26日、新たな後払いアプリの「atone」がシェアサロン「GO TODAY SHAiRE SALON」の各店舗に導入された。
「atone」は無料アプリで、クレジットカードの登録が必要がなく、支払いを翌月にまとめることができるのが特徴だ。
アプリ自体に0.5%の還元率が備わっているため、現金払いよりもお得になる。
PayPayや楽天ペイといった「スマホ決済アプリ」とよく似たアプリだと言える。
クレジットカードや銀行口座の登録が面倒な人や、そもそも持っていないという人には使い勝手の良いアプリだ。
【「atone」対応の「GO TODAY SHAiRE SALON」店舗】
- 原宿本店
- Stella店
- 銀座店(3月下旬から)
- 青山店(4月1日開店予定)
つい先日も、ジャンルは違うもののコミックやアニメグッズで有名な「とらのあな」が「atone」を導入した。
これまではネット決済での利用がメインだった「atone」だが、今後は実店舗での導入が増えることが予想される。
ネットで美容師とマッチング
シェアサロンの「GO TODAY SHAiRE SALON」は、フリーランスの美容師が集まる個室美容室となっている。
フリーランスの美容師がシェアサロンを介してお客さんのカットをするという仕組みとなっており、お客さんがサロンに支払った技術料の一部が美容師の報酬になる。
正規雇用ではないフリーランスということから、極めて流動的な利用ができるのが「GO TODAY SHAiRE SALON」の強みだろう。
これは、近年台頭してきた新たなサービススタイルの「シェアリングエコノミー」を推進している形だ。
「シェアリングエコノミー」とは、商品・施設・サービスを共有して利用するものである。
ネットで希望する施術内容をリクエストすると、おすすめの美容師を紹介してもらえるため、擬似的なマッチングの仕組みだ。
また、現状では「GO TODAY SHAiRE SALON」は、フリーランスの美容師についたファンのお客さんが、シェアサロンを通じて草の根活動的に新たな美容師とつながるというスタイルが基本だ。
しかし、今後は新たに開発されるアプリなどを通じて、希望するサービスに適した美容師とマッチングする展望を持っているとのことだ。
今の時点では、ネットで店舗に希望するタイプやファンの美容師がいるのか確認するのがメインになる。
そこにマッチングアプリなどが実現すれば、ユーザーの希望を的確に把握して施術できるようになり、満足度の向上も狙うことができるだろう。
クレジットカードなしで後払いが可能
後払いアプリの「atone」はクレジットカードの登録が必要なく、銀行口座の登録も必要ない。
アプリをインストールして登録が終われば、即時支払いができるようになる。
支払い方法もアプリを立ち上げてQRコードを読み取るだけと、いたって簡単だ。
PayPayや楽天ペイ、LINE Payなどのスマホアプリはクレジットカードとの併用でおトクになるが、クレジットカードを発行するには審査を通過する必要がある。
「atone」はクレジットカードや銀行口座の登録無しで支払いを済ませることができる。
利用した金額は翌月20日に、コンビニでまとめて支払うことができる。
支払いによって還元率0.5%でポイントが貯まり、次回の支払いなどに利用もできるというシステムだ。
クレジットカードが必要ない上にポイントを貯められるというのはクレジットカードに抵抗感のある方には大きな助けだろう。
現金の持ち合わせを気にしなくてOK
フリーランスの美容師に施術してもらうという「GO TODAY SHAiRE SALON」は、来店した利用者に現金がなかったり、持ち合わせがなかったりといった要因で受けたい施術を諦めるというケースがあった。
だが、後払いアプリの「atone」を利用すれば、その時に持ち合わせがなくとも翌月にコンビニ払いをすることができ、加えてポイントも貯められる。
給料日が近いために余裕がない方や、キャッシュフローが厳しい方でも気軽に希望の施術を受けられる。
現金の持ち合わせを気にせず、好きな時に好きな髪型になれるというのは大きな魅力だろう。
最終更新日:2019/02/28