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フランス(パリ)で使用できるクレジットカードのブランドとおすすめカードまとめ!注意点は?


エッフェル塔やルーブル美術館などの世界遺産が数多くあり、留学や旅行先としても人気のフランス、パリ。

フランスでの犯罪率は決して低いものではなく、近年の犯罪発生数を数値で比較しても横ばいであり、大きな改善が見られないといえる。

そういった状況では、現金を持ち歩く不安も伴うため、クレジットカードで現金を持ち歩かないという対策は効果的だろう。

そのため、現在のフランスでのクレジットカード利用や支払い方法、使用可能な国際ブランド等を中心に、フランスへの渡航時におすすめのクレジットカードをみていこう。

フランスで主に利用されている国際ブランドはVisaMastercardだ。

日本人がよく訪れる場所であればJCBブランドにも対応している場所も少なくない。

しかし、アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブは免税店や外国人観光客がよく訪れる場所や一部の高級ブランドの店舗でしか利用できない場合が多いことから、VisaもしくはMasterCardを1枚以上用意しておくべきだろう。

そして、パリに訪れるためにクレジットカードを作成予定の方には、以下のカードがおすすめである。

  • エポスカード
  • 楽天カード
  • 三井住友カード(NL)

キャッシュレス事情

カードリーダー
フランスは日本よりも人口が少ない。

しかし、犯罪率は日本の3倍近くの数値が示されており、犯罪を身近に感じるといっても過言ではない。

フランスに限らず、日本人の方は、観光や外出の際には多めに現金を持ち歩く方が多いという傾向がある。

そのため、そのタイミングを狙ったスリや置き引きなどの被害に遭う方が後を絶たない。

このような実状から、フランスではキャッシュレス化が進んでいる。

フランス国民の多くはクレジットカードよりもデビットカードを使用しており、クレジットカードの普及率は2014年時点で10%だ。

ちなみに、デビットカードはカードを利用した瞬間に指定口座から利用分が引き落としされるため、クレジットカードのような使い過ぎの心配が少ないという意識が広まっている。

そのため、パリではキャッシュレスが進んでいるものの、クレジットカードよりもデビットカードの使用が主流となっているのが現状だ。

場所ごとの利用可否

決済

洋服やアクセサリーなどの店舗やスーパー、レストランやフードコート、乗車券の購入、ホテルの宿泊費、公衆電話にいたるまでクレジットカードを利用することが可能だ。

パリではカードでの支払いが日常的に行われている。

利用できる国際ブランドは、事前にインターネットや口コミで確認するか、店舗の入り口もしくはレジの横にある利用可否を確認しよう。

クレジットカードが利用できないケースとして、露店や屋台、タクシー、一部の地方の店舗などが多い。

また、フランスでは公衆トイレも有料で現金を入れることによって扉が開くシステムだが、公衆トイレもクレジットカード利用は不可だ。

そうした事情をふまえても、現金払いを拒否している店舗も少なくないため、1枚はクレジットカードを用意するべきと言える。

加えて、一部のホテルでは身分証明書よりもクレジットカードの提示を求められ、クレジットカードがない場合は支払い保証のための預かり金(デポジット)が必要だ。

チェックアウトの際には、デポジットとして預けた金額を無視した費用を請求されるなどのトラブルになることもあるため、クレジットカードは必要だと言えるだろう。

また、クレジットカードのタイプにはICカードタイプ磁気タイプの2種類ある。

フランスでは磁気タイプのクレジットカードでも利用することが可能であり、磁気タイプの場合はサインが必須となる。

サインを行う場合は必ず漢字を使用しよう。

しかし、磁気タイプのクレジットカードはセキュリティが低く、暗証番号入力が必要ないことから、スキミングされるリスクがあるといえる。

そのため、情報を抜き取られにくいICカードを利用し、セキュリティを向上させるべきといえる。

キャッシングする方法と注意点

ATM
クレジットカード払いが可能な場所は多いものの、まだまだ現金決済を行っている場所は少なくないため、現金が必要となる瞬間が何度もあるだろう。

その際には、現地通貨を素早く入手できる方法であるキャッシングがおすすめだ。

仮にキャッシングする可能性がある場合は、事前にキャッシング枠の申し込みが必要であり契約内容の確認をしておくべきだろう。

また、パリでキャッシングを行う際に、「Plus」「Cirrus」のマークが記載されているATMを利用しよう。

2つのマークはキャッシングに対応していることを示しており、マークによって対応している国際ブランドが異なる。

「Plus」のマークはVisa系のクレジットカード「Cirrus」のマークはMasterCard・JCB系のクレジットカードが利用可能だ。

そして、キャッシングする際のATM操作手順は以下の順である。

  • 1.クレジットカードを挿入口に挿入し、言語選択。
  • 2.レシートの有無を選択。
  • 3.金額を入力。
  • 4.暗証番号を入力。

ATMの新旧や銀行によって多少手順が異なるものの、操作自体は大きく変わらない。

操作完了後はカードの次にレシート、現金の順番にATMから排出される。

キャッシングするためにはATMが必要不可欠であり、パリで過ごすのであれば苦労はしないだろう。

注意するとすれば、屋外設置のATMの利用だ。

例えば、巧妙にスキミング装置を設置し情報を抜き取るという事件が起こったこともあり、治安が悪いところでは使用しないことをおすすめする。

銀行の建物内にあるATMの使用が最も安全であるものの、トラブルとしてATMにカードが取り込まれたまま現金も排出されないことも少なくない。

そのため、パリでATMを操作する場合は、対処できる人員がいる銀行を利用することと営業時間内に操作を行うことを念頭においてほしい。

おすすめのクレジットカード

クレジットカード

年会費無料で海外旅行保険が付いてくる「エポスカード」

エポスカード

エポスカード

年会費無料で特典対象店舗が豊富!即日発行にも対応

海外旅行保険が自動付帯している。マルイをはじめとした優待店舗が豊富でお得なカード。

年会費無料
還元率0.5%
旅行保険海外:最高500万円(自動付帯)
電子マネー楽天Edy、モバイルSuica
※チャージによるポイント付与のみ
国際ブランドVISA
エポスカードの公式サイトを見る
エポスカードの詳細を見る

エポスカードは、年会費が無料で、海外旅行で助かる保険も自動付帯で500万円まで付いている。

また、エポスカードカウンター(丸井)を利用すれば、約20分で審査と発行が終わるため、急な旅行や出張の多いビジネスマンにもおすすめのクレジットカードだ。

カードブランドがVisaのため海外でも利用できる。

また、日本語対応のサポートデスクは24時間対応しており、時間を気にせず相談できるのは安心感がある。

学生でも作成できるカードのため「海外旅行に行きたいけど、正社員じゃないから信用がない」と考える人にもおすすめ。

楽天スーパーポイントが貯まる「楽天カード」

楽天カード

楽天カード

楽天SPUで最大14倍還元。ポイントアップキャンペーンの多さも魅力

おすすめポイント
  • 年会費無料、いつでも1%還元の高還元率
  • 楽天市場なら常時3%還元
  • ポイントアップキャンペーンを常時開催
  • 楽天ペイなら1.5%還元

楽天経済圏の必須アイテム、カード所持だけで楽天グループの決済に+2倍される。海外保険も付帯。

年会費無料
還元率1.0%
旅行保険海外:最高2,000万円(利用付帯)
電子マネー楽天Edy
国際ブランドVISA、MasterCard、JCBアメックス
楽天カードの公式サイトを見る
楽天カードの詳細を見る

楽天カードは、年会費無料のクレジットカード。

100円の支払いにつき1ポイントの楽天スーパーポイント(還元率:1%)がもらえるため、還元率の高いカードである。

対応ブランドも、AmericanExpress・MasterCard・Visa・JCBから選べるため、シンガポールで使いたい人は、VisaとMasterCardをおすすめ。

海外旅行保険については、20万円(持ち物に対する補償)~2,000万円(死亡した場合)と幅広い。

家族カード(無料)を所有している人にも保険が適用されるのだ。

また、海外緊急サービスは24時間対応しており、時間を気にせずすぐに連絡することが可能である。

また、海外旅行で貯めた楽天スーパーポイントは、ANAのマイルにも交換できる。

楽天市場やモバイルなどを利用すれば、飛行機代をお得にできるクレジットカードだ。

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)

日本最初のVisaカードとして有名な「三井住友カード」も、海外旅行では欠かせない。

三井住友カード(NL)では、旅行安心プラン(海外旅行傷害保険)として、海外旅行傷害保険が最大2000万円付帯している。

傷害死亡・後遺障害2,000万円
傷害・疾病治療費用50万円
賠償責任2,000万円
携行品損害
(免責3,000円)
15万円
救援者費用100万円

保険の適用は、事前に旅費などを当該カードで決済することが必要になる。

特に、3か月以上のアメリカ長期留学者におすすめなのが、三井住友カード(NL)の海外旅行傷害保険(利用付帯)の裏技だ。

三井住友カードの海外旅行傷害保険(利用付帯)の適用開始日は、「海外で交通費を支払った時点」から適用される。保険適用の条件としても、以下が紹介されている。

日本出国後に航空機、電車、船舶、タクシー、バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具(※1)の利用代金を特定クレジットカードで決済した場合。
引用:旅行安心プラン(海外旅行傷害保険)

他のカードで90日間の海外旅行傷害保険を利用し、それが切れるタイミングで三井住友カード(NL)を使用し、現地交通費を支払えばさらに90日間の保険適用を受けられる

合計で180日程度の有効期間があるので、半年程度の留学ならば十分に対応可能だ。
さらに三井住友カード(NL)のNLはナンバーレスの略。カード券面にカード番号が印字されていないので、番号を盗みみられることがなく安心できる。 最新のVisaタッチ決済にも対応しており、海外でも安全かつスピーディーに支払いできるのが魅力だ。

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)

Vポイントが貯まる!ナンバーレス、タッチ決済対応の三井住友カード

対象のコンビニ・飲食店で、Visaのタッチ決済/Mastercard®コンタクトレスの利用すると最大5%還元。

*商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元にならない場合があります。
*一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。

年会費永年無料
還元率0.5%~5.0%
旅行傷害保険海外:2000万円(利用付帯)
koushiki-200-40
shousai-95-40

クレジットカード利用について

フランス
パリでは、キャッシュレスが非常に進んでいると言っても過言ではない。

犯罪率の高さがキャッシュレス化に拍車をかけているともいえるものの、実際にクレジットカードのみで支払いが可能な場所が多いことは利点と言えるだろう。

また、キャッシングが必要な場面もあるものの、セディナカードjiyu!daを使用した場合、バリに滞在中であっても一括返済が可能となる。

自分のライフスタイルや訪れる場所に合わせて使用するクレジットカードを選んで行こう。

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執筆・編集

田ノ浦 有紀

オトクレ編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカード情報をチェックし、記事を更新し続けています。

編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。

また、クレジットカードに関する情報収集のため、クレジットカード発行会社への取材・インタビューなども積極的に行い、生きた情報をお届けしています。

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