税込)11,000円2,200円
還元率1.0%~1.0%~
楽天市場での還元率3~5%3~4%
海外旅行保険最高5000万円(自動付帯)最高2000万円(利用付帯)
国内旅行保険最高5000万円(自動付帯+利用付帯)
ショッピング保険最高300万円(免責3000円)
空港ラウンジ国内および一部海外が年2回無料
+プライオリティ・パス
国内および一部海外が年2回無料
ショッピング限度額300万円200万円

この他、楽天プレミアムカードは、追加カードとして年会費2,200円(税込)で楽天ビジネスカードを発行可能だ。

共通するスペック・付帯サービス

楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードの共通点としては、以下がある。

SPU楽天市場でポイント+2倍
※ポイントの獲得上限に違いあり
家族カード年会費550円(税込)
5枚まで発行可能
ETCカード年会費無料
国際ブランドVisa/マスターカード/JCB
入会条件20歳以上の安定収入のある方
付帯サービスお誕生月サービス

お誕生月サービスは、誕生月に楽天市場、楽天ブックスでカードを利用するとポイントが+1倍になるというサービス。

ポイント還元率を比較

楽天プレミアムカードも楽天ゴールドカードも基本のポイント還元率は1.0%だが、楽天プレミアムカードには独自の優待コースがあり、その分ポイント倍率が高くなる。

楽天プレミアムカード楽天ゴールドカード
・SPUで楽天市場でポイント+2倍
・3種類の優待コースで対象サービスでポイント+1倍
・誕生月に対象サービス利用でポイント+1倍
・SPUで楽天市場でポイント+2倍
・誕生月に対象サービス利用でポイント+1倍

※特典進呈には上限や条件があります。

  • 2023年12月1日~、SPUの特典内容変更により楽天プレミアムカード特典分+2倍のポイントアップが廃止され、楽天プレミアムカードも楽天ゴールドカードと同様に「SPUで楽天市場でポイント+2倍」となった。

SPU(スーパーポイントアッププログラム)

楽天カードの利用に応じて貯まる楽天ポイントには、「SPU」(スーパーポイントアッププログラム)というプログラムがある。

SPUでは、対象の楽天関連サービスを利用することで、楽天市場利用時のポイント還元率がアップする。

楽天プレミアムカードも楽天ゴールドカードもSPUの対象となっているが、ポイント倍率は一般カードと同じ+2倍。

この+2倍は楽天カード通常分+1倍と楽天カード特典分+1倍の合計で、楽天カード特典分+1倍には月間獲得上限がある。これが一般カードと楽天ゴールドカードは1,000ポイントだが、楽天プレミアムカードは5,000ポイントとなっている。

SPUの詳細は以下の記事を参考にしてほしい。

プレミアムだけの優待コース選択

楽天プレミアムカードのポイントプラグラムでは、以下のような3種類の優待コースが用意されており、いずれか1つを選択できる。

楽天市場コース毎週火・木曜日は楽天市場で+1倍のポイント付与
トラベルコース海外旅行手荷物宅配が年2回無料
楽天トラベルでのオンライン決済で+1倍のポイント付与
エンタメコースRakuten TV・楽天ブックスで+1倍のポイント付与

付帯保険を比較

海外旅行保険の付帯条件・補償内容の違い

楽天カードの海外旅行保険は、手持ちの現金がなくても治療を受けられる「キャッシュレス診療」に対応しており、評判は高い。

楽天プレミアムカード・楽天ゴールドカードいずれにも海外旅行保険が付帯するが、プレミアムは自動付帯(一部利用付帯)、ゴールドは利用付帯となっている。

また、最高補償金額についても、下表のように違いがある。

 楽天プレミアムカード楽天ゴールドカード
付帯条件自動付帯(一部利用付帯)利用付帯
死亡・後遺障害5,000万円(利用付帯含む)2,000万円
傷害・疾病治療300万円200万円
賠償責任3,000万円2,000万円
携行品損害50万円(利用付帯含む)20万円
救援者費用200万円200万円

なお、楽天ゴールドカードの海外旅行保険の内容は楽天カード(一般)と同様。

国内旅行保険はプレミアムのみ

国内旅行保険が付帯するのは、楽天プレミアムカードのみとなっている。その補償内容は下表の通り。

 楽天プレミアムカード楽天ゴールドカード
付帯条件自動付帯
死亡・後遺障害5,000万円
入院日額5,000円
通院日額3,000円
手術25,000円~50,000円

ショッピング保険はプレミアムのみ

楽天プレミアムカードには、最高300万円(免責3,000円)のショッピング保険が付帯する。

ショッピング保険では、当該カードで購入した商品の損害に対して、購入日から最高90日間補償される。

海外での利用や分割・リボ払いでの利用のみならず、国内での利用や一括払いでの利用も対象なのは、同程度の年会費のゴールドカードよりもはるかに好条件だ。

楽天ゴールドカードにはショッピング保険が付帯しないので、高額商品を購入する方は、楽天プレミアムカードがおすすめである。

プレミアムはプライオリティ・パスが利用可能

楽天プレミアムカード・楽天ゴールドカードともに、国内主要空港と一部海外の空港にもある、クレジットカード会社の航空ラウンジを無料で利用できる。

楽天プレミアムカードは回数制限なし、楽天ゴールドカードは年2回までの無料利用だ。

さらに楽天プレミアムカードの本人会員は、世界1,300カ所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスに無料で登録可能

しかも、スタンダード/スタンダード・プラス/プレステージという3つの会員プランのうち、最高ランクのプレステージ会員に無料登録でき、ラウンジを無制限で利用することが可能だ(同伴者は別料金)。

プレステージ会員は本来、年会費429米ドル(約47,000円相当)の高額なプラン。年会費1万円程度のカードで、プレステージ会員に無料登録できるカードは他にない。

年1~2回の飛行機利用で国内中心という場合は楽天ゴールドカードで十分だが、海外旅行・出張の機会が多い場合は楽天プレミアムカードが重宝する。

最上位カードへの道

楽天カードの最上位カードは「楽天ブラックカード」で、招待(インビテーション)により申込可能だ。

年会費33,000円(税込)と年会費は高くなるが、以下のような特典が付く。また、家族カードの年会費は無料だ。

  • コンシェルジュサービス
  • プライオリティ・パスが同伴者2名まで無料
  • 3つの優待コース全てを利用可能
  • 国内・海外旅行傷害保険が最高1億円

さらに、マスターカードブランドなら、コース料理1名分無料・2個の手荷物無料宅配などの特典が別途付帯し、JCBブランドなら、JCBプラチナ特典の一部を利用可能だ。

楽天ブラックカードを目指す場合、楽天プレミアムカードで利用実績を積む方が招待(インビテーション)の可能性が上がる。

どのような場合におすすめか?

楽天プレミアムカードと楽天ゴールドカードは、上位カードとして考えるならば、基本的に楽天プレミアムカードのほうがおすすめだ。

楽天カード(一般)との違いは、お誕生月サービスと国内空港ラウンジ(一部海外空港ラウンジ含む)が年間2回無料で利用できるという2点だ。ここに年会費2,200円(税込)の価値を見出せるかどうかが、楽天ゴールドカードを選ぶ基準となるだろう。

一方、楽天プレミアムカードは、年会費11,000円(税込)と一般的なゴールドカード並みの年会費がかかるが、楽天グループのサービスの利用スタイルに合わせた優待コースを選べる他、特典・サービスが手厚い。

ただし、以前はSPUで楽天プレミアムカードならではの特典があったが、2023年12月1日以降はこの特典がなくなったことにより、メリットが少し減ってしまった。

それを踏まえて、特に楽天プレミアムカードがお得になる場合として、次のような人があげられる。

楽天プレミアムカードがお得な人

  • 海外にエコノミークラスで頻繁に行く人:エコノミークラス搭乗者は航空会社のラウンジを原則利用できないが、楽天プレミアムカードがあればプライオリティ・パスによりラウンジ利用が可能
  • 複数枚の家族カードを発行予定の人:家族カードのスペックは圧倒的に高いにもかかわらず、年会費は楽天ゴールドカードと同額
  • 法人カードもほしい中小企業経営者や個人事業主:楽天ビジネスカードを追加できるのは楽天プレミアムカードのみ。法人カードでは破格の還元率で、ビジネスをサポートする優待も豊富
  • 高額な買い物をする人:ショッピング保険が付帯しており、携行品損害の補償金額も高額
  • 楽天での買い物でとにかく得をしたい人:優待コース「楽天市場コース」でポイント倍率+1倍

楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカード

最大7%の超高還元率&プライオリティパスでサービスも充実!

楽天カードならではの高還元率、楽天市場でのお得さはそのままに、プライオリティパスなどのハイクラスサービスが充実しているカード。

年会費11,000円(税込)
還元率1.0%〜7.0%
旅行保険国内:最高5,000万円(自動付帯)
海外:最高5,000万円(自動付帯+利用付帯)
koushiki-200-40
shousai-95-40
  • 2021年4月1日より、SPUにおける楽天ゴールドカードのポイント倍率が+4倍→+2倍に改定されます。 詳細はこちらの記事をご確認ください。

楽天ゴールドカード

楽天ゴールドカード

誕生月がお得、国内空港ラウンジを利用できるゴールドカード

誕生月に楽天の対象サービスでポイント倍率が+1倍となる。また、国内主要空港のラウンジが年2回まで無料で利用可能。

年会費2,200円(税込)
還元率1.0%〜
旅行保険海外:2000万円(利用付帯)
koushiki-200-40
shousai-95-40
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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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