NEXCO中日本管内のSA・PAで、2026年12月1日から楽天ポイントとVポイントが順次使えるようになる。従来のdポイントと合わせて3種類の共通ポイントから選べるようになり、普段貯めているポイントを高速道路の休憩中にも貯めやすくなる。

NEXCO中日本のSA・PAで使えるポイントがdポイントから3種類に
NEXCO中日本と、SA・PAの商業施設を運営する中日本エクシスは2026年10月28日、NEXCO中日本管内のSA・PAで2026年12月1日(火)から「楽天ポイント」と「Vポイント」を順次導入すると発表した。同日、Vポイント側の三井住友カード・Vポイントマーケティングと、楽天ポイント側の楽天ペイメントもそれぞれ導入を発表している。
これまでNEXCO中日本管内のSA・PAで貯めたり使ったりできる共通ポイントはdポイントだけだった。12月からはdポイント・楽天ポイント・Vポイントの3つから選べるようになる。dポイントは引き続き利用でき、そこに楽天ポイントとVポイントが加わる形だ。
| 時期 | 利用できるポイントサービス |
| 従来 | dポイント |
| 2026年12月1日から(順次) | dポイント、楽天ポイント、Vポイント |
中日本エクシスが運営するNEXCO中日本管内のSA・PAは、東京・神奈川・静岡・山梨・長野・愛知などの中日本エリアに155拠点あり、飲食・物販店舗など600店舗以上の商業施設が展開されている(いずれも2026年10月時点)。中日本エリアの高速道路を使って帰省や旅行をする人にとっては、立ち寄る機会の多い場所でポイントの選択肢が広がることになる。
どのポイントも100円につき1ポイント、1ポイント1円で使える
貯まる率と使い方は、3つのポイントで共通している。お買い物の際に対象のポイントカードを提示すると、100円(税込)につき1ポイントが貯まる。支払額に対して1%相当の計算だ。貯まったポイントは、お買い物代金の支払いに使える。楽天ポイントとVポイントは、いずれも1ポイント=1円分として利用できると案内されている。
つまり、どのポイントを選んでも店頭で受け取れるポイントの率そのものに差はない。違いが出るのは「貯めたポイントをほかでどう使えるか」と「支払い方法との組み合わせ」の部分になる。
貯め方は会計時にポイントカードを提示するだけ
ポイントを貯めるには、対象店舗での会計時にポイントカードやアプリのバーコードを提示する。提示できるカードはポイントサービスごとに決まっており、楽天ポイントとVポイントは以下が対象となる。
| ポイント | 提示できるカード・アプリ |
| 楽天ポイント |
|
| Vポイント |
|
楽天カードを持っている人は、カード裏面のバーコードをそのまま提示できる。Vポイントはスマートフォンの「Vポイントアプリ」から使えるモバイルVカードに対応しているため、物理カードを持ち歩かなくても貯められる。
なお、ポイントの付与・利用条件などは、それぞれのポイントサービスの規約に準じる。
1回の会計で選べるポイントは1つだけ
3種類から選べるようになるといっても、複数のポイントサービスを同時に貯める、または同時に使うことはできない。会計時に提示するポイントカードは1枚に絞る必要があり、たとえばdポイントと楽天ポイントを両方提示して2重に貯める、といった使い方はできない。
ポイントで支払う場合も同様で、楽天ポイントとVポイントを組み合わせて1回の支払いに充てることはできない。複数のポイントを少しずつ持っている人は、SA・PAではどれか1つに集中させたほうが管理しやすいだろう。
全店一斉ではなく対象店舗から順次拡大
今回の導入は、NEXCO中日本管内のSA・PAにあるすべての店舗で12月1日から一斉に始まるわけではない。利用できるのは対象店舗のみで、対象店舗は12月1日から順次拡大する予定となっている。

楽天ポイントは約400店舗で順次利用可能に
楽天ペイメントによると、楽天ポイントカードが順次利用可能になるのは、NEXCO中日本のSA・PA内の約400店舗(2026年10月28日時点)だ。前述の600店舗以上という数字はSA・PA全体の商業施設の規模であり、そのすべてで新しいポイントが使えるわけではない点には注意したい。
中日本エクシスはこれまでも、電子マネー「楽天Edy」、キャッシュレス決済「楽天ペイ」、店舗送客サービス「楽天チェック」を導入してきた。今回のポイント導入で、楽天グループのサービスとの連携がさらに広がる。
店舗ごとに導入ポイントや開始日が異なる
店舗によって、導入するポイントサービスや利用開始日が異なる場合がある。ある店舗では楽天ポイントだけが先に使える、別の店舗ではVポイントの開始が後になる、といったケースも考えられる。また、一部ポイントサービスを利用できない店舗・商品・サービスもある。
対象店舗と開始日は、NEXCO中日本のSA・PA情報サイト(NEXCO中日本 SA・PA ポイントサービス導入店舗)で順次案内される。12月以降の早い時期に立ち寄る予定がある人は、目的のSA・PAが対象かどうかを出発前に見ておくと、会計時に戸惑わずに済む。
Vポイントは三井住友カード払いで決済ポイントも貯まる
Vポイントについては、ポイントカードの提示とクレジットカード払いを組み合わせられる。対象店舗でVポイントが貯まるカードを提示すると、ショッピングポイントとして100円(税込)につき1ポイントが貯まり、さらに三井住友カード(Vポイントが貯まるクレジットカードなどが対象)で支払うと、決済ポイントとしてもVポイントが貯まる。
決済ポイントの付与率はリリースでは示されていない。提示分と決済分を合わせてVポイントにまとめられるのが、三井住友カードを使っている人にとっての利点だ。
貯まったVポイントは、SA・PAの対象店舗で1ポイント=1円分として使えるほか、全国のVポイント提携先約16万店舗や、世界の約1億店舗のVisa加盟店でも使える(対面決済ではVisaのタッチ決済が利用できる店舗が対象)。SA・PAで貯めたポイントを、普段の生活圏で使いやすい点も特徴になる。
どのポイントを選ぶかは普段貯めているポイント次第
3つのポイントは、SA・PAで貯まる率(100円につき1ポイント)が同じだ。そのため、どれを選ぶかは「普段どのポイントを貯めているか」で決めるのがわかりやすい。SA・PAでの買い物は1回あたりの金額がそれほど大きくないことも多く、少額のポイントを複数のサービスに分散させるより、すでに貯めているポイントにまとめたほうが使い道に困りにくい。
dポイントを貯めている人は、これまでどおりdポイントを提示すればよい。楽天ポイントを中心に貯めている人や楽天カードを持っている人は、楽天ポイントカードやアプリ、カード裏面のバーコードを提示する選択肢ができた。Vポイントを貯めている人、三井住友カードで支払う人は、提示分と決済分をVポイントにまとめられる。
一方で、同時に複数のポイントは貯められず、対象店舗も順次拡大の途中となる。12月1日を過ぎても、立ち寄ったSA・PAの店舗で希望のポイントがまだ使えない場合がある点は押さえておきたい。















