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dカード審査落ちはなぜ?ドコモショップの勧誘で審査落ちした体験談

ドコモ

ドコモユーザーにおすすめのクレジットカードとして知られているdカード。

携帯の料金支払いでポイントを貯めることができ、貯めたポイントを携帯料金の支払いに充てることもできる。また、最大1万円の「ケータイ補償」が1年間付くなど、ドコモユーザーにとってメリットが大きい。

dカードの申込は通常、手間のかからないウェブ申込がおすすめだ。ただ、ドコモショップで新規申込や機種変更などを行う際、dカードを勧められることもある。

しかし、ショップで勧められたからといって、必ず審査に通るというわけではないようだ。

実際、筆者はドコモショップで新規申込の際にdカードを勧められて申し込んだが、審査に落ちてしまった。

本記事では、一般的なクレジットカードの審査基準とdポイントの審査を照らし合わせつつ、今回の審査落ちの要因を探っていく。

詳しくは記事本文にて解説するが、筆者の個人事業主という属性と、直近の支払い遅延が合わさったことが大きく影響したと考えている。

dカードの特徴と申込方法

dカード

dカードは、NTTドコモが発行しているクレジットカードだ。

年会費は永年無料ポイント還元率は1.0%と高めの設定となっている。

ドコモの携帯料金の支払いでポイントが貯まるのが、ドコモユーザーにとってお得と言われる所以だ。

貯まったポイントはdポイント加盟店で利用できるが、ドコモ携帯料金の支払いにも充てることができ、ドコモユーザーにとって使い勝手が良い。

入会条件と審査基準

dカードの入会条件は、下記の通り。

  • 個人名義であること(法人名義では不可)
  • 満18歳以上であること(高校生を除く。未成年者は親権者の同意が必要)
  • 本人名義の口座を支払い口座として設定すること
  • その他NTTドコモが定める条件を満たすこと

これらの条件を満たしていないと、そもそもdカードに申込ができない。今回は当然、入会条件は満たしていた。

dカードは通信系のクレジットカードで、それほど審査が厳しいわけではない

実際、インターネット上でdカードの評判などを見ていると、専業主婦でも審査に通ったという話もある。

ドコモショップで申込

今回、dカードの申込を行ったのは、ドコモショップで勧められたことがきっかけだ。

ソフトバンクからNTTドコモへ乗り換えることになり、新規申込を行った際にdカードの勧誘を受け申込を行った。

dカードの国際ブランドはマスターカードVISAから選ぶことができる。

申込受付票ではマスターカードの方がおすすめとなっていたが、店員に確認してみたところ、VISAでも問題ないということだったので、VISAで申込を行った(マスターカードはすでに持っていたため)。

また、申込受付票には年収の記入欄がないが、携帯電話の購入と新規申込の手続き時に年収も申告している。

この他、運転免許証を提示して本人確認を行った。

dカード申込受付票の記入項目

取引を行う目的(ショッピング)

  • 生計費決済
  • 事業費決済
  • 生計費および事業費決済

職業情報

  • 職業等・副業
  • 個人事業者か否か

家族情報

  • 世帯主か否か
  • 生計を同一とする家族の人数
  • 配偶者の有無
  • 子供の有無
  • 生計維持費(同居する親/その他)

住まい情報

  • 住居の形態
  • 居住年数

勤務先情報

  • 勤務先名・所属部署名
  • 役職名
  • 勤務先住所・電話番号
  • 入社年月
  • 資本金
  • 従業員数

キャッシングリボ情報

  • キャッシングリボ希望枠
  • 海外キャッシュサービス希望枠
  • こえたらリボ希望枠

審査結果が出るまで

dカード申込時にドコモショップの勧誘により申し込んだからといって、必ずしも審査に通るわけではないことは聞いていたが、経験上、まず大丈夫ではないかと考えていた。

審査結果は申込の1週間後ドコモメールで通知された。ここで、残念ながら審査に落ちたことが分かった。

審査の詳細は問い合わせても答えてもらうことはできないので、審査に落ちた原因として思い当たる点を考えてみた。

dカード審査に落ちた原因

クレジットカードの審査とは、その人に支払い能力があるのかを量るためのものだ。

審査の厳しさはカードによって違うが、審査では大きく次の点が見られている。

  1. 安定した収入の有無
  2. クレジットカードの利用履歴
  3. 担保となり得る資産

今回の審査落ちは、(1)と(2)について審査に不利になる要因が合わさった結果だと考えている。それぞれ詳しく見ていこう。

安定した収入の有無

安定した収入があるかどうかは、申込時に書類に記入する職業情報家族情報、勤務先情報などから確認できる。

クレジットカードの審査では収入の高低よりも、安定した収入の有無の方が重視されるといわれる。

つまり、高収入でも自営業よりは、多少年収が低くとも正社員の方が、安定した収入があり、審査に有利ということだ。また、勤続年数が長い程、審査に有利ともいわれる。

当初、審査に落ちたのはこの点が原因かと考えていた。

筆者は個人事業主(自営業)であり、個人事業主になって1年程と、経歴が長くない。

しかし、専業主婦でもdカードの審査に通った話を聞き、この点は違うかもしれないとも考えた。

専業主婦やパートの兼業主夫など、本人に安定した収入がない場合も配偶者に安定した収入があれば審査に通ることがある。

筆者は個人事業主として収入があることに加え、配偶者は正社員で安定した収入がある。

そう考えると、個人事業主というだけで審査に落ちるということはないのではないだろうか。

クレジットカードの利用履歴

クレジットカード会社では、カード申込時に申請者のクレジットカードの利用履歴などを信用情報機関に問い合せ、審査を行っている。

信用情報機関には、他のカード会社のカードも含めたクレジット利用履歴、信用情報の問合せ履歴などが、過去5年分管理されている。

直近の支払い遅延複数回の支払い遅延大幅な支払い遅延などがあると、審査ではかなり不利になる。

また、直近で複数のカードへの申込を行うのも審査には悪影響だ。

この点で思い当たるのが、dカードに申し込んだ1カ月程前に支払いの遅延をしてしまったことだ。

メインカードとして使っている他社のクレジットカードなのだが、引き落とし口座への残高不足で支払日に引き落としができていないことがあった。

支払日の翌日にそのことに気づき、カード会社に連絡のうえ、督促状が来る前に入金を行ったが、支払いの遅延になってしまった。

ただし、それ以前に支払い遅延はない。悪質な支払い遅延は審査に響くが、この程度であれば大きな影響はないと考えていた。

しかし、この一点だけでは審査に落ちなくても、個人事業主になって1年ほどという点と合わせて、審査に不利になった可能性はある。

担保となり得る資産

担保となり得る資産は、申込時に記入する「住まい情報」から確認される。

自己所有の家であれば、万が一支払いができないとなった場合も、返済の担保とすることが可能なので、審査に有利に働く。

ただし、一律に有利というわけではなく、ローンの有無居住年数によってもその度合いは変わる。

また、ローンの有無や家賃支払の有無などは、安定した収入を確認する上でも影響する。

筆者の場合、賃貸で家賃支払いがあるため、審査に有利に働くことはなかったと思う。

しかし一般的によくある状況なので、不利になる点でもないと考えられる。

審査落ちの大きな要因

以上の考察から、今回dカードの審査に落ちたのは、個人事業主で経歴が1年ほどと短いことと、直近の支払い遅延が合わさった結果ではないかと考えている。

どちらか1点であれば審査に通ったのかもしれないが、2つの要素が重なったのがよくなかったのではないだろうか。

審査に落ちた場合も、支払いの遅延などがないように気を付けて、半年程時間を置いて申し込むと審査に通ることもあると言われる。

どうしても利用したいクレジットカードの審査に落ちてしまった場合は、時間を置いて再度試してみても良いかもしれない。

dカード以外でも、審査が気になる場合、審査に不利になる要素をなるべく減らすことと、複数の要素が重ならないように気を付けてほしい。

クレジットカードを作るなら独立前のほうが有利

前述の通り、クレジットカードの審査においては、個人事業主より正社員・公務員などより安定した収入がある職業のほうが有利だ。

そのため、正社員や公務員として働いており、将来的に個人事業主として独立などを考えている場合、作りたいクレジットカードがあれば先に作っておくことをおすすめする。

すでに個人事業主として働いている場合、法人や個人事業主に特化した特徴を持つカードもあるので、こちらも参考にしてほしい。

審査に問題がなければWeb申込のほうがおすすめ

ドコモショップでdカードの申し込みを行うと少なからず時間がかかる。審査が問題ないようであれば、基本的にはウェブから申し込んだほうが早くて簡単だ。

あらかじめdカードを所有しておき、ドコモショップでdカード払いを選択すると手続きが楽なので覚えておいてほしい。

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執筆・編集

オトクレ編集部

オトクレ編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカード情報をチェックし、記事を更新し続けています。

編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。

また、クレジットカードに関する情報収集のため、クレジットカード発行会社への取材・インタビューなども積極的に行い、生きた情報をお届けしています。

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