三井住友カードの「Vpass(ブイパス)」は、利用明細やポイント残高、登録情報などをインターネット上で確認できる便利な会員サービスだ。スマホアプリも提供されている。
三井住友カード発行のクレジットカードを活用する上で利用機会が多いVpassであるが、どこからログインしてどのように使えばよいのか分からないという人もいるだろう。
本記事では、Vpassのログイン方法や利用できる機能について解説する。
目次
三井住友カード利用には「Vpass」登録が必要
「Vpass」は三井住友カードの会員サイト。利用にはカード発行後に別途会員登録が必要で、ログイン後にはカードに関するさまざまな手続きや確認を行える。
Vpassに登録していなくても三井住友カードを使うことはできるが、Vpassでできることを考えると、やはり三井住友カードの利用者ならVpassには必ず登録しておきたい。
三井住友カード(NL)などの完全ナンバーレスカードは、Vpassでカード情報の確認を行うのでVpassの登録は必須といえる。
また、年会費がかかるカードの場合、Vpassに登録して紙の利用明細書をWeb明細書サービスに変更することで年会費が割引となるサービスもある。
Vpass登録・ログイン方法
三井住友カードのVpass登録・ログイン画面はこちら。
スマホアプリをインストールして登録・ログインの手続きを行うこともできる。
登録に必要な情報
Vpass会員登録のためには、以下の情報が必要になる。
- クレジットカード情報(会員番号、有効期限、セキュリティコード)
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- ハンドルネーム
- VpassID・パスワード
クレジットカード情報は、クレジットカード券面に記載されている。Vpassの登録画面から簡単に手続きが行えるので、カードが手元に届いたら速やかに登録を済ませておこう。
完全ナンバーレスカードの場合、カードが送付された台紙にVpass登録に必要な情報が記載されている。これらの情報はVpassのID・パスワードを忘れるなどして再設定する場合にも必要になるので、Vpass登録後も保管しておこう。
ログインに必要な情報と忘れたときの再設定方法
Vpassに登録が完了したら、設定したIDとパスワードを入力することでVpassにログインできるようになる。
初期ログイン時にはカード番号とセキュリティコード、メールアドレスの入力も求められるので正しく入力しよう。
家族カードの登録・ログイン方法も同様となっている。
ID・パスワードを忘れてしまった場合、会員番号(カード番号)、有効期限、セキュリティコードを入力することで、ID照会・パスワード再登録が可能。
Vpassでできること
Vpassにログインすると三井住友カードを利用する上で役に立つさまざまな情報を確認できる。その内容を具体的に見ていこう。
利用明細の確認
紙で郵送される利用明細書の情報を、Web明細書としてインターネット上で確認することができる。
カードを利用した日付や利用した店舗、金額、支払い方法が一覧で確認できるため、現在の収支を把握しやすい。
毎月の締め日の後に郵送される紙の利用明細書と比べて、Web明細書ならいつでもリアルタイムに利用状況を確認することができる。
なお、三井住友カードの締め日と支払日は以下の2パターンいずれかとなっている。締め日と支払日をきちんと把握して、計画的にカードを利用しよう。
締め日 | 支払日 | |
---|---|---|
パターン1 | 15日 | 翌月10日 |
パターン2 | 月末 | 翌月26日 |
※支払日は金融機関の休業日に重なった場合、翌営業日。
三井住友カードのなかで年会費が発生するカードは、紙の利用明細書の郵送をストップしてWeb明細書サービスに登録変更すると、条件によって年会費が最大1,100円割り引かれるサービスがある。
Vポイントの確認
三井住友カードのポイントシステム「Vポイント」の残高照会ができる。
具体的には、獲得ポイントの累計やプレミアム・ボーナスポイントの残高、利用可能ポイント、有効期限などを確認できる。
Vポイントの有効期限はポイント獲得月から2年間(三井住友カード プラチナはポイントの最終変動日から1年間(自動延長)、ゴールドは3年間)となっている。
有効期限が切れる前にポイントを活用するためにも、状況は適宜把握しておきたい。
サービス利用状況の確認・設定
三井住友カードを安心・安全に利用するのに役立つ、利用通知サービス、使いすぎ防止サービス、あんしん利用制限サービスの利用状況確認・設定が可能。
また、支払い方法に関して、リボ払い「マイ・ペイすリボ」やキャッシング利用枠の利用状況確認・設定も可能。一括払いで支払ったものを、あとからリボ払いや分割払いに変更する「あとからリボ」「あとから分割」も利用できる。
その他、定期払いで抽選券がもらえる「定期払いチャンス」や家族の登録でポイント還元率がアップする「家族ポイント」の利用状況確認・設定も行える。
利用可能額の確認
Vpass確認時点での三井住友カードの利用可能額を確認することができる。
利用可能額とは、利用限度額からショッピングやキャッシングの利用額が差し引かれ、今後利用できる金額のことである。
前月の利用分を支払った後に、利用可能額はリセットされることとなる。
想定以上にカードを利用しており、支払おうとすると決済できなかったという事態を防ぐためにも、定期的にチェックしておきたい項目だ。
キャッシングの申し込み
キャッシングの振り込みを希望する場合は、「キャッシングリボ借入申込受付」を利用することが可能だ。
申し込みは24時間受け付けられており、申し込んだ時間帯によって振込日と時間が決まる。
申し込みの時間帯と振込日の関係は以下の通りだ。
- 平日0:00~8:49…当日午前中に振り込み
- 平日8:50~14:49…即時振り込み
- 平日14:50~23:59…翌営業日の午前中に振り込み
- 土日祝日0:00~23:59…翌営業日午前中に振り込み
※毎週月曜日2:00~7:59は定期メンテナンス
カード利用枠の引き上げ
カードのショッピング枠やキャッシング枠の利用限度額を引き上げることが可能だ。
申し込みを行い、所定の審査に通過したら利用額が増枠される。
現状の利用限度額では物足りないという場合は、申し込んでみるとよいだろう。
カードの種類の切り替え
現在利用している三井住友カードからのアップグレードを申し込むことができる。
申し込みに対応しているカードは以下の通りだ。
- 三井住友カード プラチナ
- 三井住友カード ゴールド
- SMBC CARDゴールド
- SMBC CARDプライムゴールド
- ANA VISAプラチナプレミアムカード
- ANAワイドゴールドカード
追加カードの申し込み
家族カードやETCなど、追加カードを申し込む際にもVpassを利用できる。
申し込める追加カードは以下の通りだ。
- 家族カード
- 三井住友ETCカード
- 三井住友カードiD
- Apple Pay
- 三井住友カードWAON
- 三井住友銀聯カード
- PiTaPaカード
- バーチャルカード
- 三井住友カード Visa payWave
- JR東海プラスEXサービス
会員情報の参照・変更
Vpassでは住所や電話番号などの会員情報を参照・変更することができる。
Vpass上での登録内容変更に対応している項目は以下の通りだ。
- 住所
- 電話番号
- 勤務先
- メールアドレス
- 引き落とし口座
これらの情報はインターネット上で手軽に登録できるため、変更があった場合は速やかに手続きを行おう。
なお、以下の情報はVpass上からは変更できない。
- 氏名
- 暗証番号
これらは書面での変更手続きが必要になるため、Vpassから「変更届」を請求しよう。
VpassIDサービスの利用
VpassIDを登録していれば、第三者によりインターネットショッピングで不正利用された際に補償してもらえる。
不正利用被害を届け出た日から60日前以降の損害を補償してもらえるため、安心である。
Vpassにはアプリもある
Vpassはインターネットサイトだけでなく、専用アプリも存在する。Vpassの主要機能を簡単に利用でき、生体認証にも対応しているためセキュリティ面でも安全だ。
iPhone、Androidともに対応したアプリがリリースされているので、利用頻度の高い人はダウンロードするとよいだろう。
三井住友カードのVpassにログインして機能を活用しよう
三井住友カードの会員サイト「Vpass」は、カード利用者にとって役立つ機能が満載だ。
Web明細書や利用可能枠、ポイントの状況を確認したり、キャッシングやランクアップカードの申し込みを行ったりと、幅広い手続きに対応している。
これらの機能はログインしなければ利用することができない。
ログイン方法は簡単で、VpassのホームページにIDとパスワードを入力するだけだ。
カード利用者は頻繁に使う機能となるため、サイトをお気に入り登録するか、アプリをダウンロードすることをおすすめする。
三井住友カードを最大限に活用するためにも、Vpassに定期的にログインして情報をチェックしていこう。