PayPayは2026年10月30日、韓国・台湾でのPayPay払いを対象とした「PayPayスクラッチくじ(海外)」の規約を改定すると発表した。12月1日からは、たまったPayPayポイントだけで支払ってもスクラッチくじはもらえなくなる。ポイントを使うなら残高かクレジットと組み合わせる、という使い方への切り替えが必要になる。
12月1日からPayPayポイントだけの支払いはくじの対象外に
今回の改定で変わるのは、スクラッチくじがもらえる「対象の支払方法」だ。これまではPayPayアプリでの支払いのうち、PayPayクレジット・PayPay残高・PayPayポイントの3つが対象だったが、2026年12月1日からはPayPayクレジットとPayPay残高の2つに絞られる。
| 時期 | 対象の支払方法(PayPayアプリ) |
| 2026年11月30日まで | PayPayクレジット・PayPay残高・PayPayポイント |
| 2026年12月1日から | PayPayクレジット・PayPay残高 |
つまり、旅行先の会計をPayPayポイントだけでまかなった場合、12月以降はその支払いに対してくじが付与されない。11月中に韓国・台湾を訪れる人は従来どおりポイントのみの支払いでも対象になるが、年末年始の旅行など12月以降に渡航する人は、新しいルールを前提に支払い方を考えておく必要がある。
残高・クレジットと併用し支払総額200円以上なら引き続き対象
ポイントを使う支払いがすべて対象外になるわけではない。PayPayクレジットまたはPayPay残高とPayPayポイントを併用し、支払総額が200円以上であれば、12月以降もスクラッチくじの付与対象となる。
対象から外れるのは、あくまでポイント「のみ」で支払うケースだ。手持ちのポイントを海外で使いたい場合は、残高かクレジットを組み合わせて支払えば、ポイントを消化しつつくじも受け取れる。
なお、キャンペーン本体ページ(2026年4月27日時点の記載)では、対象の支払方法として現時点でもPayPayポイントが掲載されたままになっている。12月1日以降の条件は、今回のお知らせの内容が適用される。
ポイントの価値が下がる変更ではなく、くじの対象を絞る変更
「ポイントのみ払いが対象外」と聞くと、PayPayポイントそのものが使いにくくなるように感じるかもしれないが、今回の改定はスクラッチくじの付与対象に関するものだ。お知らせの内容は、ポイントで支払うこと自体や、1ポイントあたりの価値を変えるものではない。
変わるのは「ポイントだけで払った会計に、追加の特典であるくじが付くかどうか」という点に限られる。ポイントで払う分のおトクさは12月以降も変わらず、そこに上乗せされていたくじのチャンスが、残高やクレジットとの併用時に限定されると整理できる。
逆にいえば、ポイントだけで払うと、本来もらえたはずのくじの機会を自分から手放すことになる。くじには決済金額の100%が戻る1等もあるため、海外で支払う機会が多い人ほど、併用するかどうかの差は小さくない。
海外スクラッチくじは韓国・台湾の実店舗での支払いが対象
PayPayスクラッチくじ(海外)は、2026年3月31日に始まったキャンペーンで、終了日は未定とされている。利用可能な国・地域は、2026年4月27日時点で韓国と台湾のみ。海外の実店舗での支払いが対象で、オンライン加盟店は対象外だ。
くじがもらえるのは1回200円以上の決済で、参加にはPayPayの本人確認が必要になる。エントリー手続きについての記載はない。
1等は決済金額の100%、付与上限は1回・月10万ポイント
特典は3段階で、1等は決済金額の100%、2等は決済金額の5%、3等は決済金額の0.5%のPayPayポイントが付与される。たとえば現地で1万円分を支払って1等が当たれば、1万ポイントが戻る計算だ。
付与上限は1回および月あたり10万ポイント(対象店舗合算)。ポイントはスクラッチくじを削った日の翌日から起算して30日後に付与される。
PayPayカードでの直接払いも対象、アプリ経由のカード払いは対象外
PayPayアプリでの支払いのほか、PayPayクレジットを設定済みのPayPayカード・PayPayカード ゴールドで、Visa・Mastercard・JCBとして海外の実店舗で支払った場合も対象になる。プラスチックカードでの支払いのほか、Apple Pay・Google Payのタッチ決済も含まれる。
一方で、PayPayアプリを介したPayPayカードでの支払いは対象外とされている。アプリで支払うならPayPayクレジットかPayPay残高、カードで支払うならPayPayクレジット設定済みのPayPayカードを直接使う、という使い分けになる。
当選確率はPayPayクレジットが2回に1回、残高は4回に1回
このキャンペーンは、支払方法によって当選確率が異なる。キャンペーンページに記載された1等〜3等のいずれかが当たる確率は以下のとおりだ。いずれも抽選1回ごとの確率で、必ずその回数に1回当たるわけではない。
| 支払方法 | 1等〜3等のいずれかが当たる確率 |
| PayPayクレジット | 2回に1回 |
| PayPayカード(PayPayクレジット設定済み) | 2回に1回 |
| PayPay残高 | 4回に1回 |
| PayPayポイント | PayPayアプリのTOP画面で表示されている支払い方法および併用する支払い方法に準ずる |
PayPayクレジットとPayPayカード(クレジット設定済み)は、PayPay残高の2倍の確率で当たる設定だ。どの支払方法でも特典の内容は同じなので、当選のチャンスという点ではクレジット系の支払いが有利になる。
このほか、ソフトバンク・ワイモバイル(2026年4月20日から)、LINEMO(2026年10月1日から)のユーザーは、条件を満たすと必ず当たる扱いになるとされている。
ポイントを併用するならPayPayクレジットとの組み合わせが有利
キャンペーンページでは、PayPayポイントで支払った場合の当選確率は、TOP画面に表示されている支払い方法や併用する支払い方法に準ずるとされている。この記載に沿えば、12月以降にポイントを使う場合も、併用相手をPayPayクレジットにした方がPayPay残高と組み合わせるより当選確率の面で有利になると考えられる。
12月以降の基本的な考え方は、ポイントを使いたいときは必ず残高かクレジットと併用し、PayPayクレジットを使える人はクレジットを併用相手に選ぶ、という形になる。ポイントを使い切ることよりもくじの確率を優先したいなら、ポイントを使わずにPayPayクレジットだけで支払うという選択肢もある。
12月以降に韓国・台湾へ行く人が出発前に準備しておきたいこと
海外でPayPayを使う場合、現地に着いてからでは設定できない項目がある。今回の改定で残高やクレジットとの併用が前提になる分、出発前の準備がより重要になる。
チャージ方法やPayPayクレジットの設定は日本にいるうちに
キャンペーンページでは、チャージ方法は日本国内でのみ設定できるとされている。PayPay残高を併用相手にするつもりなら、出発前にチャージ方法を設定し、必要な残高を用意しておきたい。
PayPayカードで支払う場合や、アプリでPayPayクレジットを使う場合は、PayPayクレジットの利用設定が必要になる。本人確認が済んでいないとキャンペーン自体に参加できないため、あわせて確認しておくとよいだろう。
くじは60日以内に日本・韓国・台湾で削る
もらったスクラッチくじの有効期限は、取得後60日の23時59分まで。スクラッチくじは日本・韓国・台湾以外では削れないため、ほかの国・地域を経由する旅程の場合は、削る場所とタイミングにも気を配りたい。帰国後に日本で削ることもできるので、現地で削り忘れても期限内であれば問題はない。
キャンペーンの適用条件の変更や中止・終了の場合は、1カ月程度前に告知するとされている。今回の改定も10月30日に発表され、12月1日から適用される流れだ。
たまったポイントで旅行先の支払いを済ませたい人は使い方の見直しを
今回の改定で影響を受けるのは、韓国・台湾への旅行時に、国内でためたPayPayポイントだけで現地の支払いをしていた人だ。12月1日以降は、そのままの使い方を続けるとくじがもらえなくなる。
対応は難しくない。ポイントを使う場合はPayPay残高かPayPayクレジットと併用し、支払総額を200円以上にすれば、従来どおりくじの対象になる。当選確率を重視するなら、併用相手はPayPay残高よりもPayPayクレジットを選ぶとよいだろう。PayPayクレジットを設定済みのPayPayカードを直接使う方法も、同じく2回に1回の確率が適用される。
一方、もともとPayPay残高やPayPayクレジットで支払っていた人や、PayPayカードを直接使っていた人には、今回の改定による影響はない。12月以降に渡航予定がある人は、自分の普段の支払い方がどれに当たるかを確認しておきたい。















