カードをすぐに作りたいけれど難しいという時におすすめなのが、1分で作成できるVISAのプリペイドカード「バンドルカード」だ。
審査や年齢制限がなく、クレジットカードが持てない未成年や学生でも利用できる点が大きな特徴である。
アプリをダウンロードしてコンビニなどで事前にチャージするだけですぐに利用可能。
基本ネットショッピングは利用できるのだが、中にはネット支払いでも利用出来ないケースもある。
ここでは、バンドルカードの使い方や使える店舗、使えない店舗について紹介していく。
バンドルカードとは
バンドルカードとは、アプリから発行できるVISAのバーチャルプリペイドカード。
実際のカードを発行することもできるが、基本的にはスマートフォンアプリ上に発行されたカード番号を利用して支払うことになる。
そのため、原則としてVISAのクレジットカード決済に対応したネットショッピングやアプリの支払いで利用する。
申込資格や年齢制限、身分証明書の提出が不要で審査がないため、親権者の同意を得ればクレジットカードが発行できない高校生や未成年でも作成することが可能だ。
年会費やチャージ手数料は無料だが、ポイントサービスは用意されていない。
プリペイドカードであるため、事前にお金をチャージして利用することになるが、後払いで利用することも可能だ。
バーチャルカード・リアルカード・リアル+(プラス)の違い
バンドルカードは「バーチャルカード」、「リアルカード」、「リアル+(プラス)」の3種類がある。
バーチャルカード
バーチャルカードはスマートフォンアプリで発行されるバーチャルプリペイドカードで、記載された番号を入力すればネットショッピングなどで支払いが可能になる。
しかし、バーチャルカードはアプリ上の仮想カードであるため、実際のVISA加盟店舗で利用することはできない。
リアルカード
実店舗でバンドルカードを利用するためには、発行手数料300円もしくは400円で発行できるプラスチック製のリアルカードを発行する必要がある。
リアルカードを利用すれば、チャージは必要になるが、クレジットカード支払いのようにカードを提示して決済が可能になる。
リアルカード+(プラス)
リアルカードの上位にあるのが「リアル+(プラス)」だ。
発行の際には免許証などの本人確認書類の提出が必要になり、発行手数料600円もしくは700円が発生するが、Visa加盟店のほか、リアルカードでは利用できないガソリンスタンドや宿泊施設での支払いが可能。
利用上限額も100万にアップするうえ、海外でのショッピングでも使えるため、クレジットカード機能に限りなく近いと言える。
ネットショッピング以外でも決済を行いたい場合は、アプリからリアルカードやリアル+の発行を申請しよう。
各カード特徴比較
バーチャル | リアル | リアル+ | |
---|---|---|---|
利用可能店舗 | VISA加盟店(ネットのみ) | VISA加盟店 | VISA加盟店 |
残高上限 | 10万円 | 10万円 | 100万円 |
月間チャージ上限 | 12万円 | 12万円 | 200万円 |
累計チャージ上限 | 100万円 | 100万円 | 上限なし |
使える店
カードの種類によって以下のように異なっている。
バーチャル | リアル | リアル+ | |
---|---|---|---|
ネットショップ | ○ | ○ | ○ |
実店舗 | ☓ | ○ | ○ |
ガソリンスタンド | ☓ | ☓ | ○ |
宿泊施設 | ☓ | ☓ | ○ |
詳しく見ていこう。
ネットショッピングサイト
バーチャルカードは、ネットショッピングに特化しており、「Amazon」や「楽天市場」など主要サイトはじめ、「AppStore」などアプリサイト、「メルカリ」や「フリル」、「ラクマ」といった若年層に人気なサイトや、そもそも代引きがない「Qoo10」などの海外ECサイトでも手数料なしで利用できる。
実店舗での利用にはリアルカードが必要
ネットショップでは、カード番号を入力することで利用できるため、バーチャールカードで十分だが、実店舗で使う場合には、カードのスキャンが必要になるため、リアルカードを発行する必要がある。
また裏技的な使い方として、スマホ決済アプリ「PayPay」などと連携する方法がある。これにより、リアルカードを発行しなくても、連携したスマホ決済アプリの加盟店(実店舗)で決済が可能になる。
使えない店は公共料金やガソリンスタンド、宿泊施設など
以下については決済手順の都合上、バンドルカードを利用できない。
- ガソリンスタンド(セルフ含む)
- 宿泊施設(ホテル・ロッジ)※ホテル内の飲食店も含む
- 携帯料金などの公共料金
- 定期支払い・定期購買(ニュース配信・受信料)
- 保険料の支払い(契約・プレミアム・通販)
- 高速道路料金
- 機内販売
- 特急券 ※暗証番号が必要な加盟店では利用不可
- 本人認証(3Dセキュア)の必要な加盟店
- プリペイドカードや電子マネー
ただし、バンドルカードの「リアル+」はガソリンスタンド、宿泊施設、海外を含むVisa加盟店での使用は可能。
また、カスタマーサポートデスクに問い合わせしたところ、宿泊予約サイト「じゃらん」などでオンライン決済する場合は、バーチャルカードでも使用できるそうだ。
「リアル+」を発行するほどではないが、宿泊予約をしたい際はぜひ活用してみよう。
ネット支払いでも定期支払・定期購読は利用不可
利用できないものの中で注目してほしいのが、ネット決済であっても「定期支払・定期購読」では利用できないという点だ。
理由としては、定期支払の場合、2回目以降の支払いでカードが使用できるか確認を行わず、そのためバンドルカードのようなプリペイドカードは残高足りなくなる恐れが出てくるからだ。
主要サイトで利用できないものは以下の通り。(一部)
- DMM
- マネーフォワード
- HULU
- NHK放送受信料
- Yahoo!ウォレット
- クックパッド
- ソフトバンクBB
- ソフトバンクモバイル
その他、以下のサイトでも、定期支払に利用することはできない。
- ARTIST SITE
- ASA新聞
- asahiネット
- AUCFAN
- BIC Wimax
- CAPCOM
- CHECKMATE
- CLUB DAM COM
- CRANK IN CONTENT SERVICES
- DONNA PLAY
- DRAMAX ARENA
- DTI
- D.U-NET
- E.G.family mobile
- EPOCH
- EVENTIFY
- EXILE MOBILE
- EXILE TRIBE
- FANS
- FC2
- FUJISAN.CO.JP
- Game ON
- HAPPY!MUSIC+
- Hi-Bit
- hi-ho サービス国際
- IIJ
- I.JTB CORP.
- KABUSHIKIKAISHIYA NETSUTO
- LINE ※iTunes経由でのお支払は可能です
- MF ONLINESHOP
- NTTデータ
- PG2online
- PIXIV
- radikoプレミアム
- SPS代表
- Tzarmedia
- U-Next
- WOWOW視聴料 (月額)
- YAMADA Air Mobile
- YAMAGUCHIJOUHOUSHIYORI
- アクアクララメトロサービス
- アクアクララレモン
- アクトビラ
- あすけん
- アメーバ
- あんしん生活パック
- あんしん生命保険
- いつもNAVI(its-mo Navi)
- イープラス
- ウィルコム
- えがお
- エース損害保険
- 大阪タクシー交友会協同組合
- オリコン
- オリコンミュージックストア
- オリックス生命保険
- ガステックサービス
- カドカワDC
- 角川デジタルコンテンツ
- カナコロ
- 株式会社東武商会
- かもめインターネット
- キグナス石油
- 京都市水道局
- グッドスマイル
- クラブホークス
- グローバルWiFi
- ケイオプティコム
- ケーブルテレビ、衛星放送
- コミックシーモア
- コミックフェスタ
- コミュニティーサイクル
- サミーネットワークス
- 四国ガス
- 静岡ガス
- スカイパーフェクトTV
- スルスルオンライン
- 西部ガス
- セカイモン
- 絶版漫画図書館
- ソニー生命
- ソニー損保
- 大京タクシー
- ダイレクト出版
- タクシーカードシステム
- ダスキン
- タニタ
- 中央電力
- チュウブケーブルネットワーク
- チューリッヒ生命
- ツタヤTV
- ツタヤディスカス
- ディズニーランドホテル
- 寺田倉庫 Warehouse
- 東邦ガス
- トヨタレンタカー
- ニコニコチャンネル
- ニコニコプレミアム
- 日経ID
- 日新火災
- 日本タクシー
- 乃木坂46 Mobile
- HAPPY!コミック
- HAPPY!動画
- 阪急キッチンエール
- 阪急キッチンエール九州
- バンダイチャンネル
- ビットキャッシュ
- ビデオパス
- 美的ラボ
- 広島ガス
- ファッションウォーカー
- フィールサイクル
- フジテレビジョン
- 富士瓦斯株式会社
- 富士通 Web-mart
- ブックパス
- ブランドプリペイドオーソリ
- プレミアムウォーター
- プレミアムウォーターアルファ
- フュージョン・コミュニケーションズ
- ベネッセコーポレーション
- ぽすれん
- 北海道ガス
- 北海道電力
- まんが図書館
- 三井住友海上あいおい生命保険
- 三井住友海上火災保険
- 民事法務協会
- モバオク
- ヤフービジネスサービス
- 山口情報処理センター
- ヤマダ電器モバイル
- 楽天コミュニケーションズ
- ラジコ
- リゾナーレ
- リンククラブ インターネットサービス
- リンクライフ
- レキオスモバイル
- ワイモバイルE
- ワイモバイルw
- ワイヤアンドワイヤレス
ただし、「NINTENDO ESHOP」など一部のサイトでは、Paypal経由で購入することで利用できるお店もあるようだ。
他にも利用が制限される店舗やサービスがあるので、バンドルカードのサポートサイトに掲載されているので確認しよう。
JRや私鉄など電車の定期券は購入できる?
バンドルカードの仕組みを考えると、同じ定期ということばがついていても、電車の定期券は購入可能。
定期券の購入は、購入時に金額が確定しており、通常の商品を買う場合と同じだからだ。
どうして使えない店が存在するのか?
バンドルカードはプリペイドカードという特性上、購入時点で売上が確定している必要がある。
例えば、ガソリンスタンドや宿泊施設では、利用後まで料金が確定しない。そのため事前にカードを使えるかどうか確認するため、1円の代金をカード会社と連携することになる。
本来であれば、その後正確な金額を連携することになるが、プリペイドカードではこの正確な金額の連携ができないという、決済の仕組み上の問題があるためだ。
定期購入購読の場合
定期購入の場合は、初回の引き落としは残高を確認するが、2回目以降は決済の仕組み上残高の確認は行えないようになっている。
そのため、プリペイドカードで定期購入を可能にしてしまうと、2回目以降では残高の確認なしに定期購入の処理が進んでしまうために、利用不可にしている。
同じ定期という言葉はついていても、定期券の購入はまた別の話で、こちらは1回ですべての請求が行われるため、通常の商品購入と変わらずに購入出来る。
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チャージ方法
バンドルカードは事前にチャージして利用することになるが、それぞれに上限額が設定されているのでしっかりと把握しておこう。
バーチャル・リアルカード | リアルプラス | |
---|---|---|
1回のチャージ金額 | 3万円 | 10万円 |
月間のチャージ金額 | 12万円 | 200万円 |
チャージ金額総額 | 100万円 | 上限なし |
120日間利用がなかった場合は、30日ごとに口座維持費として100円が自動的に引き落とされることになる。
カード残高が100円未満になると、カードが解約されて利用できなくなるため注意が必要だ。
バンドルカードの有効期限は5年間で、有効期限内にチャージ金額が上限の100万円を超えるとカードが利用不可となり、再発行が必要になる。
チャージや利用の際は十分に気をつけよう。
また、チャージ方法はコンビニ支払いやクレジットカード支払いなど、9種類の方法が設けられている。
以下に各方法を紹介するので、自分に合ったチャージ方法を選択しよう。
ドコモ払い
NTTドコモの利用者のみが利用できるチャージ方法。
通信にはWiFiではなく、ドコモの回線で接続している必要がある。利用料金はドコモの電話料金との合算払いになる。
チャージできない場合には、ドコモ側の上限額に引っかかっている可能性もある。
セブン銀行ATM
近くにセブンイレブンがあるのであれば、店舗内に設置されているセブン銀行ATMを利用することでチャージをするという方法もある。
セブン銀行ATMを操作すれば表示されるQRコードをアプリで読み取り、入金するだけなので簡単だ。
コンビニ払い(先払い)
コンビニに設置されてある端末で発見し、レジにて支払ってチャージを行う方法だ。
対応しているコンビニはファミリーマート、ローソン、サークルK、サンクス、ミニストップ、セイコーマートとなっている。
ギフトコード
iTunesカードやAmazonギフト券のように、ギフトコードを入力することでもチャージが可能。
クレジットカード(後払い)
VISA、Mastercardのクレジットカードからチャージすることができる。
ただし、3Dセキュアに対応しているカードでないと利用できない。
楽天カードをはじめ、チャージすることでポイントが貯まるクレジットカードもあるようだ。
ネット銀行払い(先払い)
全国の都市銀行や信用金庫のネット銀行口座からチャージも可能。
バンドルカードは350以上の金融機関に対応しており、支払先情報はバンドルカードのアプリ上に自動入力されるので手軽に支払うことができる。
銀行ATM(ペイジー)払い(先払い)
銀行ATM(ペイジー)を利用すれば、現金でバンドルカードにチャージできる。
この場合、コンビニATMではなく、銀行に設置されたATMを利用することになるので気をつけよう。
ドコモのケータイ払い(後払い)
NTTドコモユーザーは、バンドルカードへのチャージ金額を携帯電話料金と一緒にまとめて支払うことができる。
ただし、チャージ金額が5,000円以下の場合は300円、6,000円以上の場合はチャージ金額の6%が手数料となるため、注意が必要だ。
ビットコイン払い(先払い)
仮想通過ビットコインを保有している場合は、ウォレットアプリと連携することでチャージすることができる。
チャージ申請から20分以内に支払う必要があり、バンドルアプリで表示されたビットコイン金額と同額を指定アドレスに送信してチャージする。
若干の手間は発生するが、ビットコインを有効活用したい人にはおすすめだ。
ポチっとチャージ(後払い)
クレジットカードの後払い機能のようなもので、ポチっとチャージを利用することで、店頭に足を運ぶことなくすぐにバンドルカードにチャージを行うことができる。
現金の持ち合わせがない時や、近くにチャージするための施設がない場合など、ポチっとチャージでいったんチャージをしておき、後からそのチャージした分を支払うことができるようになるのである。
チャージした金額は翌月末までの好きなタイミングで支払いできるのもうれしいポイントで、その支払いもコンビニ、ネット銀行、銀行ATMが使えるため、不便さを感じることは少ないだろう。
ただし、ポチっとチャージを利用すると、1回ごとに手数料が掛かる点には注意が必要だ。
手数料は3,000円~10,000円のチャージで510円、11,000円~20,000円のチャージで815円が必要となる。
それなりに大きな額ではあるため、計画的に利用するようにしたい。
使い方
バンドルカードをネットショップで利用する場合は、アプリやリアルカードに記載されている16桁の番号を入力することで決済が可能になる。
支払い方法は「クレジットカード払い」を選択し、カード番号や有効期限、セキュリティコード、名義人(VANDLE USER)を入力して支払いを済ませよう。
実店舗の場合は、リアルカードもしくはリアル+をレジで提示すれば決済できる。
売上表に名前をサインし、控えとカードを受け取れば支払い完了だ。
利用できない店舗があるので注意
バンドルカードは審査なしで発行できるプリペイドカードで、高校生や未成年も気軽にネットショッピングで決済できるため注目を集めている。
アプリ上でカード番号を発行するバーチャルカードはオンライン上の決済でのみ利用できるが、リアルカードはVISA加盟店でも利用可能だ。
ただし、ガソリンスタンドやホテルなど宿泊施設では、通常のリアルカードでの決済が行えない。
これらの施設でもバンドルカードを利用したいという場合は、「リアル+」というカードを発行しよう。
手数料600円(税込)で発行でき、チャージ上限も上がるため何かと便利なはずだ。
ただ、「リアル+」を発行したとしても、公共料金や定期支払などは利用不可になるため、完全にクレジットカードと同じ機能とまではいかないようだ。
バンドルカードはチャージして利用することになるが、クレジットカードでチャージすればポイントも貯めることができる。
バンドルカードを賢く利用して、手軽に買い物を楽しもう。
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