最速1分で発行できるVisaカード「バンドルカード」を運営するカンムは21日、バントルカードが全国のセブン銀行ATMでQRコードを用いたチャージに対応したと発表した。
これにより、これまで対応していなかったセブンイレブン店舗でのチャージが可能となった。
ただし、リアルカードでのチャージは不可となっている。
スマートフォンアプリでATM側のQRコードを読み取ってチャージする形になる。
QRコードを読み取り、チャージ額を決定し、現金をセブン銀行ATMで入金することでチャージは完了だ。
なお、チャージに際して手数料や上限額は、これまでのチャージ手段と変わりない。
具体的には、以下の通りだ。
- 手数料無料
- 1回当たりのチャージ上限額:3万円
- 月間チャージ上限額:12万円
- 有効期限内のチャージ累計額:100万円以内
- 残高の上限額:10万円
また、本発表を記念して、バンドルカードではキャンペーンを開催している。
10月19日(金)までの期間中、セブン銀行ATMでチャージしたユーザー先着10,000名に、最大2,000円のキャッシュバックキャンペーンを行う。
チャージした順番に応じて即時キャッシュバックされる金額が変わり、1万人を達成すると順位ごとに追加の報酬があるといった形だ。
そのほか、詳しいキャッシュバック金額や参加方法はキャンペーンページを確認してほしい。
24時間365日チャージできるメリット
セブン銀行ATMでチャージが可能になったことは、バンドルカードユーザーにとって大きなメリットになる。
理由は2つあり、まずセブン銀行ATMの設置台数だ。
セブンイレブンが公表しているデータによると、2018年3月末時点でセブン銀行のATM設置台数は24,392台。
地域によってかなりの差はあるが、各都道府県へ均等に割り振ったとしても1都道府県あたり約519台は設置している計算になる。
ごく一部の店舗を除き、セブン銀行ATMは基本的に24時間365日チャージに対応しているので、全国どこでも24時間365日チャージが可能となった。
「クレジットカードを使わないチャージ手段」としては、非常に高い利便性を誇る。
セブン銀行ATMチャージ対応のメリットが最も大きいポイントでもある。
2つめの理由は「クレジットカードやネットバンキングを使わなくてもいい」という点だ。
バンドルカードは、2017年11月に発表したユーザーの利用状況を見て分かるとおり、若年層、特に10代の利用が圧倒的に多い。
2017年11月時点では25万ダウンロードだったが、その中でも10代のユーザーは6割を超え、20代~40代のユーザーは全部合わせても35.7%しかいない。
また、その10代のチャージ手段はコンビニチャージが圧倒的に多く、この点から見てもセブン銀行ATMのチャージ対応は理にかなっている。
これにより、バンドルカードのメインターゲットである「クレジットカードが作れない10代のユーザー」、あるいは「使いたくない20代のユーザー」がより便利に活用できるようになった。
バンドルカードのチャージ方法一覧
今回の「セブン銀行ATMチャージ」は、従来のチャージ手段と比べるとどうか?
バンドルカードでは10種類のチャージ手段が用意されており、中にはビットコインチャージまである。
まず、現金のみでチャージできる手段は以下の4つ。
- コンビニ
- 銀行ATM(ペイジー)
- ポチッとチャージ
- セブン銀行ATMチャージ
「ポチッとチャージ」は、チャージした金額を翌月に支払い可能な「後払い」手段。
この方法による限度額は2万円までで、前月の支払いを済ませた分だけ利用額が戻るという仕組みのため、使いすぎる心配もない。
今回はここにセブン銀行ATMが追加された。
続いて、クレジットカードや銀行口座など、外部の手段が必要なチャージは以下の通り。
- クレジットカード
- ネット銀行
ネット銀行は350を超える金融機関に対応している。
ネット銀行口座は未成年でも開設可能だが、10代の利用率は2%と非常に低い。
そして、携帯電話料金合算払いやそのほかの支払い方法は以下の4種類だ。
- ドコモ払い
- ソフトバンクまとめて支払い(一時停止中)
- ビットコイン払い
- ギフトコード払い
もっとも使いやすいチャージ手段は?
さて、この中でもっとも使いやすいチャージ手段は、18歳以上であれば「ネット銀行払い」、未成年であれば「コンビニ」および「セブン銀行ATM」が有力だろう。
実際、10代のコンビニチャージ利用率は83%、20代のコンビニチャージ利用率は56%と過半数を超えている。
また年代毎の利用率では、年代が上がるごとにネット銀行チャージの利用率も上がっているが、どの年代でもコンビニチャージは一定の利用率を誇る。
その点で言うと、「セブン銀行ATM」へのチャージ対応で新たにセブンイレブンでのチャージを可能にした点は非常に大きな利便性アップとなる。
利便性を高めたバンドルカードが今後も注目度を高めていきそうだ。
最終更新日:2019/07/10