クレジットカードの利用状況を確認する方法として一般的なのは、郵送による利用明細書の送付だろう。
しかし近年、この郵送による利用明細書の送付に加え、インターネット上でクレジットカードの利用状況が確認できるWEB利用明細も普及してきている。
国内屈指のブランド力を誇るクレジットカードである三井住友カードにおいても、WEB利用明細を登録することで割引が適用される特典もある。
今回は、三井住友カードのWEB利用明細について、そのメリットや特典を紹介していこう。
目次
三井住友カードとは
三井住友カードは、日本で初めて国際ブランドVisaを搭載したクレジットカードである「住友VISAカード」の後継であり、国内でも有数の歴史とステータス性を持ったクレジットカードである。
国内最大手銀行であるSMBCグループの三井住友カードが発行しているため、信頼性も高い。
三井住友カードには、「三井住友カード(NL)」「三井住友カード ゴールド」「三井住友カード プラチナ」など、付帯するサービスや対象となる利用者の層に合わせたさまざまな種類があり、それぞれ独自の魅力で利用者の満足度向上を図っている。
また国際ブランドのVisaは、世界で最も普及している国際ブランドであり、世界中で使うことができるのも魅力のひとつだ。
三井住友カードを一枚持っておけば、国内外問わず、クレジット払いの利用の際に不便さを感じることはほとんどないと言っても過言ではない。
三井住友カードは、確かな歴史とブランド力、さらには世界有数の決済力を併せ持つ、日本を代表するクレジットカードと言えるだろう。
利用明細の確認方法は2種類
三井住友カードの利用明細は「郵送」と「WEB」の2種類がある。
とくに手続きをしない場合は、郵送による利用明細の確認となり、毎月決まったタイミングで自宅に利用明細書が送られてくる。
クレジットカードの利用明細確認と言えば、この郵送が普通だと考えている人も少なくないだろう。
そして近年新たに普及をしてきているのが、WEBでの利用明細確認だ。
WEBで利用明細を確認するには、WEB利用明細サービスの登録と三井住友カードの会員向けサイトであるVPASSにログインする必要があるため覚えておこう。
WEB利用明細サービスの登録は、カード発行時の手続きで同時に行うことも可能だが、VPASSを利用して追って登録することもできる。
ちなみに、VPASSはクレジットカードが発行されれば、その情報を元にして登録ができるため、焦る必要はない。
WEB利用明細のメリット
ここからは、WEB利用明細を選択するメリットについて紹介していこう。
メリット1.年会費の割引が受けられる
WEB利用明細を選択すると、「三井住友カード プラチナ」「三井住友カード ゴールド」など上位クラスの年会費がかかるカードで、年会費が1,100円(税込)の割引となる。
クレジットカードにおける年会費はいわばランニングコスト。もちろん、年会費に見合った特典などはあるのだが、やはり年会費が割り引かれるというのは大きなメリットだろう。なお、一般カードにあたる三井住友カード(NL)は年会費永年無料だ。
メリット2.過去の利用履歴も確認できる
WEB利用明細は過去1年分のデータを遡って確認できる。紙だと毎月管理しなければならず、うっかり作業を忘れるとその月の利用明細が確認しづらくなってしまうが、WEBならそういった心配もない。
確定申告の際など、過去に遡って利用履歴を調べたくなるシーンもあるだろう。そうした際にも、WEB利用明細は便利に活用できるのである。
メリット3.データ化して独自に管理することも可能
WEB利用明細はデータとして送られてきているため、それをPDFデータやCSVデータなどに変換してダウンロードすることができる。
CSVであれば、エクセルなどに貼り付けることもできるため、家計簿ソフトやアプリなどと連携させて、毎月の支出を管理しやすくなる。
WEBならではの身軽さも、大きなメリットのひとつである。
メリット4.スマホやパソコンでいつでも確認することができる
WEBで明細を見れるようになれば、スマホやパソコンなど、ネットと繋がる端末を用意しさえすれば、いつでも利用明細を確認することができるようになる。
場合によっては買い物途中で、今どれぐらい使っているのか、あとどれぐらい使えるのか、といった情報を確認したくなる時もあるはずだ。
そうした際に、WEB利用明細であればその場で確認することができるようになり、無用なストレスを避けることができるようになる。
常に最新の情報を得られるようにしておくというのも、クレジットカードを上手に使っていくためには必要な要素と言えるだろう。
メリット5.紙の明細も自分で発行することができる
WEB利用明細を使いたくないという人の中には、昔から紙で管理をしていたし、文書として手元に残しておきたいから、という人も少なくないようだ。WEBだと見るだけになってしまうのが不安ということだろう。
しかし、WEB利用明細は印刷することもできるようになっており、その機能を使えば、郵送で送られてくるような紙の利用明細を自分で発行することもできるようになっている。
つまり、郵送を選択しなくても、WEB利用明細経由で紙の利用明細を出すことができるということだ。
利用明細はWEBで
日本屈指の歴史とステータス性を持つクレジットカード、三井住友カード。その利用明細は、郵送とWEBの2種類から選択可能だ。
昔からクレジットカードに慣れ親しんでいる人にとっては、郵送の方が馴染み深いかもしれない。しかし、WEB利用明細には郵送にはないメリットが多数ある。
いつでも好きな時に明細確認ができるようになるのはもちろんのこと、印刷して紙として保管することができたり、データを加工して自前の家計簿データを作ることも可能だ。
そして何より、クレジットカードの年会費が下がるという特典までついてくる。登録や確認の際の手間は、慣れてしまえばほとんど感じることはない。
これから初めて三井住友カードを利用する人はもちろんのこと、これまでずっと郵送での利用明細を選択していた人も、ぜひこの機会にWEB利用明細への移行を検討してみて欲しい。