クレジットカードの一括払い、分割払い、リボ払いの金利手数料はいくら?利用スタイルに合わせて最適な支払い方法を選ぼう

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何気なく利用しているクレジットカードだが、一括払いだけでなく分割払いやボーナス払い、そして最近話題のリボ払いまで様々な支払方法がある。

支払方法によって、発生する金利手数料や毎回の返済金額も異なるため、支払方法をよく知ることが重要である。

そこで今回は、それぞれの支払方法の特徴を、三井住友VISAクラシックカードを例にとって紹介するとともに、分かりにくいリボ払いと分割払いに関しては、メリットやデメリット、返済シミュレーションやおすすめな方まで、徹底的に解説する。

一括払い、分割払い、リボ払いの違い

クレジットカードの支払方法には、「一括払い」「分割払い」「ボーナス払い」「リボ払い」などがある。ここでは、それぞれの支払方法とともに、違いについても紹介しよう。

一括払い

一括払いとは、買い物金額がまとめて請求され、締め日の翌月にまとめて支払う方法である。ほとんどのクレジットカードで採用されており、最も一般的な支払方法だ。

一括払いでは金利手数料は発生しないので、利用金額と同額が支払い金額となる。

「1回払い」と呼ぶカード会社もあるが、どちらも意味は変わらない。

海外の店舗では一括払いが原則であるが、後述する「分割払い」や「リボ払い」に後から変更することも可能である。

「三井住友VISAクラシックカード」では、「毎月15日締め、翌月10日支払い」か「毎月末日締め、翌月26日支払い」のいずれかを選択可能だ。

一括払いでは金利手数料が発生しないので、管理しやすい一方で、多額の買い物をした場合には支払日の返済金額が多くなり、家計を圧迫するリスクもある。

2回払い

次に紹介する支払方法は、「2回払い」だ。2回払いとは、その名の通り「2回に分けて返済をする」支払方法である。

分割払いと間違えてしまいそうだが、分割払いは「3回以上の支払い回数」であり、分割払いは金利手数料が発生するのに対して、2回払いには金利手数料が発生しない。「1回払いでは支払いが大変だが、分割払いの金利手数料は支払いたくない」そんな方にちょうどいい支払方法である。

ただし、全てのカード会社や店舗が2回払いを採用しているわけではないので、確認しておきたい。また、三井住友VISAクラシックカードでは、2回払いの利用は1万円以上の買物となる。

分割払い(金利と手数料)

分割払いは、「2か月以上の期間にわたって3回以上に分割して支払う支払方法」である。

分割回数は各カード会社のサービスごとに違うのだが、例えば先述した三井住友VISAクラシックカードでは、3回・5回・6回・10回・12回・15回・18回・20回・24回から選択可能だ。

特別な手続きは必要なく、購入時に支払い回数を選択するだけでよい。分割払いをした買い物ごとに支払回数を設定することができ、決められた返済日に毎回返済をしていく。

分割払いは、支払回数3回~24回で年12%~14.75%の金利が設定される。この金利が、残金に対して日割りで計算される。

分割回数による返済金額の違い

支払回数 実質年率(%) 10000円あたりの手数料(円)
3回 12 201
5回 13.25 335
6回 13.75 402
10回 14.25 670
12回 14.5 804
15回 14.75 1005
18回 14.75 1206
20回 14.75 1340
24回 14.75 1608

この表をみると分かるが、10回払いで、総支払い金額の6.7%が金利手数料となり、
15回払いで約10%、24回払いで約16%が金利手数料となることが分かる。

購入金額が少ない場合は、分割でもほとんど問題なさそうだが、10万円を超えるような買物の分割の場合、手数料だけで1万円以上かかる場合もあるので、できるだけ少ない分割回数を選んだ方が良さそうである。

分割回数が多ければ、その分毎月の返済金額は少なくなっていくが、返済期間は長期化する。分割回数によって金利手数料が異なり、回数が少ないほど金利手数料が少ないのが一般的だ。

リボ払い(金利と手数料)

リボ払いは正式名称を「リボルビング払い」と呼び、最近では、リボ払い専用カードを発行しているカード会社もある。

リボ払いは利用金額に関わらず、毎月一定の金額を返済する支払い方式のことである。

購入した金額に関わらず、一定の金額のみの返済でよく、高額な商品であっても購入しやすいというメリットがある一方で、残金に対して約15%の金利が発生するため、金利手数料が高額になるというデメリットがある。三井住友VISAカードやジェーシービーの場合は、実質年率15.0%の手数料が発生する。

リボ払いの金利手数料

ここでは元金定額方式のリボ払いの返済方法について見ていこうと思う。

元金定額方式とは、毎月指定の返済金額に手数料を加えて返済する方式のことで、毎月の返済額は手数料の額によって若干異なる。

有名所だと、三井住友VISAカードやジェーシービーカード(プロパー)が元金定額方式となっている。

例)5万円の商品に対して5000円の定額返済した場合のシミュレーション

残高 支払総額 手数料
45000円 5513円 513円
40000円 5573円 573円
35000円 5509円 509円
30000円 5402円 402円
25000円 5382円 382円
20000円 5308円 308円
15000円 5254円 254円
10000円 5184円 184円
5000円 5127円 127円
0円 5063円 63円

元金:50,000円
手数料合計金額:3,315円
支払い総額:53,315円
返済回数:10回

このように5万円を5000円でリボ払いする場合は、10回払いで手数料は3000円という結果になった。
購入金額が少ない場合、意外と手数料は少ないような気もする。

50万円を1万円ずつ返済する場合

もう一つのシミュレーションとして、50万円の購入金額に対して1万円の元金定額で返済する場合のシミュレーションをしてみると以下のような結果になった。

例)50万円の商品に対して10,000円の定額返済した場合のシミュレーション
元金:500,000円
手数料合計金額:158,292円
支払い総額:658,292円
返済回数:50回

元金が大きく、毎月の返済額が少ない場合、このように手数料だけで10万円を超える結果になった。

リボ払いは便利ではあるが、返済総額が多く、返済回数が増えすぎるとその分金利も高くなるので、毎月の返済金額を多めに設定するなど、早めに返す工夫が必要だろう。

ボーナス一括払い

次に紹介する支払方法は、「ボーナス一括払い」だ。ボーナス払いとは、ボーナスの時期に一括返済をする支払方法である。

三井住友VISAクラシックカードでは、以下のようなスケジュールでボーナス一括払いの支払いを行なっている。

夏のボーナス 12月16日~6月15日の利用金額 8月10日に支払い
冬のボーナス 7月16日~11月15日の利用金額 翌年1月10日に支払い

ボーナスがない人には利用できないと思われているボーナス一括払いだが、実はボーナスがない人でも利用できる。ボーナス一括払いは、あくまでも支払時期を延長する支払方法であり、その時期がボーナスの支給時期と重なっているために呼ばれているに過ぎない。

ボーナス一括払いには金利手数料が発生しないので、「1回払いや2回払いだと支払いが大変だが、分割払いの金利手数料は支払いたくない」という、そんな高額の買い物を予定している方に最適な支払方法である。

ただし、2回払いと同様に取扱店舗や取扱カード会社が限られているので、確認が必要である。

ボーナス2回払い

次に紹介する支払方法は、「ボーナス2回払い」である。ボーナス2回払いは、夏と冬の2回のボーナス時期に分けて返済をする方法である。

ここで注意したいポイントは、ボーナス一括払いでは金利手数料が無料だが、ボーナス2回払いになると金利手数料が発生するという部分だ。

ボーナス一括払いと同様に、取扱店舗や取扱カード会社が限られているので、その部分にも注意が必要だ。
ちなみに、基本的には分割払いだが、ボーナス月だけ増額して返済する支払方法を「ボーナス併用払い」と呼ぶ。

リボ払いと分割払いの比較

ここまで、様々な支払方法を見てきたが、最も区別のつけにくい支払方法が「リボ払い」と「分割払い」である。そこでここでは、リボ払いと分割払いを徹底比較していこうと思う。

より分かりやすい比較のため、上記同様「三井住友VISAクラシックカード」を使って買い物をした際の支払いを比較してみよう。

利用金額を何回かに分けて返済する点では、分割払いと同じであるが、分割払いとリボ払いには以下のような違いがある。

支払方法 支払い回数 支払金額 高額利用の際の毎月の支払金額
分割払い 事前に決める 分割回数による 多くなる
リボ払い 返済が完了するまで 毎月一定 一定

三井住友VISAクラシックカードの場合、5000円以上1万円単位で、毎月の支払金額を設定できる。リボ払いも分割払いと同じく、金利手数料が発生する。

ただし、分割払いやリボ払いには、通常のショッピング枠とは別に専用枠が設けられている場合もある。
さらに、クレジットカードの中には、お金を借りられる「キャッシング機能」の付いたものがある。
キャッシングの支払いは基本的に一括払いだが、中にはリボ払いが可能なクレジットカードもある。
キャッシングリボの金利は、ショッピングリボの金利よりも高いのが一般的だ。

ちなみに、三井住友VISAクラシックカードでは、それぞれの枠が以下のように設定されている。

利用方法 限度額
ショッピング枠 10~80万円
リボ・分割利用枠 0~80万円
キャッシング枠 0~50万円

さらに、以下の条件でカード決済した場合の支払い額の違いについて見ていこう。条件は以下の通りとする。

  • 9月1日~9月30日までに5万円の買物
  • 分割払いは10回払い、リボ払いは毎月1万円支払い

月々の支払額

まずは、月々の支払金額である。リボ払いは、毎月1万円の定額支払いに加え、2回目以降からは金利が発生する。一方の分割払いは、毎月5335円の返済であり、この場合は分割払いの方が毎月の返済負担は少ない。

金利の違い

リボ払いは、一律で年15%の金利である。一方の分割払いは、支払回数3回~24回で年12%~14.75%の金利が設定される。

10期払いの場合は年14.25%であり、分割払いの方が低金利だ。

手数料

最終的な金利手数料の総額は、分割払いが3350円、リボ払いが1259円となる。このシミュレーションにおいては、リボ払いの方が手数料が少ないとの結果が出た。

メリット

共通のメリットとしては、高額の買い物もしやすいメリットがある。また、カード会社の補償やサービスを受けられる可能性が高い。

カードで購入した品物が盗難・破損の被害に遭った際、その被害金額を補償してくれる「ショッピング保険」があるが、「三井住友VISAクラシックカード」のように、海外での利用、もしくは3回以上の分割払い・リボ払いを条件としているケースもある。

分割払いのメリットとしては、決まった回数で返済が終わるメリット、金利がリボ払いよりは低い傾向にあることである。また、分割払いを多く利用すると、その分毎月の返済金額が積みあがっていくので、使いすぎを防ぐ効果もある。

一方、リボ払いの場合ならではのメリットとして、利用金額にかかわらず毎月の支払金額が一定なため、返済計画が立てやすいメリットがある。また、毎月の支払金額を任意で変更することも可能だ。

デメリット

共通のデメリットとしては、金利手数料がかかることが挙げられる。

一括や2回、ボーナス一括では金利手数料がないので、大きなデメリットだ。また、返済期間も長期化する傾向にある。

分割払いのデメリットとしては、返済計画が立てにくいことが挙げられる。分割払いを利用すればするほど、毎月の支払額は多くなっていき、当初の返済計画を変更せざるを得ない。

一方のリボ払いのデメリットとしては、金利手数料が分割払いよりもかさむ点だ。特に、返済が長期化するほどに、支払う手数料の金額は雪だるま式に増えていく。また、いくら使っても毎月の支払金額が一定なことから、使いすぎる可能性が高いのもデメリットである。

リボ払いが向いているケース

リボ払いが向いているのは、以下のようなケースである。

生活費から支払いに回す金額を固定したい場合

生活費から支払いに回す金額を固定したい場合は、リボ払いの方が向いている。例えば生活費10万円のうち、食費が5万円、水道光熱費が3万円とすると、自由に使えるお金は2万円となる。

分割払いをし過ぎると、その分毎月の返済金額が増えるため、2万円を超える可能性も否定できない。リボ払いならば、毎月の支払金額を2万円に設定しておけば、返済金額がそれ以上に膨らむこともない。

ボーナス一括払いなどのあてがハズレた場合

ボーナス一括払いで高額商品を購入しようとしたものの、ボーナスが支給されない、あるいはボーナスが少ない場合も、リボ払いは有効だ。高額商品を購入しても、毎月の返済金額は一定なため、急激に家計が火の車になる心配はないからだ。

分割払いが向いているケース

一方、分割払いに向いているのは、以下のようなケースである。

高額な買い物をする場合

高額商品の購入を予定しているなら、分割払いがおすすめだ。高額商品のリボ払いは、金利手数料の増額に直結する。

一方の分割払いならば、リボ払いほど金利手数料がかさまない。

確実な収入が将来に見込める場合

ボーナスなど、確実な収入が将来に見込める場合も、分割手払いをおススメする。ボーナス払いを設定できるカードは、分割払いができるカードほど多くはない。そうなると、返済をしばらく後回しするにはリボ払いか分割払いとなる。

リボ払いの場合、確実な収入の前に多額の手数料を支払う羽目になる。分割払いならば、返済計画の中に「ボーナス併用払い」が設定されていることもあり、返済の見通しが立てやすい。

まとめ

多くのクレジットカード会社では、決められた日に決められた金額を返済する「約定返済」以外に、「随時返済」も取り扱っている。

「任意返済」とも呼ばれている随時返済は、返済用口座への入金などによって、決められた日以外に決められた金額以上のお金を返済することが可能だ。しかも、随時返済のお金は全額元金の返済に充てられるため、元金の金額の減少に応じて金利手数料も減る。

分割払いやリボ払いでは、かさむ金利手数料が大きなネックとなっているが、随時返済を利用すれば、実質ボーナス併用払いのようなことができてしまう。ただし、随時返済を行なっても約定返済は必要なため、お金に余裕のある時に行おう。

基本は一括払いを利用し、どうしてもという時だけ分割払いやリボ払いを利用するという具合に、利用スタイルに合わせて最適な支払方法を選ぼう。

今回比較に利用したカードはこれ

三井住友VISAカード

三井住友VISAカードクラシック

補償・サービス・ポイント還元率の3拍子揃った定番カード

三井住友VISAカードはサービス、還元率、保険、サポート、電子マネーとの連携などクレジットカードの機能をバランスよく備えている。最短3営業日のスピード審査もうれしい。

年会費 1,250円+税
※2年目以降:条件付き無料
還元率 0.5%
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