2021年2月1日より、三井住友カードが「ナンバーレスカード(以下、NL)」の発行を開始した。
カード券面にカード番号やセキュリティコードなどのカード情報が記載されていないデザインとなっている。
また、Vポイントを有効活用できる「Vポイントアプリ」も登場。
NLのリリースを機に、三井住友カードは「クレジットカード+アプリ」をキャッシュレス決済の新スタンダードとして提案している。
サービス内容について、本記事で詳細を解説しているので参考にしてほしい。
三井住友カード(NL)とは
NLとは、三井住友カードが発行するナンバーレスカードのこと。年会費無料で発行でき、グリーンとシルバーの2色展開になっている。
また、下画像のようにカード番号や有効期限などのカード情報が券面に記載されていないのも特徴的。万が一カードを落とした場合でも、カード情報が第三者に漏洩するリスクを軽減可能だ。
なお、NLのカード情報は、三井住友カードの専用アプリであるVpassアプリで確認・管理できる。
各種情報をまとめると下記のようになる。NLの発行を検討中の方は要チェックだ。
- 年会費:無料
- 家族カード:あり
- ポイント還元率:0.5%
- 利用限度額:100万円
- 海外旅行傷害保険:最大2,000万円
- 利用代金明細書:WEBサービスのみ
選べる国際ブランド
NLの国際ブランドはVISAとMastercard。
世界トップシェアを誇る国際ブランドに対応しており、日本国内はもちろん、海外でも利用できる。
出張や旅行で海外に行く機会が多い方にぴったりだろう。
そもそもナンバーレスカードとは
そもそもナンバーレスカードとは、カード情報が券面に記載されていないクレジットカードのこと。
NL以外にも、セゾンパールアメックスが該当する。
具体的なサービス内容は異なるが、両カードの共通点はセキュリティ性の高さ。
カード番号が券面に記載されていないので、第三者による不正利用を未然に防ぐことができる。
専用のスマホアプリでカード情報の確認をはじめ利用管理が可能な点もポイントだ。
カード情報裏面記載はナンバーレス?
カード番号が表面ではなく裏面に記載されているカードもナンバーレスカードと呼ばれることがある。
三井住友カードではもともと2020年2月にカードデザインのリニューアルを行い、カード番号が裏面に記載されるようになった。
しかし今回新たに発行されたNLは裏面にも記載されていない完全ナンバーレスのカードとなっている。
既存カードからの切り替えも可能
現在三井住友カードを利用している場合、三井住友カード(NL)への切り替えも可能だ。
切り替え手続きはVpassで行える。その際、以下の点に注意しよう。
- 会員番号・有効期限が変わる
- 切替え前カードの年会費返金は不可
- 前年度お買物累計金額に応じたポイント優遇は対象外となる
- パーソナルアカウントタイプの家族カードは切り替え手続き不可
- iD機能付きクレジットカードは発行不可、iD携帯型は申込不可
- 写真入りカードは発行不可
なお、切り替え前に貯まっていたVポイントはそのまま自動で引き継がれる。
コンビニでタッチ決済で5%還元
NLのポイント還元率は0.5%に設定されている。
しかし、各種条件を満たすことで最大5%まで引き上げることが可能。
通常ポイント | 200円につき0.5% |
セブン‐イレブン ローソン マクドナルド など | 200円につき+2% |
セブン‐イレブン ローソン マクドナルド などでVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済 | 200円につき+2.5% |
合計 | 200円につき5%還元 |
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たとえばセブンイレブンでNLのタッチ決済を利用した場合、ポイント還元率は0.5%+2.0%+2.5%=5.0%になる。
NLで利用できるタッチ決済機能の種類は下記の通り。
- VISA:Visaのタッチ決済
- Mastercard:Mastercardのコンタクトレス決済
ライフスタイルに応じて、お好きな方を選ぶといいだろう。
Vポイントアプリが登場
Vポイントアプリとは、三井住友カードが提供するスマホアプリ。
三井住友カード利用で貯まったポイントをチャージ(1ポイント=1円)して、支払いに利用できる。
Vポイント以外にも、クレジットカードや銀行口座、Vポイントギフトからチャージ可能。
iDやVisaのタッチ決済マークが加盟店が対象となっており、それぞれApple PayやGoogle Payで支払う仕組みだ。
- Apple Pay:iD
- Google Pay:Visaのタッチ決済
※VISA加盟店のネットショッピングでも利用可能
最終更新日:2022/06/08