出光やENEOSといったガソリンスタンドで有名な会社が発行するクレジットカードは「石油(エネルギー)系列」と呼ばれている。
普段から車を利用する人にとっては、ガソリン代がお得になるため非常に魅力的なクレジットカードと言える。
本記事では実際に筆者がENEOSカードに申し込みをして、残念ながら審査に落ちてしまった際の体験談を紹介する。
ENEOSカードは比較的審査に通りやすい部類のカードと言われているため、何かしら特別な原因があり審査に落ちたと考えられる。
また、審査に落ちてしまった原因を考察し、対策も紹介するので、今後ENEOSカードを申し込む方はぜひ参考にして欲しい。
目次
ENEOSカードを申し込んだ理由
筆者がENEOSカードに申し込みをした理由はシンプルで、日々のガソリン代をできる限り安く済ませたかったからだ。
ENEOSカードのスペックについては後述するが、日常的に車を利用しENEOSが近くにある人であれば、作らない手はないほどお得なカードだ。
毎日の通勤で車を使い、毎週末は必ず車でランチやショッピングに出かけており、日々のガソリン代が節約できるカードがあると知りすぐに申し込んだ。
当時の状況
審査に落ちた原因の考察をする上で関連がありそうな当時の状況を以下にまとめた。
・年収
約700万円
・勤続年数
約3年
・住居
持ち家(引っ越し後半年)
・借り入れ状況
住宅ローン(銀行)、マイカーローン(銀行)、スマホ本体代(月々割賦)
・所有カード
JCBカード、エポスカード、楽天カード、パルコカード
・キャッシング枠
全てのカードの合計で約200万円
・クレジットカードの申し込み状況
ENEOSカード以外にもう1枚申し込んでいた
・支払い状況(クレジットヒストリー)
支払い遅延などは一切なし
ENEOSカードは比較的審査に通りやすいカードと言われているため、当時の状況を見る限りでは年収や勤続年数が原因で落ちたとは考えにくい。
また、借り入れの状況としてはローンを抱えてはいるものの、審査においてマイナスになるような種類のローンではないと言える。
さらに、クレジットヒストリーも良好で、毎月1万円〜20万円ほどの金額を1年以上に渡って遅延などが一切ない状況で支払っていた。
では、一体何故審査に落ちてしまったのだろうか?
審査に落ちた原因の考察
審査に落ちた原因として考えられるのは主に以下の3つだ。
- 複数カードの申し込み
- キャッシング枠
- 所有カード枚数
それぞれについて詳しく見ていこう。
理由1:複数カードの申し込み
審査に落ちてしまった原因として最も有力なのが複数カードの同時申し込みだ。
ENEOSカードに限らず複数のカードを同時に申し込むのは避けるべきで、最低でも6ヶ月ほど期間を空けて申し込むと安心だと言われている。
また、ENEOSカードは特に複数カードの申し込みを重要視しているようで、複数カードの同時申し込みが原因で審査に落ちたと思われる事例をよく目にする。
実際に筆者もENEOSカード以外に申し込みをしており、一方のカードの審査は通ったがENEOSカードの審査には落ちたという結果だった。
理由2:キャッシング枠
キャッシング枠は全てのカードの合計が重要で、年収に対しての割合で個人のキャッシング枠の総上限額が計算されると言われている。
おおよそ年収の3分の1が上限額とされるので、複数のカードを所持しておりキャッシング枠の合計が年収に対して見合っていない場合は新しいカードの発行が難しくなる場合がある。
筆者の場合は年収に対しての割合でみるとギリギリだったということになるが、ENEOSカードのキャッシング枠を0円にせずに申し込みをしたのも審査に落ちた原因であると言えるだろう。
理由3:所有カード枚数
所有しているカードの枚数が多い場合もENEOSカードの審査に落ちてしまうことがあるようだ。
ENEOSカードをあまり使わずにただ持っている人が増えれば、管理費などが発生するためクレジットカード会社にとってはコストになってしまうからだ。
筆者の場合はそれほど多くのカードを持ったいた状況ではなかったので、おそらく上述した2つの原因で審査に落ちたと推測される。
審査に落ちないための対策
以下ではENEOSカードを確実に手に入れるために、有効だと考えられる対策を紹介する。
また、ENEOSカードに限らず、以下の内容はクレジットカードの審査において重要なため、普段から気をつけておいて損はない。
複数カードの申し込みを避ける
基本的にはどんなクレジットカードも複数のカードを同時に申し込みすると審査にマイナスの影響が出る。
一度に申し込むのは1枚にしておき、できれば申し込みの期間も半年程度空けるのが望ましいと言われている。
また、ENEOSカードは特に厳しいようで、複数のカードを同時に申し込んだところ、他のカードは審査に通ったがENEOSカードのみ落ちたという事例もあるぐらいだ。
キャッシング枠をなくす
一般的にキャッシング枠は申し込み時に金額を選択することができるようになっている。
キャッシングを利用する予定がない人はキャッシング枠を0円で申し込むと良いだろう。
また、既に持っているカードのキャッシング枠もカスターマーセンターに問い合わせれば減額することができる。
早いうちに作っておく
カードによっては所有カード枚数が多い場合に審査に通りにくいことがあるようだ。
所有カードが多い=自社のカードがメインで使われない可能性が高いと考えられるからだ。
特にENEOSカードについてはカードの所有枚数が少ないうちに申し込んだ方が良いとされている。
また、日頃から使っているカードは別として、ただ持っているだけになってしまっているカードは、解約をするのも一つの手だ。
ENEOSカードのスペック
カードの系列:石油系
申込基準:18歳以上の方 ※高校生を除く ※未成年の方は親権者の同意が必要で、オンライン申し込み不可
石油系カードの中では知名度、人気度共にトップクラスのカードと言える。車に乗る方で、ENEOSでガゾリンを入れるという方であれば絶対に持っておきたい1枚だ。
申込基準は基本的に18歳以上と考えて問題ない。ただし、未成年の方の場合のみ「親権者の同意が必要で、オンライン申し込み不可」ということを覚えておいて欲しい。
ENEOSカードには3種類(S、P、C)のタイプがあり、それぞれ特徴が異っているが、審査基準という点では共通であると推測される。
初年度年会費無料、年一回の給油で翌年以降も実質年会費無料なのもうれしい。さらに、ETCカードを無料で発行できるのは強みだ。
ENEOSのガソリンやサービスステーションの給油以外での利用では1000円につき6ポイントが付与される。1ポイントは1円相当で利用可能なので、還元率に換算すると0.6%還元になる。
こんな人におすすめ
ENEOSでよくガソリンを入れる
ロードサービスが必要
無料でETCカードを発行したい
3つのポイント
・ENEOSでガソリン代が割引になる
ENEOSでの給油はガソリン・軽油代がいつでも2円引きに、灯油なら1円引きになる。ENEOSの給油に関してはポイントは付与されないが、ガソリン代が125円だとすると、2円引きで1.6%の還元率となる。
・ロードサービスが無料
エネオスカードはロードサービスが無料でついてくる貴重なクレジットカード。一般的な自動車保険に入っていれば付帯していることは多いが、人から借りた車やレンタカーなどの場合ロードサービスは通常ついていない。もし、ロードサービスに入っていない場合、レッカーなどを呼ぶと数万円かかってしまうこともある。もしもの時に備えて1枚もっておくと安心だ。
・選べる3つのカードタイプ
ENEOSカードにはあなたのライフスタイルに合わせて3つのカードタイプが用意されている。下記からあなたに合ったカードが診断できる。
ENEOSカード S
年会費 | 初年度無料 ※年1回の利用で翌年年会費無料 ※1,375円(税込) |
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還元率 | 0.6%〜 |
ETCカード | 無料 |