DiDiモビリティジャパンは2026年9月24日、配車アプリで呼んだタクシーでなくてもキャッシュレスで支払い予約ができる新サービス「DiDi Pay」の提供を開始した。街中やタクシー乗り場でつかまえた流しのタクシーでも、乗車中に車内のQRコードを読み取っておけば、到着後はそのまま降りられる仕組みだ。
乗車中にQRコードを読み取り、到着後はそのまま降車
これまで配車アプリの事前決済は、アプリで呼んだタクシーに限られていた。DiDi Payは対応車両であれば、流しで乗ったタクシーにも同じ体験を広げる。
使い方はシンプルだ。タクシーに乗ったら、車内に設置された専用QRコードをスマートフォンで読み取り、乗車中に支払い予約を済ませておく。目的地に着いたら、財布を出したり現金を数えたりする手間なく、そのまま降車できる。降り際に「小銭が足りない」「カードリーダーの通信待ちで待たされる」といった、これまでのタクシーでありがちだった降車直前のもたつきが解消される。

なお、QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標である。
DiDiアプリがなくてもPayPayアプリで使える
DiDi Payのもう一つの特徴は、対応アプリの幅広さである。読み取りにはDiDiアプリだけでなく、PayPayアプリ、さらにスマートフォン標準のカメラアプリも使える。
特に大きいのがPayPayアプリへの対応だ。DiDiアプリをインストールしていない人でも、多くの利用者がすでに持っているPayPayアプリから支払い予約ができる。タクシーのために新しくアプリを入れる必要がない点は、キャッシュレス決済に不慣れな層まで含めて利用のハードルを下げる。日常的にPayPayを使っている人にとっては、タクシー料金の支払い手段が一つ増える形になる。
利用後の領収書はアプリからいつでも発行できる。経費精算が必要なビジネス利用でも、紙の領収書を受け取り忘れる心配がない。
提供は沖縄・大阪から、順次全国へ拡大予定
利用にあたって注意したいのが提供エリアだ。DiDi Payは現時点で全国どこでも使えるわけではなく、沖縄・大阪から提供を開始し、今後順次全国へ展開していく予定とされている。
また、支払い予約が使えるのはあくまで「DiDi Pay対応車両」に限られる。乗ったタクシーが対応していなければ従来どおり車内で支払うことになるため、現段階では対応エリア・対応車両が広がるのを待つ段階といえる。
初回利用は最大500円OFF、詳細はアプリ内で確認
DiDi Payを初めて使う人を対象に、最大500円OFFの特典が用意されている。期間は2026年9月14日から終了未定で、割引額は最大500円OFF、対象はDiDi Payを初めて利用する人となっている。キャンペーンの詳細や利用条件はDiDiアプリ内で確認する形だ。
DiDiは目的地と乗車地点を入力すると平均5分(2025年の全国平均。状況により前後する)でタクシーが到着する配車アプリで、全国40都道府県でサービスを展開している。アプリの累計ダウンロード数は2026年7月時点で1,200万を突破した。今回のDiDi Payは、これまで配車したタクシーに限られていたキャッシュレス体験を、街で拾う流しのタクシーにまで広げる試みといえる。














