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クレジットカードのショッピング保険の基礎知識!適用されるケース、適用されないケース

クレジットカードに自動付帯されていることが多いショッピング保険。

どんなときに適用されるのか、ご存じだろうか?

今回はショッピング保険とは何なのか、注意点や適用されるケース、されないケースを具体的に紹介していく。

ショッピング保険はいざというときに使えるので、ぜひ概要を把握しておこう。

クレジットカードのショッピング保険とは

買い物
クレジットカードに付帯されているショッピング保険は、クレジットカードを使って購入した商品が破損したり、盗難にあった場合に損害額を補償してくれる仕組みだ。

クレジットカード会社によってその名称はさまざまで、お買い物保険、動産総合保険、ショッピングセーフティー保険などと呼ばれることもある。

クレジットカードで購入した商品を、部屋に飾っていて壊れた、使用中誤って落として壊してしまった、盗まれてしまったというとき、ショッピング保険があれば、損失額をクレジットカード会社が負担してくれる。

ショッピング保険はクレジットカードに自動付帯されているケースがほとんどなので、事前に保険料を払う必要もなく、こちらから申請することで損害額を支払ってくれる。

支払額は、対象となる商品を新しく購入した場合の金額、または修理費用だ。

いざというときに実に頼りになる保険だが、請求する人が少ないのかあまり有名ではない。

しかし、万一のとき非常に使える保険なので、すでに持っているクレジットカードに付帯されているかどうか、事前に確認しておきたい。

クレジットカードに付帯されているのか

クレジットカード
ショッピング保険はすべてのクレジットカードに自動付帯されているわけではなく、付いているものと付いていないものがある。

基本的に入会費や年会費が有料のクレジットカードには付いていることが多いが、最近は入会費・年会費無料のクレジットカードにも自動付帯されている。

また、ゴールドカードやプラチナカードなどランクが高いクレジットカードほど、補償限度額や補償期間など、補償内容が手厚い。

ぜひ手持ちのクレジットカードをチェックしておこう。

ショッピング保険の注意点

ショッピング保険を使うときは、以下の点に注意しよう。

自己負担金

ショッピング保険で補償対象となった場合、全額保険金が支払われるわけではなく、基本的に自己負担金がかかる。負担金額はクレジットカードによって異なるが、3,000~10,000円としている保険が多い。

損失額から自己負担金を差し引いた額がクレジットカード会社から支払われるため、自己負担金よりも高い商品でなければ保険を使う意味がないのだ。

補償期間

ショッピング保険の補償期間は、購入日から90日間までが一般的だ。ネットショッピングなど通販の場合は、商品到着日から起算される。

クレジットカードによっては120日、180日までOKとしているものもあるので、手持ちのクレジットカードに付帯しているショッピング保険の補償期間をチェックしておこう。

補償金額

クレジットカードによって、年間の補償限度額が設定されている。年間50~500万円など、カードのランクによって様々だ。

入会費・年会費無料は年間50~100万円など少額だが、ゴールド、プラチナカードは年間300~500万円など、高額であるケースがほとんど。ブランド品など高額な商品をよく買う人には、もちろん補償金額が高いカードのほうが安心と言える。

盗難保険(盗難・紛失保険)とは別物

クレジットカードには、盗難保険(盗難・紛失保険)が自動付帯されているカードもある。名称が似ているので間違いやすいが、これはショッピング保険とは別物だ。

盗難保険(盗難・紛失保険)とは、クレジットカードの盗難や紛失によってカードが不正利用された場合、買い物代金の支払いを免除してもらえる制度。あくまで第三者に不正利用されたケースなので、間違えないようにしたい。

修理できる場合は修理費用のみ

破損した商品が修理可能である場合は、修理代金だけしか支払われない。購入金額がそのまま支払われるのではないので、心得ておこう。

補償が適用されるケース


ショッピング保険の補償が適用されるケースは、以下のような場合だ。

その1

クレジットカードでバッグを購入。1週間後、バッグを盗まれてしまった。
盗難によって発生したバッグの損失について、保険が適用される。

その2

カメラを購入した。後日、野外で撮影していたら、うっかり川に落として水没させてしまい、使えなくなってしまった。
不慮の事故によって破損してしまった場合は、適用対象となる。修理可能であれば修理代が、修理不可能であればカメラの購入代金を補償してもらえる。

その3

プレゼントとして友人にグラスを購入。箱を開けるとき、友人が誤って落としてしまい、商品が割れた。
プレゼント品であった場合や、自分以外の第三者が壊してしまった場合でも適用となる。

ショッピング保険の補償が適用されないケース

次に、ショッピング保険の補償が適用されないケースについて見てみよう。

その1

食器セットをネットで購入した。しかし、配送中の事故によって壊れたまま届いた。
配送中の事故による破損は、ショッピング保険の適用対象外とされている。

その2

ブランド物のピアスを購入。1か月後、出かけている途中でどこかに落としてしまった。
→ショッピング保険で対象となるのは、破損と盗難。紛失や置き忘れは補償の対象とはならない。

その3

クレジットカードで自転車を購入。数日後、盗難被害にあった。
自転車や船舶、自動二輪車などの乗り物は、ショッピング補償の対象外である。

ショッピング補償で対象とならない品物

基本的に、該当のクレジットカードで購入した商品はショッピング保険の補償対象となるが、なかには補償対象外とされる品物もある。主なアイテムは以下の通りだ。

  • ヨット、モーターボートなどの船舶、自動車、自転車、航空機、自動二輪車、原動機付自転車などの乗り物
  • コンタクト、義歯、義肢
  • 現金、小切手、手形、その他有価証券
  • 不動産
  • 動物

ショッピング補償で対象とならない条件

対象外となるケースは、品物だけではなく、以下のケースに該当した場合も当てはまる。

  • 故意または重大な過失による損害
  • 置き忘れや紛失
  • 使用による品質や機能の低下、摩耗、虫食いやさび
  • 製品の欠陥による損失
  • 地震や水害などの震災によって生じた損害
  • 商品を誤って使用したことによって起きた損失
  • 配送中の事故による損失
  • 商品機能に関係のない汚れや擦り傷

保険金を請求したいときは

購入した商品が壊れたり、盗難にあった場合は、速やかにクレジットカード会社に連絡を入れよう。

報告が遅いと対象期間をオーバーしてしまうので、気づいたらすぐ連絡を入れるのがベストだ。

盗難にあった場合は、警察に盗難被害の届け出をし、事故証明などを取り付ける必要がある。

商品が壊れたケースでは、壊れたことが確認できる写真や修理見積書などの提出が求められることがあるので、保険金の支払いが終わるまでは処分しないようにしたい。

補償の対象になるかどうか迷ったときは、とりあえずクレジットカード会社に連絡をして、対象となるかどうか聞いてみよう。

いざというときはショッピング保険を

OK
ショッピング保険は、商品の破損や盗難の際、損失金額を補償してもらえるありがたい保険だ。

対象とならないものや自己負担金、補償対象期間が設定されているものの、適用対象となった場合は請求しないほうがもったいないと言えよう。

ぜひ、手持ちのクレジットカードに付帯されているかどうかを確認し、いざというときは積極的に活用するようにしてほしい。

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執筆・編集

オトクレ編集部

オトクレ編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカード情報をチェックし、記事を更新し続けています。

編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。

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