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JALカードの更新カードが普通郵便に、簡易書留は更新ごとに手続きが必要

JALカードの更新カードは、これまでの簡易書留に代わり、普通郵便で届くのが標準になった。簡易書留を選ぶこともできるが、受付期間が限られているうえ、手続きは更新のたびに、しかもカードごとに必要になる。

更新カードは郵便受けに届く普通郵便が初期設定に

JALカードの公式FAQでは、更新カードを「いつでもお受け取り可能な『普通郵便』」で届けると案内している。従来の簡易書留は受取人が対面で受け取る方式のため、不在時には不在票を見て再配達を依頼する必要があった。普通郵便なら郵便受けに投函されるので、在宅していなくても受け取れ、再配達の手間もかからない。

発送方法は「普通郵便」と「簡易書留」から選べるが、初期登録は「普通郵便」とされている。つまり、何も手続きをしなければ更新カードは普通郵便で届く。なお、更新審査等の結果によっては、普通郵便の設定のままでも簡易書留で発送される場合があるという。

対象は8券種、有効期限2026年10月・11月のカードから

普通郵便への切り替えは、カードの種類によって開始時期が異なる。FAQの受付期間の一覧も、それぞれ有効期限2026年10月、11月のカードから始まっている。

対象カード 普通郵便になる更新カード
  • JAL・Visaカード
  • JAL・Mastercard
  • JALカードTOKYU POINT ClubQ
  • JALアメリカン・エキスプレス・カード
  • JALカードSuica
有効期限2026年10月のカードから
  • JAL・JCBカード
  • JALカード OPクレジット
  • JALダイナースカード
有効期限2026年11月のカードから

簡易書留を選べるのは有効期限の2カ月前または3カ月前の1カ月間

簡易書留に変更できる期間は、いつでも開いているわけではない。カードの有効期限年月を基準に、券種ごとに決まった1カ月間だけ受け付ける仕組みだ。この期間を過ぎると、その回の更新カードは普通郵便で届くことになる。

JAL・Visaカード、JAL・Mastercardなど5券種は2カ月前の1カ月間

JAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JALカードTOKYU POINT ClubQ、JALアメリカン・エキスプレス・カード、JALカードSuicaは、有効期限年月の2カ月前の1カ月間が受付期間となる。FAQに記載された期間と、同じ規則で計算した以降の期間は次のとおりだ。

有効期限 変更受付期間
2026年10月 2026年8月3日~8月31日
2026年11月 2026年9月1日~9月30日
2026年12月 2026年10月1日~10月31日
2027年1月 2026年11月1日~11月30日(※)
2027年2月 2026年12月1日~12月31日(※)

※2027年1月以降はFAQに個別の記載がなく、「記載以降の月も同様の規則で受付を行います」との案内に基づいて編集部が算出した期間。

JAL・JCBカード、JALカード OPクレジット、JALダイナースカードは3カ月前の1カ月間

JAL・JCBカード、JALカード OPクレジット、JALダイナースカードは、有効期限年月の3カ月前の1カ月間が受付期間で、もう一方のグループより1カ月早く始まる。

有効期限 変更受付期間
2026年11月 2026年8月3日~8月31日
2026年12月 2026年9月1日~9月30日
2027年1月 2026年10月1日~10月31日
2027年2月 2026年11月1日~11月30日(※)
2027年3月 2026年12月1日~12月31日(※)

※2027年2月以降はFAQに個別の記載がなく、「記載以降の月も同様の規則で受付を行います」との案内に基づいて編集部が算出した期間。

いずれのグループも、最初の受付期間だけが8月3日開始となっているのは、サービスの運用開始日の都合によるものだ。

有効期限月から受付期間を逆算する方法

自分の受付期間は、カード券面の有効期限から逆算できる。JAL・Visaカードなど5券種なら有効期限の月から2カ月さかのぼった月、JAL・JCBカードなど3券種なら3カ月さかのぼった月の、1日から月末までが受付期間になる。

たとえば有効期限が2027年1月のJAL・Visaカードは2026年11月1日~11月30日、有効期限が2027年2月のJAL・JCBカードも同じく2026年11月1日~11月30日が受付期間となる計算だ。有効期限の月が同じでも券種によって受付月が1カ月ずれるため、JAL・Visaカードと同じ感覚でJAL・JCBカードの手続きをしようとすると、受付期間を逃すおそれがある。

なお、有効期限が2026年12月までの5券種と、2027年1月までの3券種は、受付期間が2026年10月31日までに設定されていた。これから簡易書留への変更を検討できるのは、それより後に有効期限を迎えるカードとなる。

MyJALCARDの「更新カード発送方法を変更する」から手続きする

変更の手続きは、本会員が会員専用オンラインサービス「MyJALCARD」にログインし、「登録情報の確認・変更」へ進んで、「更新カード発送方法を変更する」から行う。

法人カードの場合はMyJALCARDではなく、JALカード コンタクトセンターへの電話で受け付ける。番号は03-5460-5131で、受付時間は月曜~土曜の9時~17時(日曜・祝日・年末年始は休み)だ。

手続き前に押さえたい3つの落とし穴

簡易書留を希望する人にとって注意したいのは、受付期間の短さだけではない。設定の効き方に関するルールにも、見落としやすい点がある。

設定は今回の更新カードだけ、次回も簡易書留なら再手続き

FAQでは、発送方法の変更は今回の「更新カード」のみが対象と明記されている。一度簡易書留に変更しても、その設定は次回の更新には引き継がれない。次の更新カードも簡易書留で受け取りたい場合は、次回の受付期間にあらためて手続きをする必要がある。

カードの更新は数年に一度のことが多く、前回どうしたかを覚えていないまま次の更新を迎えることも考えられる。毎回簡易書留で受け取りたい人は、受付期間をカレンダーなどに控えておくと手続きを忘れにくいだろう。

複数枚持ちはカードごとに設定が必要

発送方法はカードごとに設定する仕組みで、複数枚のJALカードを持っている場合は、それぞれのカードで発送方法を選ぶ必要がある。1枚を簡易書留に変更しても、ほかのカードには反映されない。

券種が違えば受付期間の規則も異なる。たとえばJAL・VisaカードとJAL・JCBカードの両方を持っている場合、有効期限が同じ月でも受付月は1カ月ずれる点に注意したい。

再発行・海外住所の場合は発送方法を選べない

発送方法を選べるのは更新カードに限られる。各種手続きに伴って再発行されるJALカードは、発送方法の選択にかかわらず転送不要の簡易書留で届く。

また、カード送付先に海外住所を登録している場合は発送方法を選択できず、EMS(国際スピード郵便)または国際書留郵便で発送される。

普通郵便だからこそ住所変更は早めに済ませる

更新カードは、発送日の約1カ月前時点に登録されているカード送付先住所に送られる。引っ越しの直前や直後に住所変更を後回しにしていると、更新カードが旧住所に送られてしまう可能性がある。郵便受けに投函される普通郵便では、受け取りの際に対面でのやり取りがないため、届け先の住所が正しいことがより重要になる。

FAQに掲載されている発送予定日は次のとおりだ。発送予定日は更新審査の状況等によって変更となる場合がある。

有効期限 JAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JALカードTOKYU POINT ClubQ、JALアメリカン・エキスプレス・カード JALカードSuica
2026年10月 2026年9月30日 2026年9月30日
2026年11月 2026年10月29日 2026年10月28日
2026年12月 2026年11月27日 2026年11月27日

たとえば有効期限2026年12月のカードは発送予定日が11月27日のため、その約1カ月前にあたる10月下旬ごろの登録住所が送付先の基準になる。有効期限が近づいてから住所変更をしても間に合わないことがあるため、引っ越しをしたらできるだけ早くMyJALCARDで登録住所を確認・変更しておきたい。

JALカードSuicaは旧カードのチャージ残高の払い戻しも必要

JALカードSuicaを持っている人は、発送方法とは別に、Suicaのチャージ残高にも注意が必要だ。更新カードにはSuicaのチャージ残高が引き継がれない。

旧カードのチャージ残高は、駅のATMコーナー「VIEW ALTTE」で、有効期限月のうちに払い戻しの手続きをする。旧カードの有効期限が過ぎるとSuica機能も使えなくなり、その場合はビューカードセンター(電話03-6685-7000、9時~17時30分、年末年始休み)へ連絡して払い戻しを受けることになる。更新カードが届いたら、旧カードの残高を確認しておくと安心だ。

普通郵便のままでよい人、簡易書留を選びたい人

日中は仕事などで家を空けることが多く、再配達の依頼を手間に感じていた人にとっては、初期設定の普通郵便のままで受け取りやすくなる。特に手続きをしなくても、郵便受けに届くのを待てばよい。

一方で、手渡しでの受け取りを重視したい人や、郵便受けへの投函に不安を感じる人は、受付期間内にMyJALCARDで簡易書留へ変更できる。その場合は、設定が今回の更新カード限りであること、カードごとに手続きが必要なこと、券種によって受付月が異なることの3点を踏まえ、自分のカードの有効期限から受付期間を逆算して、余裕をもって手続きしておきたい。

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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