三井住友銀行は2026年7月1日から、6ヵ月もの円定期預金が年1.2%(税引前)相当となるようVポイントを上乗せする「この夏はじめる、SMBC特別定期預金キャンペーン」を開始する。預金金利が低水準だった時期と比べ、まとまった資金の置き場所として検討する価値が出てきている。

6ヵ月の円定期が年1.2%相当になる夏限定キャンペーン
対象は、6ヵ月もの円定期預金。通常の店頭金利に加えてVポイントが上乗せされることで、預入期間(6ヵ月)に対して年1.2%(税引前、税引後で年1.123%)相当の利回りになる設計だ。
実施期間は2026年7月1日から2026年8月31日まで。投資にはまだ踏み出しにくいが、預けたままにできる資金を堅実に増やしたいという層を意識した商品といえる。三井住友銀行は今回の定期預金を「金利のある世界」にふさわしい預け先の選択肢と位置づけている。
金利そのものではなくVポイントで上乗せする仕組み
注意したいのは、年1.2%相当という数字が定期預金の金利そのものではなく、Vポイントの還元を含めた実質的な利回りである点だ。受け取る側からすると、満期時に入金される利息に加えて、別途Vポイントが進呈される形になる。
そのため、定期預金の利息が入金される日と、キャンペーンによるVポイントの進呈タイミングは異なる。進呈されるのは現金ではなくVポイントであり、買い物や支払いに使う前提であれば現金と近い感覚で活用できるが、用途や進呈時期の条件は確認しておきたい。Vポイント進呈額は、6ヵ月を184日として運用した利息相当分をもとに計算される。
預入上限は500万円、半年でVポイントはどれくらい戻るか
特典の対象となる預入額には上限があり、500万円までとされている。上限いっぱいの500万円を6ヵ月(184日換算)預けた場合、年1.2%相当という条件から概算すると、進呈されるVポイントはおよそ3万ポイント分(税引前相当)になる計算だ。
これはあくまでプレスリリースの条件をもとにした試算であり、実際の進呈額は預入時期や日数によって変わる。半年という短期間で動かせる資金が手元にあるなら、普通預金に置いておくよりは上乗せ分が期待できる、という規模感をつかむ目安にしてほしい。
参加にはエントリーと「新規資金」が必要
このキャンペーンは口座を持っているだけでは対象にならず、事前のエントリーと新規資金の預け入れが条件になる。手順は次のとおりだ。
- キャンペーンページからエントリーする
- 対象口座に新規の資金を入金する
- 6ヵ月もの円定期預金に預け入れる
ポイントは「新規資金」が条件になっていることだ。すでに三井住友銀行に預けてある資金を組み替えるのではなく、夏のボーナスなど新たに入れた資金が対象になると考えられる。三井住友銀行の口座を持っていない場合は、まず口座開設から始める流れになる。
7月1日から8月31日まで、Olive利用者も対象
エントリー受付と対象期間は2026年7月1日から8月31日まで。同行のモバイル総合金融サービス「Olive」を利用している人も対象に含まれる。Oliveを通じてVポイントを日常的に貯めている人にとっては、貯まったポイントの使い道と合わせて検討しやすい。
詳細な諸条件はキャンペーンページで7月1日10時以降に公開される予定とされており、エントリー前提の取り扱いや対象外となるケースは、申し込み前に目を通しておくとよいだろう。
まとまった余裕資金を当面動かさない人に向く
今回のキャンペーンは、半年間は使う予定のないまとまった資金があり、リスクを取らずに上乗せを得たい人に向く。一方で、6ヵ月は資金が拘束される点や、上乗せ分が現金ではなくVポイントで戻る点は、投資信託などほかの選択肢と比べたうえで判断したい。
普段からVポイントやOliveを使っている人であれば、貯まったポイントを支払いに回す導線がすでにあるため、相性はよい。夏のボーナスの一部を「当面動かさないお金」として切り分けられるなら、預け先の候補として検討する余地がある。















