クレジットカードの申込を検討しているとき、あるいは新しくクレジットカードを発行したとき、カードがどこで使えるかというのは重要なことだ。
クレジットカードは、国際ブランドやカード会社などと加盟店契約を結んでいる店舗で使うことができ、その場合、国際ブランドやカード会社のロゴが提示されている。
クレジットカードを利用できる店、場所は日々増えており、スーパーやコンビニあるいはネットショップなどの日常的に利用する店舗から、公共料金や携帯電話料金の支払い、交通機関での支払いにも利用できる。
意外なところでは、国税・地方税、保険料、家賃、病院の診察料、冠婚葬祭の費用、受験料なども、クレジットカードで支払いができる場合が多くなっている。
クレジットカードを使うことで、現金を持ち歩く必要がなく、支払いを先延ばししたり分割したりできる。
また、ポイント還元や、付帯するサービス・特典、保険・補償などもメリットとして大きいだろう。
クレジットカードを使える場所では積極的に使っていきたいところだ。
本記事では、クレジットカードをどこで使うことができるのか、主な場所や店のジャンルを紹介していく。
クレジットカードが使える店
クレジットカードは、国際ブランドやカード会社などと加盟店契約をしている店舗で使うことができる。
加盟店契約をしている店は、その国際ブランドやカード会社のロゴを提示している。
今回は、一般的に使える場所、意外な使い方の2つの切り口で、それぞれクレジットカードを使える場所を紹介する。
ただし、店舗によって違いがあり、同じジャンルの店舗でも使えない場所があることにも注意してほしい。
一般的に使える場所
以下で紹介するのは、日常生活で利用する機会が多い場所だ。
使い方によって、ポイント還元や特典などでお得になることが多い。
ネットショップ
ネットショップで代金を支払う際にもっともお得な方法が、クレジットカード決済だ。
一般的にネットショップの支払い方法は以下の通りである。
- クレジットカード決済
- 銀行振込
- 代金引換
- コンビニ払い
これらの中で、カード決済には手数料が無料というメリットがある。
振込のために店舗やATMに行く必要がなく、買い物の際にその場で決済できることもメリットだ。
リアル店舗
以下のような店舗では一般的にカードが使えると思って良い。
- コンビニ
- スーパー
- ショッピングモール
- 百貨店
- デパート
- ドラッグストア
- 飲食店
- 書店
上記のうち、個人経営のスーパーや薬局、喫茶店などでは使えない場合もあるため注意が必要だ。
逆に、チェーン店であれば使えないということはほとんどないと思ってい良い。
一般的にこれらの店舗では、使えるブランドやカードのロゴがレジ付近に表示されている。
交通機関
普段から利用する交通機関でも多くの場所でクレジットカードを使うことができる。
- 鉄道
- タクシー
- 高速道路
上記の場所で使うことができるのは有名だろう。
特に、比較的金額が高くなる定期券や新幹線・特急の乗車券などを購入する際は、積極的に使っていきたい。
ただし、タクシーの一部は「カード払い不可」の場合もあるので、乗車時に確認をするといいだろう。
また、あまり知られていないかもしれないが、上記以外にも車のトラブル時に役立つJAFの年会費の支払いでも使えるようになっている。
公共料金の支払い
以下のような継続的に支払う必要がある公共料金でもカードを使うことができる。
- 電気代
- 水道代
- ガス代
これら毎月定期的に発生する支払いで、年間で見るとそれなりの金額を払うことになる。
払い忘れを防ぐためにも自動引き落としにしておくと便利だが、口座振替よりも、ポイント還元が受けられるカード払いがおすすめだ。
携帯電話・ネットの利用料
携帯電話やインターネットの利用料は口座振替で支払うことも多いが、ほぼすべてのキャリア・プロバイダーでクレジットカードが使えるようになっている。
公共料金と同じくほ毎月支払う料金で、まとまった金額になるため、ポイント還元を受けられるカード払いをおすすめする。
意外な使い方
ここからはクレジットカードが使えることを意外と知られていない場所を紹介していく。
家賃の支払い
不動産会社によるものの、実は家賃の支払いにもカードが使えるのだ。
たとえば大東建託などは良い例だろう。
家賃は公共料金と同じく毎月支払う必要がある料金であり、年間数十万から百万以上の支払いになることもある。
そのため、ポイント還元によるメリットが大きい。
普段のショッピングで使うカードとは別に、家賃の支払いに使うためのカードを持っている人もいる。
病院
病院では現金払いが主流で、一般的にカードが使えない病院の方が多い。
しかし、病院での診療は料金が予想しにくく、予想外の検査や投薬で持ち合わせが足りないといった場合も多い。
そこで、カードが使える病院を増やす試みを総務省が推進しており、徐々にカードが使える病院が増えている。
特に大病院や大学病院では使える病院が増えており、東京都では約200ヶ所の病院で使うことができる。
保険料の支払い
保険料の支払いにはカードを使うことができ、生命・医療・損保どの保険でも基本的には対応している。
カード払いや年間一括払いにすると保険料に割引がきくこともあるため、積極的に使っていきたいところだ。
人によっては高額になるため、ポイント還元を上手く活用することをおすすめする。
税金の支払い
こちらもあまり知られていないが、ほとんどの税金の支払いでカードを使うことができる。
中でも、固定資産税や自動車税といった継続的に支払う必要のある税金はカード払いが便利だ。
また、最近流行りのふるさと納税でもカードを使うことができる。
税金対策でふるさと納税を利用し、さらにクレジットカードのポイント還元も受ければ、お得感が2倍になるだろう。
新聞代金の支払い
一昔前までは新聞屋さんが集金にくるのが当たり前だったが、近年では新聞代金の支払いは引き落としが多く、クレジットカードも使える。
結婚式の費用
実は、結婚式の費用もほとんどの場合、クレジットカードで支払うことができる。
規模にもよるが、結婚式費用の相場は250万円程度といわれている。
かなり大きな金額になるので、ポイント還元も大きい。
一括払いは難しいにしても、ボーナス払いや分割払いを活用したいところ。
限度額の関係で1枚のカードで支払うのが難しい場合は、複数のカードで分けて支払える場合もある。
限度額の一時増額を受付けているカード会社もあるので、一度問い合わせてみると良いだろう。
受験料
一部の高校と大学では受験料をカードで支払うことができるのをご存知だろうか。
たとえば、早稲田大学や慶応大学など、インターネット出願と受験料のクレジットカード払いに対応している大学もある。
さらに驚きなのは、ごく一部の大学では授業料もカードで支払うことができるというのだ。
近畿大学は、平成30年度(2018年度)入学試験の合格者から、日本で初めて授業料のカード払いに対応する予定だ。
授業料をカードで支払える学校はまだ少ないものの、受験料をカードで支払える学校は年々増えている。
葬儀代金
一部の葬儀社では葬儀代金の支払いにもカードを使うことができる。
多くの場合、人が亡くなるのは突然の出来事で、お金の準備ができていないことも多い。
お金がないので葬儀が行えないという事態を防ぐため、カードを使えるようにしている葬儀社が多いのではないかと考えられる。
カード払いのほうがおすすめ
クレジットカードを使える店、場所は日々増えている。
カード払いのメリットとしては、次のような点があげられる。
- 現金を持ち歩かなくて良い
- ポイント還元
- 支払いを先延ばしできる
- カードに付帯する特典・サービスの利用</li>
- カードに付帯する保険・補償の安心感
これらを考えると、クレジットカードは1~2枚はぜひ持っておきたいし、使える場所では積極的に使っていきたい。