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JCBと弥生が連携開始!JCB法人カードなどの明細を自動で弥生会計に取り込み可能に!キャンペーンも実施中

JCBは17日、クラウド会計ソフトの開発・販売を手掛ける弥生と連携し、JCBカードの明細情報を弥生が提供する各種会計ソフトに自動で取り込むことが可能になったと発表した。

JCBカードで会計処理をしているユーザーは利用の都度自動で会計処理が実行されるため、明細を手動で取り込んだり仕訳をしたりする必要がなくなる。

この機能は7月17日より提供開始され、JCB会員向けWebサービス「MyJCB」から連携したい弥生会計ソフトと連携設定(API連携)を行うことで利用可能。

連携の対象となるのは、以下の会計ソフトだ。

  • 弥生会計 オンライン
  • やよいの青色申告 オンライン
  • やよいの白色申告 オンライン
  • 弥生会計 18
  • やよいの青色申告 18

なお、デスクトップアプリである「弥生会計 18」「やよいの青色申告 18」は、口座自動連携の利用に「あんしん保守サポート」への加入が必要となる。

従来の自動連携では、MyJCBのIDとパスワードを弥生のサービスに登録し、弥生側からMyJCBのユーザー情報を取得する方式であったため、セキュリティ面に不安が残っていた。

今回開始された「API連携」では、MyJCB側で連携設定を行うため、よりセキュリティ面を強化した接続が可能となる。

JCBと弥生では今回の「API連携」を記念し、「JCB法人カード」のユーザー向けにキャンペーンを開始する。

対象ユーザーには「弥生会計オンライン(セルフプランorベーシックプラン)」が、8月1日~12月31日の間、初年度無料で提供される。

JCB法人カードは現在提携カードも含めて現在34券種発行されており、以下のカードが対象となる。

JCBクレジットカード・ローンカード比較一覧

JCB法人カードを持っている人は、初年度無料となっているので試してみると良いだろう。

個人事業主にも便利!会計処理の一本化&自動化

会計ソフトとクレジットカードの連携機能は他のソフトでも実装されているが、特に個人事業主や法人代表者にとって便利なシステムと言える。

経費となる支払いをすべて法人カードでひとまとめにすることで、支払いを一本化でき、かつ自動で会計処理を実行してくれるためだ。

月末の会計処理にかかる時間を大幅に削減できるため、利用しない手はないだろう。

個人~小規模事業主以外では、JCBであればコーポレートカードも連携が可能なため、中~大規模事業主でも経理に活用することができる。

個人でも、個人カード+「弥生会計 18」や「弥生会計オンライン」を利用しているなら、家計簿をつける手間を大幅に少なくすることができる。

「freee」「MFクラウド」との現状比較

弥生以外にも、人気のクラウド会計ソフトとして「freee」「MFクラウド会計」がある。

弥生とfreee、MFクラウド会計3者の連携機能を比較すると、freee、MFクラウドのほうが連携対応では上だ。

freeeはクレジットカードや銀行口座を含め3,630口座が自動連携に対応している。

ECサイト事業者向けに、Amazonや楽天市場のアカウントも紐付けられる。

MFクラウドは対応口座数こそ多少劣るものの、ネットショッピングアカウントの連携対応などはこちらのほうが手厚い。

一方、弥生はネットショッピングアカウントやクラウドソーシングアカウントとの連携には対応していないため、このあたりは少し使い勝手が悪くなる部分だろう。

クレジットカード、電子マネーも主要なものはすべてカバーできているものの、freeeと比べると少ない。

このように、連携できる範囲には差があるものの、機能性では甲乙つけがたく、いずれも自動仕訳の精度などは高い。

したがって、「自社、または個人で利用しているカードが対応しているなら弥生会計でもいい」が結論となるだろう。

どちらを使うか迷っている人は、JCB法人カードを持っているなら初年度無料で使い心地を試すのがベスト。

freeeにも無料プランがあるので、実質両方無料で体験可能だ。

利用者のニーズにあわせて効率化が進む会計ソフト。

クレジットカードで経費を上手に決済し、会計の効率化を図っていきたい。

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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