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ダイナースクラブカード、おすすめのポイントの貯め方、使い方を徹底解説

ダイナースクラブカード

ステータスカードとして有名なダイナースクラブカード。その分、特典や保険が注目されやすいカードだが、本記事ではポイントにフォーカスしてみた。

ダイナースクラブカードのポイントは有効期限がなく、使い道が多彩なところが特徴的だ。どういった貯め方と使い方があるのか、どんな使い方が一番お得なのかを解説する。

ダイナースクラブカードのポイントの仕組み

ダイナースクラブカードでは、カード利用代金(カード利用1件ごとに)100円につきリワードポイントが1ポイント貯まる(端数切り捨て)。

ポイントの使い方によって1ポイントの価値は変動するが、1ポイント=0.3~0.5円相当となるケースが多い。使い方について詳しくは後述する。

ダイナースクラブ リワードポイントには有効期限がないため、長期的に貯めることができ、好きなタイミングでポイントを使える。

付与対象外の支払い

以下については、ポイント付与対象外となるので注意しよう。

  • Edyチャージ
  • JR東日本モバイルSuica
  • キャッシングサービス、ローン、年会費、各種オプショナルサービスの参加料

また、電気・水道・ガス・公共料金などの一部カード利用については、200円につき1ポイントの付与となる。

ダイナースクラブポイントモール

ダイナースクラブカード会員は、会員向けポイントモールを利用できる。

このポイントモールを経由することで、提携オンラインショップでダイナースクラブカードを利用する際、通常ポイントに加え、ボーナスポイント付与キャッシュバックを受けることができる。

ボーナスポイント付与とキャッシュバックのいずれを受けるかは、提携ショップに遷移する前にポイントモールで選択することになる。

たとえば、提携ショップのひとつに楽天市場があり、以下いずれかを選ぶことができる。

  • 5,000円利用につきボーナスポイント25ポイント付与
  • 利用金額の0.5%キャッシュバック

ボーナスポイントとキャッシュバックどちらがお得かは利用金額によって変わるので、利用前に一度チェックしておきたいところだ。

コンパニオンカードで支払うとどうなる?

TRUST CLUBプラチナマスターカード

ダイナースクラブカードでは、コンパニオンカードとして「TRUST CLUBプラチナマスターカード」を無料で発行できる。このコンパニオンカードの利用時には、ダイナースクラブ リワードポイントが200円利用につき1ポイント貯まる。

利用代金の引き落としは同じだが、ダイナースクラブカードを利用した場合100円につき1ポイント貯まることを考えると、できるだけダイナースクラブカードを直接利用したほうがよいということになる。

TRUST CLUBプラチナマスターカードの魅力はMastercard加盟店で利用できる点。つまり、ダイナースクラブカードが利用できない店舗でも、コンパニオンカードを使うことでリワードポイントを貯めることが可能だ。

ポイントの使い方

ダイナースクラブ リワードポイントには、次のような使い方がある。使い方によって還元率の変動が大きい。()内は最大還元率。

  • ポイントに移行する(0.4%)
  • 支払いに充てる(0.5%)
  • マイルに交換する(2.0%※)
  • ギフト券、商品券に交換する(0.42%)
  • 商品に交換する(約0.3%)

※マイルの2%は、ANAマイルの価値を1マイル2円相当とした場合。

それぞれの使い方について詳しく紹介していく。

ポイントに移行する

ダイナースクラブ リワードポイントは、下表のように提携している他社のポイントに移行することが可能だ。

交換ポイントリワードポイント還元率
Tポイント1,000ポイント2,500ポイント0.4%
ANA SKY コイン400ポイント1,000ポイント
(1,000ポイント以上)
スターバックス カード チャージ2,000円5,000ポイント
(5,000ポイント以上)
楽天ポイント1,000ポイント1口4,000ポイント
(2口以上50口まで)
0.25%

楽天ポイント以外はダイナースクラブ リワードポイントのなかでは比較的還元率が高い。

もっとも交換しやすいのが、1,000ポイントから交換できるANA SKYコイン。ANA SKYコインは、ANAウェブサイトで航空券や旅行商品支払いに利用できる電子クーポンだ。

旅行の予定がない場合はTポイントへの交換もおすすめ。2,500ポイントから交換できて、加盟店が多いので使い勝手が良い。

支払いに充てる

ダイナースクラブ リワードポイントは、下表のように支払い代金への充当が可能だ。単純なカード代金の支払い充当以外の方法もある。

対象となる支払い充当レート還元率
ポイント利用プログラムBMW新車購入10,000ポイント = 5,000円単位
(50,000ポイント以上)
0.5%
ヤマハ・ボート購入20,000ポイント = 10,000円単位
(200,000ポイント以上)
旅行代金充当プログラム1,000ポイント=400円単位
(5,000ポイント以上)
0.4%
ポイント・ペイ100ポイント=30円単位
(10,000ポイント以上)
0.3%

還元率だけを見るとポイント利用プログラムが一番お得だが、対象となる支払いやポイント単位が大きく、利用シーンがかなり限定される。

支払い充当のなかでは、旅行代金充当プログラムが比較的使いやすく、還元率もよい使い方といえるだろう。

充当対象となるための条件

対象となる支払いの詳細はそれぞれ以下の通り。

  • ポイント利用プログラム BMW新車購入:BMW/BMW Motorrad正規ディーラーでBMW車両の新車(アルピナを除く)を購入した場合
  • ポイント利用プログラム ヤマハ・ボート購入:ヤマハボート横浜店/大阪店でヤマハ・ボートを購入した場合
  • 旅行代金充当プログラム:トラベルデスクで手配した旅行商品が対象
  • ポイント・ペイ:カード利用代金にポイントを充当

なお、ポイント利用プログラムについては、カード払い以外の支払い方法も対象となり、現金、ローン、リースなどの場合も利用可能。

マイルに交換する

年会費6,600円(税込)のダイナースグローバルマイレージに参加することで、ダイナースクラブ リワードポイントを下表のようにマイルに移行できる。呼び方の問題ではあるが、移行手数料は無料となっている。

移行マイル移行レート年間移行上限
全日本空輸/ANAマイレージクラブ1,000ポイント=1,000マイル40,000マイル
デルタ航空/スカイマイル2,000ポイント= 1,000マイル140,000マイル
ユナイテッド航空/マイレージ プラス120,000マイル
大韓航空/スカイパス
日本航空/JALマイレージバンク2,500ポイント=1,000マイル上限なし

この中では圧倒的にANAマイルへの移行がお得。マイルは航空会社や路線によって1マイルあたりの価値が変動するが、たとえばANAマイルだと通常1マイル=2円以上の価値となる。そのため、ANAマイルへの移行がかなりお得といえる。1マイルを2円と換算した場合の、ダイナースクラブカードの最終還元率は2%ということになる。

移行上限が40,000マイルと制限があるが、この制限内であれば、ANAマイレージへの移行は大きな選択肢になる。

移行手数料を1マイル2円以上の価値を考慮すれば、6,600ポイント以上移行することができれば、年会費を考慮しても移行するメリットが大きくなる。

ギフト券、商品券に交換する

ダイナースクラブ リワードポイントは、下表のようにギフト券、商品券に交換可能。

ギフト券・商品券リワードポイント還元率
アップル/iTunesカード5,000円分12,000ポイント約0.42%
Amazonギフト券2,000円分5,000ポイント0.4%
JTB/旅行券5,000円分13,000ポイント約0.38%
JAL旅行券
ANA旅行券5,000円分
(1,000円券×5)
JCBギフトカード2,000円分
(1,000円券×2)
6,000ポイント約0.33%
5,000円分
(1,000円券×5)
13,000ポイント
30,000円分
(1,000円券×30)
70,000ポイント

アップル/iTunesカードへの交換がもっとも還元率が高いが、12,000ポイントが必要なのでポイントが貯まるまでに時間がかかる。

それよりは、若干還元率は下がるがAmazonギフト券への交換のほうが使い勝手が良さそうだ。

商品に交換する

ダイナースクラブが用意するさまざまな商品との交換も可能。人気商品の一例として、以下のようなものがある(2020年11月時点)。

商品交換ポイント
ダイソン/Dyson V11 Fluffy145,000ポイント
iRobot ロボット掃除機 ルンバ i7+350,000ポイント
スワロフスキー/スワン32,000ポイント
エアウィーヴ/ピロー スタンダード30,000ポイント
siroca/全自動コーヒーメーカー(ガラスサーバー)28,000ポイント
ハズキルーペ コンパクト クリアレンズ 1.6倍 ブラックグレー27,000ポイント
特別栽培米山形県産つや姫10,900ポイント
エノテカ/名門シャトーが手掛けるボルドーワインセット15,000ポイント

特にほしい商品がある場合は利用すると良いだろう。ただし、無理に商品に交換するよりは、他の使い方をしがほうが得になることが多い。

一番還元率のよいおすすめの使い方

一般的におすすめの使い方

以上を踏まえて、ダイナースクラブカードのポイントについて還元率が良く多くの人におすすめできる使い方は、以下のいずれかだ。

  • Tポイントとの交換:リワードポイント 2,500ポイント=Tポイント1,000ポイント
  • Amazonギフト券との交換:リワードポイント 5,000ポイント=Amazonギフト券2,000円分

また、必要なポイントがかなり多くなるが、ポイントが貯まっているという場合は以下の使い方のほうが若干還元率が高くなる。

  • アップル/iTunesカードとの交換:リワードポイント 12,000ポイント=5,000円分

ANAをよく利用する、旅行が多い場合におすすめ

ANA利用頻度がかなり高い人であれば、年会費6,600円(税込)のダイナースグローバルマイレージに参加して、以下の使い方をするのも良いだろう。

  • 全日本空輸/ANAマイレージクラブへの移行:リワードポイント1,000ポイント=ANAマイル1,000マイル

ANAや旅行関連の使い方としては、以下の使い方も合わせておすすめ。こちらはカード会員であれば誰でも交換可能だ。

  • ANA SKYコインとの交換:リワードポイント1,000ポイント=ANA SKYコイン400ポイント
  • 旅行代金充当プログラム:リワードポイント1,000ポイント=400円単位(5,000ポイント以上)

利用者はかなり限られるが高還元率

ダイナースクラブカードのポイントの使い方で一番還元率が良いのは、BMW新車購入もしくはヤマハ・ボート購入の際に支払い充当ができる、ポイント利用プログラムだ。

  • BMW新車購入:リワードポイント10,000ポイント=5,000円単位(50,000ポイント以上)
  • ヤマハ・ボート購入:リワードポイント20,000ポイント=10,000円単位(200,000ポイント以上)

ただし、この使い方は実際に使うという人がかなり限られている。多くの人にとっては前述のいずれかの使い方のほうが良いだろう。

しっかりポイントを貯めて活用しよう

ダイナースクラブカードのポイントは、有効期限がないため、まとまったポイントが必要な場合も自分のペースで貯めることができる。

日常的に使いたい場合は、記事中で紹介したような比較的小さなポイントから交換でき、還元率の高い使い方がおすすめだ。

一方で、ステータスカードであるダイナースクラブカードらしく、大きなポイントが必要ながら他にない使い方も選ぶことができる。

利用頻度が高かったり高額の買い物があったりする場合は、そういった使い方を選んでみるのも楽しみになるだろう。

ダイナースクラブカード 公式サイトはこちら

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執筆・編集

オトクレ編集部

オトクレ編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカード情報をチェックし、記事を更新し続けています。

編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。

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