アメックスゴールドとセゾンゴールドアメックスの違いは?特典や保険、サービスの違いはあるのか

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クレジットカードの中でもステータス性が高いとされる「アメックスのゴールドカード」

ただ、同じ「アメックスのゴールドカード」でも、アメックス自らが発行しているカードと、アメックス以外から発行されているカードがある。

アメックスは、アメリカン・エキスプレスが発行している国際クレジットカードブランドで、高いステータス性とサービスの充実さが特徴のプロパーカードだ。

では、アメックスを搭載している他のカードとどう違うのか。

この記事では、アメックスのゴールドカードとして人気のある、「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」(以下、アメックス・ゴールド)と「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」(以下、セゾンゴールド・アメックス)を徹底比較する。

アメリカン・エキスプレスとセゾン・アメックス

アメックスカード
そもそも「アメリカン・エキスプレス」と「セゾン・アメックス」とはどのようなカードなのか、基本的なところを確認しておこう。

国際ブランド「アメックス」が発行する「アメリカン・エキスプレス」

アメリカン・エキスプレス・ゴールド(新)

「アメリカン・エキスプレス」は、VISAやMasterCard、JCBやダイナースと並ぶ、国際クレジットカードブランドである。

国際クレジットカードブランドの中でも、VISAやMasterCardドは、国際ブランドを提供するのみで自社でカード発行を行なっていない。

一方、JCBやダイナース、そしてアメックスは、他社にブランドを提供するのと併せて自社でカード発行も行なっている。

このアメリカン・エキスプレス自らが発行したカードが、「アメリカン・エキスプレス・カード」である。

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アメックスからブランド提供を受けて発行する「セゾン・アメックス」

セゾンゴールド

一方の「セゾン・アメックス」は、株式会社クレディセゾンがカード発行元である。

アメリカン・エキスプレスから国際クレジットカードブランドのライセンス提供を受けた上で、クレディセゾンが発行しているクレジットカードだ。

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コストや保険を徹底比較

ここからは、「アメリカン・エキスプレス」と「セゾン・アメックス」を実際に比較してみよう。

今回は、違いがより明確になる、ゴールドカードの「アメックス・ゴールド」と「セゾンゴールド・アメックス」を比較する。

主に以下のようなポイントで比較をしていく。

大まかな違いとしては次の通りだ。

【コスト】
セゾンゴールド・アメックスの方が保持コストを低く抑えられる。

【ポイント】
セゾンゴールド・アメックスの方がポイント還元率やポイントアップのチャンスなどでお得。

【保険】

  • 海外旅行保険:アメックス・ゴールドの方が補償金額が大きく(利用付帯)、家族カード会員の補償も手厚い。
  • 航空便遅延費用補償:アメックス・ゴールドの方が補償金額が高い。
  • ショッピング保険:アメックス・ゴールドの方が手厚い。

【特典・サービス】

  • プライオリティ・パス:年間の利用回数が少なければアメックス・ゴールド、利用回数が多ければセゾンゴールド・アメックスの方がお得。
  • 旅行関連の特典:アメックス・ゴールドは旅慣れた人向け、セゾンゴールド・アメックスはお得感のある特典。
  • その他の特典:アメックス・ゴールドは高級志向、セゾンゴールド・アメックスは日常で使いやすい特典。

これらの点について、さらに詳しく徹底的に比較する。

コストで比較する

グラフ
全般的に、セゾンゴールド・アメックスの方がコストはかからない。

ただし、家族が多い世帯で全員に家族カードを発行する場合、発行枚数に制限がないアメックス・ゴールドの方がお得だ。

また、再発行手数料はセゾンゴールド・アメックスが972円かかるのに対して、アメックス・ゴールドは無料で再発行できるなど、条件によってはアメックス・ゴールドの方がコストを抑えられる場合もある。

  アメックス・ゴールド セゾンゴールド・アメックス
年会費(本会員) 29,000円 10,000円
年会費(家族会員) 12,000円(1枚目無料) 1,000円
家族カード発行可能枚数 制限なし 4枚まで
ETCカード年会費 無料 無料
ETCカード新規発行手数料 850円 無料
ETCカード発行可能枚数枚数 5枚 5枚
再発行手数料 無料 972円

ポイントで比較する

還元率やポイントアップのチャンスなど、セゾンゴールド・アメックスの方がお得感がある。

アメックス・ゴールドは、基本的にお得感のあるカードではなく、補償やサービスの充実がメリットとなる。

  アメックス・ゴールド セゾンゴールド・アメックス
ポイント名 メンバーシップ・リワード 永久不滅ポイント
ポイント還元率 0.5% 0.75%(海外では1%)
ポイントの有効期限 3年 無制限
マイル移行可能航空会社 15社(国内はANAのみ) 2社(JAL、ANA)
移行可能な主なポイント 楽天スーパーポイント
Tポイント
Tポイント
dポイント
au WALLETポイント
nanacoポイント
ポイントレート
(移行元:移行先)
3:1 1:4.5~5
ポイントモール セゾンポイントモール
ポイントモール最大倍率 30倍

比較表の補足
ポイントの有効期限について、アメックス・ゴールドは3年となっているが、これは初回入会より3年ということであり、この間に1度でもポイント交換をすれば、ポイントの有効期限は撤廃される。

保険で比較をする

カード付帯の保険の代表格といえば、旅行傷害保険(国内・海外)である。

海外旅行傷害保険に関してアメックス・ゴールドの利用付帯分の方ががやや金額が大きく、家族カード会員の補償まで手厚い

一方、セゾンゴールド・アメックスの海外旅行傷害保険はすべて自動付帯となっているので、旅行に関する支払いにはあまりカードを使わないが、とりあえず保険をつけておきたいという場合は便利だ。

国内旅行傷害保険に関しては、傷害死亡・後遺障害保険に加えて、セゾンゴールド・アメックスでは、入院・通院・手術の日額費用もカバーされる。

海外旅行傷害保険

  アメックス・ゴールド セゾンゴールド・アメックス
付帯条件 自動付帯/利用付帯 すべて自動付帯
傷害死亡・後遺障害 5,000万円/1億円 5,000万円
傷害死亡・後遺障害(本会員の家族) 1,000万円/1,000万円 1,000万円
傷害死亡・後遺障害(家族カード会員) – /5,000万円
傷害・疾病治療 200万円/300万円 300万円
傷害・疾病治療(本会員の家族) 200万円/200万円 300万円
傷害・疾病治療(家族カード会員) – /300万円
賠償責任 4,000万円/4,000万円 3,000万円
賠償責任(本会員の家族) 4,000万円/4,000万円 3,000万円
賠償責任(家族カード会員) – /4,000万円
携行品損害 50万円/50万円 30万円
携行品損害(本会員の家族) 50万円/50万円 30万円
携行品損害(家族カード会員) – /50万円
救援者費用 300万円/400万円 200万円
救援者費用(本会員の家族) 300万円/300万円 200万円
救援者費用(家族カード会員) – /400万円

国内旅行傷害保険

  アメックス・ゴールド セゾンゴールド・アメックス
付帯条件 利用付帯 利用付帯
傷害死亡・後遺障害 5,000万円円 5,000万円
傷害死亡・後遺障害(本会員の家族) 1,000万円 5,000万円
傷害死亡・後遺障害(家族カード会員) 5,000万円
入院日額(本会員とその家族) 5,000円
通院日額(本会員とその家族) 3,000円
手術費用(本会員とその家族) 5万~20万円

航空便遅延費用補償

搭乗予定だった飛行機の遅延や欠航、乗継便遅延により発生した食事代や宿泊費用、手荷物の遅延や紛失による必需品の購入費用を補償してくれるのが、航空便遅延費用補償である。

この点に関しては、全体的にセゾンゴールド・アメックスの方が補償金額が高い

  アメックス・ゴールド セゾンゴールド・アメックス
乗継遅延 2万円 3万円
出航遅延・欠航・搭乗不能 2万円 3万円
預入手荷物遅延 2万円 10万円
預入手荷物紛失 4万円 10万円

ショッピング保険

ショッピング保険は、当該カードで購入した品物が破損などした場合、その被害額を補償してくれる保険である。

この点は、アメックス・ゴールドの方が手厚い印象だ。

特に、破損頻度の高いノートパソコンやタブレット端末、スマートフォンも補償の対象としているのが大きい。

ほとんどのクレジットカードで、これらの商品は補償の対象外となっているからだ。

  アメックス・ゴールド セゾンゴールド・アメックス
補償額 500万円 200万円
免責金額 1万円 – (1万円未満は対象外)
購入日からの有効期間 90日 120日
ショッピング場所 国内・海外 国内・海外
PC・スマホなどの補償 ×

特典・サービスで比較をする


最後に、特典やサービスで2枚のカードを比較しよう。

プライオリティ・パス

航空会社のラウンジは、基本的にその航空会社の上級クラス搭乗者や上顧客でないと利用できないが、「プライオリティ・パス」に登録することで世界500都市1000箇所以上のラウンジを利用できるようになる。

「プライオリティ・パス」には年会費に応じて「スタンダード」「スタンダード・プラス」「プレステージ」の3つのプランがある。

年会費が高いプランでは無制限にラウンジを利用でき、年会費が安いプランでは利用毎に料金を支払う形になっており、ラウンジの利用頻度に応じたプランを選べるようになっている。

アメックス・ゴールドとセゾンゴールド・アメックスでは、このプライオリティ・パスへ優遇年会費で登録することができる。

ただし、登録できるプランや優待内容がそれぞれ違っており、次のようになる。

年間の利用回数が少ない場合は、アメックス・ゴールドの方がお得感がある。

逆に、仕事などで頻繁に海外に行くのであれば、セゾンゴールド・アメックスでのプライオリティ・パス利用も十分に元が取れる。

  アメックス・ゴールド セゾンゴールド・アメックス
加入可能な会員 スタンダード会員 プレステージ会員
優遇年会費 無料(通常99米ドル) 1万円(通常429米ドル)
ラウンジの利用料金 年2回まで無料(3回目~27米ドル/回) 何回でも無料
家族会員も入会できるか ×

その他旅行関連の特典

その他にも、アメックス・ゴールドとセゾンゴールド・アメックスでは、次のような旅行関連の特典がある。

全体的な特徴としては、アメックス・ゴールドは旅慣れた人向け、セゾンゴールド・アメックスはお得を重視した特典となっている。

アメックス・ゴールド

  • 手荷物無料宅配:自宅→空港、空港→自宅でスーツケース各1個を無料配送
  • 京都観光ラウンジ:高台寺圓徳院にあるラウンジを無料で利用
  • 空港送迎:出発・帰国時にチャーターした車で定額送迎
  • 空港パーキング:駐車料金40%オフなど
  • エクスペディア:海外ホテルが8%オフ
  • 一休.com:会員限定プラン
  • American Express Invites:海外レストラン料金が20%オフなど

セゾンゴールド・アメックス

  • 手荷物無料宅配:空港→自宅でスーツケース各1個を無料配送
  • 休暇村:宿泊料金が10%オフ
  • ヒルトン、コンラッド、ダブルツリー:宿泊料金、レストラン代金20%オフなどの特典がある会員に優待条件で入会可能
  • 空港パーキング:駐車料金40%オフなど
  • エクスペディア:海外ホテルが8%オフ
  • 一休プレミアサービス:タイムセールを1時間早く予約可能

その他の特典

旅行関連以外で、アメックス・ゴールドとセゾンゴールド・アメックスでは、次のような特典もある。

全体的な特徴としては、アメックス・ゴールドは高級志向、セゾンゴールド・アメックスは日常的に使える特典が多い。

アメックス・ゴールド

  • カーシェア:「タイムズカープラス」カード発行手数料1435円が無料に
  • 高級レストラン1名無料:対象レストランでの2名以上の食事で1名分が無料に
  • ゴールド・ワインクラブ:ソムリエ、バイヤーのアドバイス、配送料無料など
  • プリファード・ゴルフ:提携ホテル2泊以上で提携ゴルフコースのプレー代が無料
  • コットンクラブ:毎週金曜日の飲食1080円オフ、会員限定イベントなど

セゾンゴールド・アメックス

  • セブンイレブン、イトーヨーカドー:ポイント還元率が1.75%に
  • 西友、リヴィン:毎月第1、第3土曜日5%OFF
  • パルコ:毎月5日は5%OFF
  • ロフト:月末の金・土・日曜日は5%OFF
  • ダンサー向け特典:イベントやスタジオの割引
  • ハーツレンタカー:5~20%OFF
  • コナミスポーツクラブ:法人会員料金で利用可能
  • クラウド型会計ソフト:「フリー」標準プランの利用期間が2か月間無料で延長
  • 宅配クリーニング:「リネット」クリーニング代35%OFF、送料無料など

似ているようでかなり違う

ゴールドカード
アメックス・ゴールドとセゾンゴールド・アメックス、似ているようでかなり違うのがお分かりいただけただろうか。

一言で表すと、ステータス重視ならばアメックス・ゴールド、コスパ重視ならばセゾンゴールド・アメックスといったところだろう。

自分がゴールドカードに何を求めるかによって、好みのカードを選んでいただきたい。

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執筆・編集:大人のクレジットカード編集部

大人のクレジットカード編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカードの情報をチェックし、記事を更新し続けています。

編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。

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