1日、楽天カードは「楽天ゴールドカード」で提供している国内空港ラウンジサービスを、回数制限なしから年2回まで無料に改定し、新たに新サービス「トラベルデスク」を開始すると発表した。
改定日は9月1日で、一部の海外ラウンジを含むすべての国内空港ラウンジが対象。改訂後は、9月1日から8月31日までの間、年2回までラウンジが無料になる。
なお、3回目以降も各ラウンジで一般料金を支払えば利用自体は可能だ。
加えて、今回の改定に合わせて開始されるのが「トラベルデスク」。ニューヨーク・ホノルル・パリなど、世界38拠点の現地デスクが以下のサポートを行うサービスとなる。
○緊急時の各種ご案内
パスポート・カードの紛失や盗難、病気やケガなどの各種ご案内
○現地情報のご紹介
都市・観光情報など様々な情報のご紹介
○各種ご予約・手配
レストラン・オプショナルツアーのご予約
https://www.rakuten-card.co.jp/info/news/20180601/
こちらのサービスに関しては、基本的に回数制限はない。
なお上記には、実費・手数料を要するサービスもあり、デスク所在地以外でのサービス提供は基本的に実費がかかる。
また、デスクによっては提供できないサービスも存在するとのことだ。
空港ラウンジを多用するヘビーユーザーには辛い変更。年2回という中途半端さもネック
今回、空港ラウンジサービスが年2回しか無料で使えなくなったため、頻繁にラウンジを利用するユーザーには厳しい仕様変更だろう。
どちらかというと、そういったヘビーユーザーに対する改定とも見受けられるが、年に何回か海外に行くユーザーにとっても年2回(1往復分)では少ないと感じる人がほとんどではないだろうか。
「空港ラウンジ目的でゴールドカードを発行する層」は決して多くないとはいえ、クラシックカードと差別化できる点が少なくなってしまった点は痛い。
この改定の代わりとして「トラベルデスク」が登場したものの、Webで情報収集や予約が簡単にできる現代において、正直な所どの程度活用できるのかは未知数だ。
ラウンジ使用回数に制限のないクレジットカードでおすすめは?
今回の改定を受け、他のラウンジ使用無制限のカードに乗り換えるなら、以下の3券種がおすすめだ。
カード名 | 年会費 | 利用可能なラウンジ | 還元率 |
三菱UFJカード | 2,057円(税込・初年度無料) | 国際線のある国内空港ラウンジのみ | 0.47%~0.50% |
JCB GOLD EXTAGE (20代限定) | 3,240円(税込・初年度無料) | 国内主要空港に対応 | 0.50%〜2.50% |
楽天プレミアムカード | 10,800円(税込) | 国内・海外の主要ラウンジ | 1.00%〜5.00% |
この中で、海外のラウンジも使うなら「楽天プレミアムカード」がおすすめ。三菱UFJカードは、年会費が楽天ゴールドカード並に安いが、「国際線のある国内ラウンジ」でしか使えないと少々特徴的だ。
20代であれば、「JCB GOLD EXTAGE」が、年会費の安さと性能を両立させており、使い勝手が良い。
上に挙げた以外にも、ゴールドカードであれば基本的に主要なカードはラウンジに入れるので、乗り換え先として最適なカードを検討してみると良いだろう。
- 2021年4月1日より、SPUにおける楽天ゴールドカードのポイント倍率が+4倍→+2倍に改定されました。 詳細はこちらの記事をご確認ください。
最終更新日:2021/07/01