17日、カンムはチャージ式Visaプリペイドカードアプリ「バンドルカード」にて、翌月末までの後払い方式チャージの「『ポチッと』チャージ」サービスを開始したと発表した。
従来は、コンビニなどで事前にチャージする方式のみだったが、「ポチッとチャージ」の登場により、クレジットカードのような使い方ができるようになった。
チャージ額は3,000円〜20,000円の範囲となり、1000円単位で即チャージが可能。チャージした分は、翌月末までにコンビニやペイジーを介して支払う形になる。
なお、チャージ回数に制限はないが、チャージ可能な合計金額(利用枠)は2万円までとなっている。
例えば、3回に分けて合計17,000円分チャージしたとして、4回目に5,000円チャージしたいのであれば前回のチャージ代金を払い、枠を空ける必要がある。
なお、支払いは1ヶ月に使った分を翌月末までに合算して支払うことが可能だ。
年齢制限なしで発行まで5分!
「バンドルカード」は、登録者数40万人を突破したチャージ式Visaプリペイドカードアプリ。
ダウンロードから5分程度で発行できるのが強みで、ネット専用のバーチャルカードのほか、アプリから申請することでリアルカードも発行できる。
リアルカードはバーチャルカードと残高を共有し、国内外のVisa加盟店で利用可能だ。
発行・利用は無料で、未成年でも発行できるため、クレジットカードを持てない中高生や、Visaブランドのカードを持っていないユーザーを中心に人気を博している。
チャージは1,000円から可能で、チャージ手段は今回追加された「ポチッとチャージ」のほか、以下のように一通りの方法が揃っている。
これまで、実質後払いができるのは、「クレジットカード払い」のみだったが、今回の「ポチッとチャージ」は、クレジットカードを持っていない層にうれしい機能追加だ。
だが、この「ポチッとチャージ」、気をつけておかねばならない点があるので注意が必要だ。
クレジットカード払いのほうが経済的!?
一見して便利な「ポチッとチャージ」だが、利用手数料には注意しておかなくてはならない。本サービスを利用する際の手数料は、以下の通りとなる。
「ポチっとチャージ」1回のお申込みにつき、以下の手数料がかかります。
3,000円〜10,000円: 500円
11,000円〜20,000円: 800円
引用:バンドルカードサポート
「ポチッとチャージ」で3回チャージするとして、最低でも1,500円の手数料が発生してしまう。
決して安くはないので、クレジットカードを持っているなら素直に使ってしまった方が経済的だ。
もっとも、本サービスによる「貸し倒れ」が起きるリスクはゼロではない。それを考えると、この手数料設定はやむを得ないのだろう。
au WALLETも「デビットカード」化
先日、au WALLETも決済時の不足金額を「じぶん銀行」からオートチャージして決済するサービスを開始した。
これによりプリペイドカードと「デビットカード」を併せ持ったカードになったわけだが、これに続いてバンドルカードも数あるプリペイドカードとの差別化がされる形となった。
安くない手数料を除けば、2万円までの「ツケ払い」サービスが、急な出費に助かるのは間違いないだろう。実際、そうした需要や「事前チャージが面倒」という声に応えて登場したサービスであるとも伝えられている。
チャージ式Visaプリペイドカードとして、一定の地位を築いたバンドルカード。今後も、ユーザーに寄り添ったさまざまなサービスを提供していくとしている。
最終更新日:2019/07/10